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コンセントから漏電した原色の((わすれないで))はフィクションとなり



       凝固剤の足りない夜の水槽で泳ぎも歩きもできない会話 


壁 ....
穴の夜に可憐な花を引きちぎる 心の底から憎まれたくて


『やさしさ』という字はとても丸いのでやわらかなものと誤解していた


ワンピースに西のワインがふりかかる とれない染みに焦がれど、 ....
標識は海それだけを手がかりにギアはトップで{ルビ夏風疾走=サマーラナウェイ}

かざなぎでアクアスカイに叫ぶとき見えていたんだ白きクラック

無人駅いつから来ない夢列車ココナツの浜 ....
・・



「プロローグ・夏」


風が吹く渚できみと見たものは プロローグ「夏」シャインドリーム

楽園と示す標は傾いて君へとむかう(アイタイキモチ)

駆け抜けろ渚通りは ....
I miss you 呟いてみる午後三時アールグレイに満たされてゆく


木苺のタルトをさくりとかじるときグレーテルの声が聴こえた


空白の手帳に記す明日もなくガトーショコラはほ ....
短冊の白まぶしくて愛の字を書けないままに無地で結んだ


黄色がいい君が選んだ一枚は願いじゃなくて歌をつづろう


霧雨に耐える紙縒(こより)が話さない青の祈りは「海にあいたい」
 ....
君は咲くシャインシャワーを跳ね返しこの瞳(め)に映る空を抜き取る


トリップは三秒前にも戻れないホワイトアウトに踏み外す足


陽炎のウラ見え隠れする噴水は見慣れたはずの街の ....
「一番星はどこに」


風薫る陽だまりの中少女跳ね触れようとする新しい夏

どこへでも吹くなら吹けと夏風に弾む心と手に入れた恋

この海はいつかあなたと出逢う海一番 ....
  宇治橋

夕霧にかすみつ渡る面影に
露けき花の色が重なる―――

  観月橋

しめやかに
欠け満たされぬ夕月の
心を以ってなぞる君の名

   ....
  「アリュール」

{ルビ汚=けが}れならば五月雨川に流せりと誘ふその手は{ルビ梔子=くちなし}に似て


  「ブラック」

黒髪に触れし指先奏づるは重なる肌のあつき旋律
 ....
まぼろしか白夜の夢に君を抱く 鼓動ひととき重なりて、泣く

時を打つ鐘の音色も{ルビ夜=よ}の色も白くまどろみ繰り返す「恋」

白夜なら大地もぬくもり忘れずにいるから今宵は許しあお ....
照り焼きテロ焼きミディアムレアで死体満開満漢全席。



隣人人参みじん切り!混ぜれば解らぬハンニバル・ハンバーグ。



締め鯖みそ漬け塩焼きムニエル ....
ひとりぼっちの教室から見上げるきみはどうしてそんなに青いの、




背高草。
飛び越え飛び越え高くなれ。
もっと誰よりきみよりも。


お腹が空い ....
悪い子は見つからないパパにもママにも見つからないぼくは悪い、






押し入れの中は宇宙だから漂う星たちは涙じゃない。



膝を抱えて星座に ....
出木杉くんが主役だったら「おはなし」にならないのび太はのび太。



おまえの悲しみはおれのものだからなんでも言ってくれ剛田武。





ヒロイン ....
ひとつのポケットにふたつの手を入れあたたまったふたり雨の日。




雨の日にはくりくりになる。
きみの髪くりくりするのが好きだった。


怒られるの ....
黙っているだけで、
聴こえてくるよ。
こんにちはこんにちは。
ことばさん。






道路工事の音リズミカルどどどどどど土曜日にはしないでね。
 ....
地球の重みも痛みも我に極まれり重力うなぎ喰らう夜。



蛍光灯冷蔵庫テレビハードディスク高周波四重奏団。




冷蔵庫に入れた頭痛を被り耳鳴りやり ....
積もる話もあろうから雪が止むまで話そうか暖まろうか。





「きみからふって、
 ぼくからつもった。」
そんな雪の日だったね。
別れの日。

 ....
キミを愛してるの「ミ」はきっと"E minor."
どれからはじめる?。
ドレミから?。




砂浜に、
五線譜引いて、
別れた ....
傷口に口づけ。
(塩を舐めて、)
どれぐらい痛くして欲しいの。






