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心の中にある草原に
乾いた強い風が吹いているので
雨を降らせてみました
大きな虹が架かかりました
心の中にある森に
細くて尖った枝が軋んでいるので
葉を茂らせました
多くの鳥がさえず ....
風が走る
土が舞う
水が震える
枝が軋む
風は思うままに
その力を誇示するかのように
押す力が押す力を加速させ
どこまでも走り通す
風が飛ぶ
森が揺れる
岩がずれる
波が ....
戦争を知らない子どもたちが
大人になって
大人の信用を知らない子どもたちが
大人になって
戦争を知らない子どもたちを知らない僕等は
髪の毛が茶色いと許されないなら
携帯電話を持つと許されな ....
いつも定められた電車に乗って
東の朝日を窓から浴びる
電車を降りれば
眩しかったことを忘れている
私がいる
いつも決められた時間割に沿って
前の黒板を席から眺める
授業が終われば
....
これが
自由というものなのですか
教室の机の中に
ゴミがいっぱいに詰め込まれて
誰がしたのと
言ったところで
全員が「知りません」
どうしてこんなことがと
思ったところで
全員が「わ ....
学校の校舎に
雨が流れてゆく
自然のままに
上から下へ
黙って教室から
外を眺める
雨は
流れるままに流れ
一日が終わる
自然は自然のままだから
自然がそうあるべきことが
正 ....
静かな夜のこの場所は
空の深さに包まれて
流れてゆくは秋の星
静かな夜のこの場所は
時の重さに包まれて
流れてゆくは秋の風
微かに響く虫の音が
今いる場所の道標
流れてゆくは秋 ....
今は昔、をとこありけり。
いとあやしき箱の詩歌の会にしげく通ふ。
投げ打ちたる文、すなはち返し給う局ありけり。
誰にか会はむと入りしかども、いらへなかり
ければ、つれづれなることを語るうちに、 ....
ぼくは詩を書きたい
その人の未来は
その人の運や才能ではなく
その人の意志で決めるものである
今日もまた
朝の散歩をしていると
意志に出会いました
それはどこからともなく ....
ぼくは詩を書きたい
歌は灯火 詩は心
自然に生あり 人に命あり
今日もまた
朝の散歩をしていると
あじさいに出会いました
今にも雨が降りそうな
暗い空の中
輝くものは鈍 ....
ぼくは詩人
時は自然に過ぎ
自然が時を過ぎ去っていく
今日もまた
朝の散歩をしていると
ほととぎすに出会いました
高い木の枝に止まったまま
ただじっと
遠くを見つめて
....
ぼくは詩人
幸せは時代によって
人によって大きく異なるもの
今日もまた
朝の散歩をしていると
無人販売所に出会いました
百葉箱みたいなものに
たくさんの野菜が入れてあって ....
ぼくは詩人
当然に気がつくきっかけは
ほんの些細な偶然である
今日もまた
朝の散歩をしていると
お地蔵さんに出会いました
顔はやさしく笑っている
出会った人にそっと
話 ....
ぼくは詩人
言葉の数が少なくても
通じ合える気持ちが大切
今日もまた
朝の散歩をしていると
桜の木に出会いました
その木の枝には一枚の紙が
結ばれていました
ほどいて見 ....
ぼくは詩人
素朴なものほど
そこに真実が
あるのかも知れない
今日もまた
朝の散歩をしていると
少女に出会いました
春に野に咲くたくさんの花々を
両手で抱えていました
....
ぼくは詩人
人への評価は案外
自分への評価なのかもしれない
それはぼくの見方
それはみんなへの捉え方
今日もまた
朝の散歩をしていると
作家に出会った
ぼくが詩人である ....
ぼくは詩人
自分の気持ちに正直に
なるべくそのままを伝えたい
それはぼくの信念
それはみんなへの信頼
今日もまた
朝の散歩をしていると
登校途中の少年に出会った
うつむ ....
ぼくは詩人
詩を作りたいがために
心の中に潜り込みたいがために
誠意を尽くす
それはぼくの光
それはみんなへの輝き
今日もまた
朝の散歩をしていたら
道の真ん中に1匹のネコ ....
ぼくは詩人
詩人であることに
プライドがあるわけでもない
それはぼくの情熱
それはみんなへの激励
今日もまた
朝の散歩をしていたら
老人に出会った
老人はぼくを見て
....
ぼくは詩人
綺麗な詩をいくつも創りだし
その詩をみんなの心の中に奏でることに
なんの苦労もない
それは自分の楽しみ
それはみんなへの喜び
今日もまた
朝の散歩をしていたら
....