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横断歩道の
真ん中辺りで
立ち止まる
逆行が背中に
突き刺さって
立ち止まる
誰にも気付かれず
すれ違っていく
自動販売機の
真横に立って
空を見上げる
夕日が瞳 ....
三日月の夜にだけ零れ落ちる
月の雫を浴びた花のことを
この地では月花と呼ぶ
その花を煎じて作られた秘薬は
古くから健康長寿の源として
月夜の民に親しまれてきた
真面目に働き旅人にも ....
立ち入り禁止のビルに忍び込んだ真夜中
インスタントラジオからの呼び声を頼りに
僕達は星が一番近くで見える屋上を目指した
星座の名前なんて何一つ知らないままで
手すりから身をのりだして大声で ....
背中を向けたまま返事をしたのは
嫌われた方がいいと思ったから
勝手な男だと怒っているだろう
そのうち忘れてくれたらいい
惚れた女を幸せにするための方法が
これ以外に思いつかなかったんだ
....
終着駅の空に落陽
飛び立つ鳥と広がる闇
古びた映写機は回り出し
遥かな旅路を振り返る
安寧の中に潜む幸福と
悲愴の陰に佇む光明と
忘却の底に煌く情景を
僅かな ....
知らない人だらけの教室の中で
周りの会話に耳を傾けていた
誰か話し掛けてこないかな
友達ができたらいいな
一人きりで弁当を食べながら
周りの会話に耳を傾けていた
誰か話し掛けて ....
切り落とした無数の黒髪が
浴室の床に散らばっている
鼓膜の真横から聞こえてくる
二つの刃物が擦れ合う音
例えるならば泡
閉ざされた水槽の底から
少しずつ浮かび上がってくる
泡 泡 ....
たくさんのしあわせをありがとね
かかえきれないほどありがとね
つたえきれないかんしゃのきもち
のこさずぜんぶきみにあげる
そばにいてくれてありがとね
つないでいてくれてありがとね
おか ....
雨上がりの街を歩いた
露出の多い服が肌寒く
季節の変わり目に吹く風が
取り残された私の体温を奪う
抱きしめられた温もりも
シャワーの後の優しい時間も
たった一言で嘘に変わっていく
ふ ....
秋葉竹さんの1486 106さんおすすめリスト
(9)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
トランスルーセント
-
1486 106
自由詩
21+*
18-11-2
月花
-
1486 106
自由詩
9*
18-10-25
タキオン
-
1486 106
自由詩
2*
18-10-23
アディオス
-
1486 106
自由詩
2*
18-10-22
常久
-
1486 106
自由詩
5*
18-10-21
風使い
-
1486 106
自由詩
5*
18-10-20
シオマネキ
-
1486 106
自由詩
7
18-10-18
いっぱいいっぱい
-
1486 106
自由詩
2
18-10-15
水遊び
-
1486 106
自由詩
5
18-10-14
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