沈黙には沈黙。
出したくなったら出してもいいのよ。
口の中。


 ....
水面の戯れ水紋の喘ぎ。
乱れる波、
果てるを知らず。


満たされし満たされぬ果て、
月に焦がれて肥ゆ波高く。
悲しの海。






別れ ....
うにゃーとか
ごろにゃんとかで生きてみたい
そう云うあなたはナマケモノ



ハイエナが
悪者だなんて酷すぎます
一生懸命生きてるんです



ラブレター食べさせられても困りま ....
不確かな憂鬱が胸を撃つ。
交差点に逃げ場はない。
誰にもだ。






長靴を履いて雨の上を歩く、
いつもこうやって泣いているの。



 ....
雲は遅刻したけれど青空は遅刻しなかった晴れのち曇り。



曇のカーテン薄いから、
向こうが透けて、
青い影。

ぐうん空魚が、



ほわわわ ....
密売人から買った野良月に嚼まれた傷口からはひかりが、

躯がひかりで満たされてゆく。
おれの中であの月が満ちてゆく。



血管も骨も細胞も脳も眼球も、
 ....
「雪の音階」


舞う羽の静かな音こぼれるよう
  手のひらの中で羽化した希望(のぞみ)

こんこんとこころに積もる雪の下
  あなたが埋めた種が芽を出す



 ....
見知らねど行き着く場所はここにある
  夢見て君を連れた北国


いつのまにか眠った僕の携帯に
  隣の君から夕陽の小樽


真綿色の雪があまたの恋に染み
  冷たい北の印 ....
帰ります、とメールをしてきた君が向こうから全力疾走で


君の重さを受け止める。お姫様抱っこ?もう少し痩せてからね


人ごみに紛れこむとどうして私だけがここにいないんだろう

 ....
発掘した漫画おもしろ過ぎて続きを探して掃除続かず。




「あそこに手が届く?。
 わぁ!足も届くんだ!。
 すっごいねー。」
おだてられました。

天窓 ....
かおるさんの短歌おすすめリスト(71)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きみは東京に住んでいる- 簑田伶子短歌25*08-2-13
穴の夜に- 石畑由紀 ...短歌3508-2-10
「サファイアン・サマー」- Rin K短歌21*07-7-25
■共同作品■楽園で抱いた星の名は・- Rin K短歌21*07-7-18
おやつの時間- 落合朱美短歌1507-7-13
ごしきの短冊- Rin K短歌31*07-7-8
白昼夢- Rin K短歌13*07-7-1
■共同作品■_絵日記- Rin K短歌16*07-6-30
京都八ツ橋- Rin K短歌35+*07-6-23
パルファム- Rin K短歌32*07-6-9
白夜- Rin K短歌22*07-5-24
「_あら…かると?。_」- PULL.短歌4*07-5-20
「_草原の教室。_」- PULL.短歌6*07-3-30
「_押し入れの中は宇宙。_」- PULL.短歌13*07-3-13
「_ドラえもんだってつらい。_」- PULL.短歌9*07-3-12
「_雨後のふたり。_」- PULL.短歌14*07-2-18
「_おやすみさん歌。_」- PULL.短歌9*07-2-16
「_無音弦。_」- PULL.短歌7*07-2-12
「_春待草。_」- PULL.短歌4*07-2-10
「_きみへのミ。_」- PULL.短歌5*07-2-8
「_っくす、のきずぐち。_」- PULL.短歌4*07-2-8
「_水交。_」- PULL.短歌10*07-2-7
たまには炬燵で寝たいんです- 士狼(銀)短歌21*07-2-6
「_くつはいつもはだし。_」- PULL.短歌7*07-2-6
「_晴れのち曇りで、さんさんさん。_」- PULL.短歌8*07-2-3
「_狂月病。_」- PULL.短歌4*07-2-2
■共同作品■_冬幻郷(とうげんきょう)- Rin K短歌27*07-1-31
北国にて- Rin K短歌18*07-1-13
いつか虹を- たもつ短歌1907-1-3
「_おそうじですか?もけけけレー。_」- PULL.短歌3*06-12-30

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