十八夜
とうどうせいら

君はあっちを向いているよ。
なぜ あっちを向いているのか私は知らない。

君は何か考えてたよ。
何を考えてたのか 私はわからない。

でも 背中を合わせて
私はこっちを向いて
君と一緒にいたりするんだ。

向かい合わせになるのは
甘栗の皮を
二人で剥いて
食べる時だけ。


自由詩 十八夜 Copyright とうどうせいら 2005-09-09 16:34:19
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