何故 争い続ける
いずれ終る命を無駄に散らす
死してこそ生は立つ
なのに何故死を知りながら争いて生を断つ

我は{ルビ不死鳥=フェニックス}
永久に死ぬことはなし
我は不死鳥
生を感ず ....
まんじゅうの中には多分



があるのだろう

だから
こんなにも甘くて
どこかに行きたくなるのだ
すべては往き交う
静かに往き交うひとときにも
ぼくらは美しさを
聴きとることだろう

黒い制服をつけた少女の
青色に平らな瞳の上に
たとえば小さな弓をみつけた
下弦の音色

頬にか ....
伝達
という義務から離れた言葉はいつも
夕闇に泡立ち
朝方に溶けてゆく
闇が私と私を囲う壁と壁を囲う外界を親和している間は
言葉が脳のなかで循環するのではなく
発せられなくても流れ出してい ....
戯れに
水を掻く
何故に
かくダーク
 
只管に
こころ惹く
遠の国
掻き抱く

目の下を
流れ来る
目には目を

歯には歯を
手に余る
この憎悪
眼を閉じて
耳を澄ますと
叫び声が聞こえてくる
何人だ?
4人?
女と男と子供ともうひとつ
何だ?
何をそんなに喚くんだ?
谷は近いが
こだまが反響しあって
一語も聞き取れない
 ....
あれ、なくなった
確かに21日の次は22日
カレンダーを疑う

今は23日

昨日は21日
あれ、22日がないぞ

コンビニで季節はずれのアイスを
買ったのは昨日21日
長電話を ....
僕達は磁石だった

君はN
僕はS

僕はいつも君に惹かれて
君も僕に惹かれてた

君はいつも酒で赤い顔してさ
僕はいつも神経質で青ざめて

いつも2つで1セット

だのに急 ....
裏切られても、裏切られても人を信じ続ける人はおかしいのかな?
滑稽かな?

