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あれは化石の街だった
すべてが固まって
ぼくは言葉を失ってしまった
ある漁師は寡黙に作業をしている
ラーメンを啜りながら
海辺の波をみたら
視界は空を広げ
腕の血管のボルトを力いっぱい絞 ....
生まれたら
かならず死はやってくる
苦しくても
痛くても
恐れることはない
再生される生命に
大きな夢を抱き
それを知ったなら
幸せはやってくる
一人で生まれ
一人で死んで ....
ブラックホールに吸い込まれた
星雲は
真新しい宇宙に出現し
新世界を構成する
ぼくは永遠列車に座り
真っ赤なリンゴを抱え
星巡りの歌を歌い
失われた友を待つ
ぼくが来世に生まれ ....
幼い頃から
ぼくは時計が大好きで
何時も秒針を眺めては
朝日に光る産毛の中に
満足を覚えていた
117の電話を聴いて
今も正確さに
その美しさを享受している
多分ぼくは前世にお ....
明日ぼくは
アンドロメダに向かって飛んでゆきます
幼い頃からの夢を叶えるために
サヨナラは誰にも言いません
何故なら
ぼくたちは何時までも一緒に居るからです
何処にいても一緒にいる ....
ぼくは雨になれるのかな
晴れになれるのかな
曇りになれるのかな
花を咲かすことができるのかな
実を結ぶことができるのかな
部屋の隅に蹲り
未来予想図をなぞってみた
時計の秒針がコ ....
生まれてきて
その時に寿命を告られ
生きてゆく
それは秋の日に感じること
冬が来る前に
毎年告げられる言葉
来年も生きていられるのか
誰も知りはしない
もうすぐ正月がきて
....
待っているのは死
生まれては死に
また生まれかわるる
輪廻をどれだけ繰り返したら幸せになれるのか
知ったかぶりの森羅万象を
静かに受け入られるのは何時の日か
嗚呼 時計だけが秒針を ....
眠れなくて
眠れなくて彷徨う廊下を
深海魚のように
喫煙室で夜が明けるのを待ち
ぬるい珈琲を啜りながら
紫煙を燻らせ
刹那の夢に溺れては
覚醒の痛みを繰り返す
孤独という麻薬は ....
深い
深い水底に
白骨と化した彼は
舵輪を握り締め
遠くを見据えながら佇んでいた
時折深海魚が目の前をゆらゆらと通り過ぎ
彼の頭蓋骨が優しく頬笑む
艦長は静かに椅子に座り
今は ....
ナンモナイデスさんのレタスさんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
海路
-
レタス
自由詩
3
17-9-6
生命
-
レタス
自由詩
3
17-3-7
賢治のオマージュ
-
レタス
自由詩
13
17-3-2
久遠
-
レタス
自由詩
10
16-12-28
彼方より
-
レタス
自由詩
5
16-12-12
明日
-
レタス
自由詩
9
16-11-27
晩秋
-
レタス
自由詩
4
16-11-4
死書
-
レタス
自由詩
3+*
16-10-29
深夜病棟
-
レタス
自由詩
4
16-10-28
水底のアダージョ
-
レタス
自由詩
3
16-10-26
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