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ものくろの
ばくが
ひとり
つきのね


はんでいる

口吻は
たゆまず

うごいている

わたしはそれを
みつめながら

しゃざいの ことば

くちにする
 ....
朝の茫洋

手にそぉっといきをふきかける

そのまま中指の先から

手のひらのしわ

手首のつけねの辺りまで


息のゆきばをうねうねさせる

うねうね

うすいてのひら ....
「風鈴泥棒」
「後天的盲点」
「金魚玉で蹴球」
「スライム時計」
「りさいくるらう゛」
「誰にきかせるでもなくうたう詩」

「惑星の生る機」
「疾走する海栗」
「逃げ出す三味線」
 ....
はろー
はろー

今日は何度かなー

はろー
はろー

OK

平熱だね

はろはろー

あしたもいっしょだといいね

はろーっ
はろーっ

はろーーーーっ

 ....


 声を潜めて

 雨と歌う

  からからわれた

 囁き声は

      ひくく
 
        ひくく 

 こぼれおちてく

 すきまだらけの

 ....
どーなっつを

左手に二つ
右手にひとつ
わしゃわしゃくってるきみに

たべすぎじゃね?

っていったら

なんでー?
穴開いてるしー。
だいじょぶっしょ。

っていうから ....
なつくさを

くさかりしながら

じぶんのこころも

ちょっとかりこんで

さわさわと整える

刈ったぶぶんは

お日様に干して

お月様の光も吸わせて

冬に着るふと ....


うたが



   らら  ら

うたが聞こえる



静寂のみが記された

らら ら

  白紙のページに埋もれた夜に

   ....
ぱちん

くうきがはじける

つたわるのは ち か ら

ぶぅん

なげきがくすぶる

だいしょうは す う じ


きりとられたなみだは

とてもきれいにかがやいていて ....
青く澄んだ空のてっぺん
ぐるりとめぐるひかりの輪
きらきらまわる浅い淵から
湧き集まってくるあわい雪
それはまるであぶれた幸せ
そらにひろがるこぼれた幸せ
ひらりひらりとまいながら
くる ....
PULL.さんのかぜきりさんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
つきのねのあじ- かぜきり自由詩2*05-10-12
うねうねしてみる- かぜきり自由詩1*05-9-18
「言葉とことばの阿弥陀くじ」- かぜきり自由詩1*05-9-9
どしー。- かぜきり自由詩1*05-9-7
浸水- かぜきり自由詩6*05-8-29
どーなつ- かぜきり自由詩5*05-8-12
くさかり- かぜきり自由詩11*05-7-22
くらげ- かぜきり自由詩10*05-6-8
テぃーヴぃー- かぜきり自由詩2*05-5-4
はっこうたい- かぜきり自由詩4*05-3-29

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