煌光
三月雨



深夜に隠れて朝を思う

枯れた木立と敷き詰めた紅い葉
ようやく落ちた夕日を
ひっくり返して真昼を思う

朝目覚めて感じる喉の渇き
差し込む光を布で押し退け瞼を閉じて夜を思う

あの日あの時二人だった時間を

思っては、想っては、






自由詩 煌光 Copyright 三月雨 2018-11-03 02:29:29
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