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噛み砕いたライトスピカは
超高速で
唾液と絡み

一輪が燦然
とした
百合のように

美しく

僕の胃の中へ消滅していった
挟間を飛ぶ鳥
強い光と炎で焼き切られ
もはや色彩不明
それでも囀り
白い骨だけになろうとも
影すら焼かれ
全てを失おうとも
飛び歌う
ふさふさの羽根もいらない
ただ届ける
魂だけで ....
うーん
そろそろさ
誉めなきゃまずいんだよ
月見近いからさ
なんか褒めなきゃさ
今年だけでいいっぽいんだけど
じゃあ一応

よ、黄色
丸くていいね
欠けても満ちても情緒がある
趣 ....
黒い鴉は社の神木に止まり
夕闇を睨み
一鳴き二鳴き
淡い月に目を細める

白い鴉は高い空を舞い続け
光へ光へ遊ぶ遊ぶ
眩しさで霞
神様とかくれんぼ

鴎は夜明け前
船たちのエンジ ....
殺して殺して滅ぼして
滅ぼした後に悲しみとともに称え
たまに罪を省みる

殺して殺して勝ち取り敗者を端に追いやる
むさぼりむさぼり吸い尽くした後
端の敗者を見つめる
またいいもの持ってい ....
良質な音楽を空気のように吸い
大麻とシャブを笑顔で踏みにじり拒否し
いつ何時も幸いであれと堂々と闊歩し
長い長い廊下を休み時間の学び舎の廊下のように笑顔で
友たちと初恋の子をたまに思い出し
 ....
明け方に真っ赤なカラスが「かぁ」と短く鳴いたら
我が子の体温を実感する起き抜け

夕暮れに赤紫のカラスが「かぁかぁ」と二度強く鳴いたら
笑顔で帰宅する我が子
カラスに負けじと強く抱擁し
頬 ....
みてみろ
穴だらけな真っ赤な顔してさ
今日は犬みたいに吠えてやがるよ
普段は青白い顔して
冷たくクールぶってるくせにさ
遠吠えも届かないふりして
俺らの上で兎はべらして
満ちたり欠けたり ....
便りと契
昔からの名残
液体に溶けた塩
むき出しの白と汗
体温より高く
熱冷めず
より遠くへ
ひどく風荒む海岸
ゆっくりゆっくり
波は収まらないんだ
樫の木の杖
光沢帯び
古に ....
雪原にて
人でない精霊と大古から踊るように
愛でる男女のように熱く激しく絡みつく様
幼馴染みの友と時を忘れ駆けはしゃぐがごとく
二人で二人で
真っ白しかない場
白くて熱い息を漏らし
笑み ....
描きかけの抽象画
食べかけの卵サンド
磨きかけの靴
作業机
ゼンマイ
リュウズ
短針
無造作に転がっている
オーバーホール途中
やがて完成する品々
また一つ
缶詰を開きかけにしよ ....
夕闇差し迫る瓜畑
果実は実り
豊かな土で収穫を待つ
後は口に運ぶだけ
一輪の花を摘み取るかのように
育てた瓜を優しくもぎ取る
甘く甘く赤く熟れていた
しわしわの年老いた手に水気と満足を残 ....
間村長さんの秋也さんおすすめリスト(12)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
とある129頁- 秋也自由詩217-10-19
メッセンジャーバード- 秋也自由詩317-9-20
お月見ま〇せー協奏曲- 秋也自由詩517-9-20
鳥たちと- 秋也自由詩2*17-9-11
パターンΩ- 秋也自由詩1*17-7-1
とある父より- 秋也自由詩1*17-7-1
温かみ- 秋也自由詩3*17-6-29
天体因縁- 秋也自由詩5*17-6-13
砂粒のように紡ぐ- 秋也自由詩3*17-3-22
アヤ取り- 秋也自由詩2*17-1-24
隙間から覗くと- 秋也自由詩3*17-1-5
収穫- 秋也自由詩5*16-12-10

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