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疲れいて午睡の妻の日焼けせし肌は日頃の伝道奉仕の

我妻よただ我妻よただ一人吾と共ゆき果つるまでもと

神に在り共に誓いて三十三年忘るまじその聖なる誓い
 吾も老人声をかくクリスチャン彼女も老齢ニッコリして

 身障者妻の勧めに近づけば一人ぽつねん笑顔にうなずく

 エアロビクス妻と通う62歳なぜか愛らしき姿をおえり
 乙女は恋を抱いて
 いつまでも生きてゆくかも
 
 少年はうち悩み
 走り出て 木をゆすり
 土を掘り返す

 娘と息子
 少年は6倍も悩むという

 今日は こうして詩をかく
 ....
暑さにも耐えて文月のペン習字

水撒きて二人腰掛け書を読めり 

緑葉の風に揺れいてつよき陽よ

風鈴のカタカタ鳴りて見回せり

汗ばみて紅葉のもとに坐り居り

真昼なり俳句を六っ ....
妻目覚め今朝は咲かずと朝顔が

ゆう暮れのふたりで麦酒の快楽

夜は更けて蟠りなきすずしき日
梅雨入りや紅葉の木陰秋海堂

二人してボランテァーや沙羅双樹

庭べにはさまざまな六月の花
妻が勤めに白い朝顔が初めて咲いた雨がしきりに降る

ドビュツシー前奏曲集静かな曲妻を想う悲しさを癒す

鎮めても後からわく不安あくなき心配人は空しきもの



電話線には雀が五六羽さわ ....
薄ら寒きベンチに座してビールとパンのささやかな昼餉

寒き朝駅に列車を待つときも心引き締め未来をみつむ

立派な書物さえ並んでおればそれだけで書斎は良く見える

駅に向き歩き来たれば傍らに ....
神様は湧出したという説が

初めての女征夷大将軍

こうなるとこれから先がわからない
再び人生を問う   

整理する本棚にみる妻の本ほのぼのとした明るいおもい

オールド・ファション・シボレーが走るハバナの側堤を

夜のキャバレーの黒人歌手みんな独りよがりで生きているのさ ....
詩と詩論(2)




:*横瀬夜雨について

 プラトンが言っているのですが。哲学は学習できるものではないとね。詩もそう言うことができるのではないかと。この詩人は生涯廃疾の身、つまり体 ....
髪を短く妻は刈った前とちがってちょっと残念だった

妻が勤めに見送ったさびしい体操をして元気をつける

また妻と二人西武百貨店に行って喫茶で話しをしよう
面白人生講話(5)

 今日は体の調子がよい、よく眠れたし良い夢を見た。まあ幸福といえるので、幸福に就いて書いてみることにする。勧めてくださった方が居られたので、そうするのである。
(1)でも言 ....
紅葉の木鳩去りゆきて淋しげに風にゆらるを座りて見る

山峡の湖水の絵を見て妻と共これを買いたる頃をおもほゆ

本棚の隅を占めいる「ユダヤ戦記」ヨセフスの著苦しみに満つ
玄関の椅子に座りて黙すればまた空しさを思いみるなり

鳩の居る庭の紅葉に目を移しわれが空しき鳩なおむなし

雛にえさ与うる鳩の姿にも生きる力を見出さむとしては
 あまりにも懐疑的な人が今の世には多いのではないか。小さい頃、多分太平洋戦争中であつたと思うが、「人を見たらドロボーと思え」ということを誰ともなしに聞いた覚えがある。
そうかもしれないなと思ったが、 ....
疲れてるけど可愛い妻よわが鳩よ福井の海の一夏の日に

わが心じっと離れぬこの家に妻よいつまでもいつまでも

きみがため歌を書く机のうえに花の写真と僕のなみだと
青葉の日プロコフィエフ午後一時

詩が好きで詩学が好きでもみじ緑

近江富士まさおな琵琶湖子と共に
朝八時表の庭に出でてみれば雲間草光の中に咲き咲きにけり

妻と子とともに砂丘に立つ未来は知らずはるかな海望み

わが心の思い誰に伝えん憎しみと愛と無知

人人人の塊大阪津波でみんな死ぬなど ....
「無為自然、苦しみて、苦しむこともなく」

 見渡すかぎりの畠また畠
単線の列車がこの田園の町にも、日に二回やってくる
沢山のトンネルをくぐって、昔は蒸気機関で
トンネルに近かずくとボーボー ....
手帳に記されていた歌
批評子


黒き髪妻は鏡を見入るなりわれは灯火に書を見つつ

見上ぐれば肥えた雀が並びけり春の弥生の散歩道

銭湯や男女子供の出入りして湯気の匂いのほのかにするも ....
「妻と一日(ひとひ)を」 批評子

書を整理植木刈り込み春うらら妻と一日を過ごしたりけり

山の湯の朝七月も末静かに妻と出立を待つ

 ....
三つの詩に共通するものetc.(3)― バイオセンサー たける・kaz・山崎 風雅の詩

今日取り上げた詩3つはどれも共通した問題を提起している。よく言われる現代人の疎外であるように思う。
 ....
★そんな毎日
恋情に就き密かに書き綴ったらしい。文章は作者の手を離れると独り立ちをするという、詩も例外ではない。
 新しい時間を目の前にしたとき
こどものように泣いてしまったら
そこからど ....
 三つの詩を読んで
 現代詩フォーラム、を初めて訪れた。わたしは詩をかなり書いた。なにか詩を書くことに飽きたらず、他の人の詩をもっと見ようと思った。それで自由詩の欄を開いてみた。ポイントの入っている ....
るかさんの生田 稔さんおすすめリスト(25)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
眠りいる妻をみて- 生田 稔短歌211-7-12
日曜の教会- 生田 稔短歌311-7-10
- 生田 稔自由詩5*08-11-12
暑き日- 生田 稔俳句108-7-12
朝夕- 生田 稔俳句208-7-9
梅雨入り- 生田 稔俳句208-6-22
白い朝顔- 生田 稔短歌7*07-7-10
手帳に記されていた歌(2)- 生田 稔短歌5*07-7-8
こうなると- 生田 稔川柳207-7-5
再び人生を問う- 生田 稔短歌5*07-7-4
詩と詩論(その2)- 生田 稔散文(批評 ...3*07-7-4
さびしい- 生田 稔短歌507-7-4
面白人生講話(5)- 生田 稔散文(批評 ...1*07-7-2
鳩去りゆきて- 生田 稔短歌607-6-27
一日を終えんとして- 生田 稔短歌6*07-6-20
面白人生講話(3)- 生田 稔散文(批評 ...3*07-6-18
妻三首- 生田 稔短歌607-6-12
青葉の日- 生田 稔俳句7*07-5-22
いつものように- 生田 稔短歌8*07-3-30
無為自然、苦しみて、苦しむことなく。- 生田 稔散文(批評 ...3*07-1-26
手帳に記されていた歌- 生田 稔短歌407-1-10
妻とひと日を・・・・・- 生田 稔短歌3*07-1-5
三つの詩に共通するものetc.(3)—_バイオセンサー_たけ ...- 生田 稔散文(批評 ...806-12-22
三つの詩について(2)ー「そんな毎日」・「遠雷」・「靴下売り ...- 生田 稔散文(批評 ...306-12-21
三つの詩を読んで- 生田 稔散文(批評 ...406-12-20

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