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日暮れ時
蜜を求めて飛ぶアゲハが
自殺した美しい女達の
芙蓉のような人魂に迷い
燃えて無くなってしまった

いかに美しくても
幸せになれなかった
業深き女達の
貧しい平等

鱗粉 ....
桜の花を消した緑の炎
丘の上で震える
5月
雲は海に溶けて
この青空にはない

良い匂いのする風

僕を動かしている
レモン
レモン
また一枚
シャツが脱がされていく
5 ....
疑問があります

人間は本当に
サルから進化したのでしょうか

とても疑わしい

せめて現代のサルが
類人猿になるところを
目撃できたなら
納得も行くのですが

放っておいたら ....
芝生の生い茂った
小高い丘のてっぺんに
池がありました

そのほとりに
風車のように
クルクルと回る
赤い花が咲いていました

その花を見ていた僕は
淋しくって
淋しくって
思 ....
修学旅行で長野の永平寺に行った
若い坊さんが
俺たちのホストだった

晩御飯を食う前に
「いただきます。」
て何をいただくか知ってるか
奴は得意げにそう言った

そんなネタ俺は知って ....
溶かした夜を流し込んで
ゆっくり固めた
冷たい道路

消えそうな
ヘッドライトだけを頼りに
僕は走り続ける

気づいてしまった

昼もまた夜で
光もまた闇だと

月も星も
 ....
秋の空の
その
一番遠い所で
蒼く揺れていた
あこがれ
片思い

好きだった
だけど
決して
口に出して言わなかった

そばにいるだけで
よかった
それで充分

会って ....
秋が来て
少し硬くなった
夜と言う果実

その表皮を
ゆっくり
ゆっくりと
冷えたナイフが
削り取っています

水のような風が
ダイアモンドの粒を
吹き上げながら
刃先へと運 ....
8憶光年離れた所から
昼寝中の僕の所へ
死んだ母親がやってきた

わざわざ
「もう、あなたのことを守れない。」

言いに来たのだ
天井に映る暗い顔

約束が違うな
思いつつ
 ....
溶鉱炉で白熱する
脳髄
掬い上げれば
途端に
灰色の唄が

始まる
始める

歯で噛む
歯応えの無い
灼熱
一オンスの光る肉

歯も溶けているし
口も無いから
大脳皮 ....
秋葉竹さんのゴデルさんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
美人魂- ゴデル自由詩7*19-6-23
5月- ゴデル自由詩4*19-5-7
素朴な- ゴデル自由詩3*18-12-4
赤い花- ゴデル自由詩4*18-11-29
いただきますの永平寺- ゴデル自由詩5+*18-11-26
ひとの道- ゴデル自由詩5*18-11-3
あこがれ- ゴデル自由詩6*18-10-30
夜_- ゴデル自由詩7*18-10-23
約束- ゴデル自由詩3*18-10-19
メルティーブレイン- ゴデル自由詩2*18-10-18

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