ボクはそうは思わない。

ただ一度裏切られて二度と立ち直れなくなるよりもずっといいと思うんだ。

前に向かっ ....
ねぇ、写真にことごとく指写ってるよ
ねぇ、このアルバムポッケ写真ブカブカだよ
ねぇ、百円均一じゃやっぱこんなもんだよ
すごく不恰好

ねぇ、この布団じゃ床が痛いよ
ねぇ、この電気毛布じゃ寒 ....
寂しいと泣けるほど大人になれれば

そばにずっと居てくれるかな


何もかも初めてでよく分からないよ


あなたを信じていいかな


あなたを愛してもいいかな


普段恥ず ....
青空の下
パーンと爽快な音をたてて
真っ白なブランケットを干す

昨夜吸い込んだ涙は
これできれいさっぱり

今夜からは
まっさらなブランケットに包まって
もう汚さないと
決めたの ....
お前は何を待っているのだ
いつから待っているのだ

風は冷たく
帰れ帰れと鳴いている

水につかったお前の細い足は
凍って今にも千切れそうだ

太陽は沈んだ
月も雲をかぶり星一つ出 ....
洋なし色に 辺りが包まれ
萩焼のカップには
チャイの印香が漂う中
窓辺からは
いつもと同じ風景

いや 今日は
こんもりと茂る葉の代わりに
樹木には 綿雲の実がなり
成熟したそれは
 ....
写真は 枕と真っ暗を

くぐり抜け よどみ とおり抜けて

セピアに 色褪せてしまいました

手垢と 涙で

さみしくて せつなくて

思い出の 輪郭どおりに

彩ってみま ....
わたしの見た目は最弱だとよく言われます

ですが

精神を具現化したら最強とも言われました


人にはない穢れの多さと自身の欲望の深さに


わたしは毎夜、苦しみます


自 ....
大きな

とても大きな野原に

今 という

それまた大きな川が

流れていました

その川の川辺には

とても絢爛な冠をかぶった

優しい心の人がいました

その人は ....
頭の中から文字が零れる。
小さな文字が、ちりちりちりりりりん…と音を立てて零れる。

私の頭の中には小さい黒い文字が入っています。
それは次から次へと湧いてきて、
零れても零れても…続いて零 ....
あいあい傘は
左側の方が好きなんだ

利き手で
あなたを守りたい
ふとい尻尾さかだてて猫の目ギラリ
白兎の胎内に酒はたっぷり
うすよごれた虎はねくたれてくたくた
つくりつけの本棚はがらあきだった。

未明。ゆたかな黒髪に顔うずめて
あふれてくるくやし ....
やさしい言葉をきくと
私はゆらゆらします

やさしい言葉はきれいです
きれいなものというのは
どうやら壊れやすいですし
汚れがつくと目立ちますし
また汚れが落ちにくいようですし

や ....
坊ちゃん良い子だね
小さな子供が母親と二人で歩く道の上
ゆっくりと
それは幸せそうに

失くした風を掴みたい
一度は捨てた気持ちをもう一度
つまらない嘘も
今日だけは言わないからね
 ....
今日も風が吹いていく
僅かに土埃が踊ってる

欲しいものも
要らないものも
右から左と流れ行く

おちおちしてると置いてきぼり
息を切らして追いかける
焦って頬を真っ赤に染めて

 ....
 横たえられた貴女
 緩やかな緊張に伸びる身体

 山
 胸を吸い取り
 旋回する鳶は私

 海
 月に曳かれ
 道跡を渡る貝は私

 波の華が夜空を
 散って涙する
 けれ ....
でっぱらない 私
仲間と入ったレストランで
おんなじものを食べて
美味しいと騒いでる中で
一人だけ
まずくて食えないとは
言えない

まあ 好みは色々だからねえ なんて
誤魔化したつ ....
僕たちはどれだけ時を重ねても気づかない

争いを無くす方法や全ての人が幸せになる方法なんてないという事に…

それでも争いを無くそうとし、そのため傷付いていく

その傷が消えないうちにまた ....
この星が消えて
私も消えて
それで
残るものなんて無かった
残せるものも無かった

これから先も無い
未来も見えない
希望も持てない

それでも
産まれてくる
未来とか希望とか ....
そっと想うのは
君の幸せ
私は少しでも
顔を出せているのかな

たとえば
本のしおり
サンドイッチのパセリ
寒い日のマフラー

日常の何気ないところに
そっとでも
顔を出せてい ....
淋しいときには思い出してほしい
悲しいときには思い出してほしい
あなたの苦しみを
共に苦しむことはできないかもしれないけれど
あなたをまだ知らなくて
何の力にもなれないかもしれないけれど
 ....
匂い立つ深緑と
立ちのぼる雲の下で
十日間だけの地上を生き急いだ
蝉が逝く


追いかけっこに夢中になって
境内に滑りこんだ少年達も
盆を過ぎたころ無口になって
夏が逝く


 ....
貴水 水海さんのおすすめリスト(1345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
不死鳥- 虎狼自由詩104-2-18
まんじゅう- たもつ自由詩1704-2-18
仰げば- バンブー ...自由詩404-2-17
言葉- 岡村明子自由詩504-2-17
泳ぎながら- 狸亭自由詩404-2-17
そうしてインチキな太陽が騙しに来る- 鏡文字自由詩204-2-17
22日の惨事- 湾鶴自由詩204-2-17
磁石な二人- 自由詩1*04-2-16
人を信じられなくなってしまった人へ。- 千翔自由詩104-2-16
不恰好- KEIK ...自由詩204-2-16
後朝- 暗闇れも ...自由詩1*04-2-16
まっさら- RT自由詩104-2-16
黒風の中の白鷺- 長谷伸太自由詩2*04-2-15
雲の卒業式- 湾鶴自由詩1104-2-15
マイナス・ゼロ_〜_写真- クリ未詩・独白1*04-2-15
独り言(死神)- 暗闇れも ...自由詩1*04-2-15
ai- 純太自由詩404-2-15
文字拾い- 自由詩3*04-2-14
あいあい傘- RT未詩・独白304-2-14
パンドラの箱- 狸亭自由詩504-2-14
風、吹いてないけどさ- 長谷伸太自由詩804-2-14
愛しさ- Kana ...自由詩1*04-2-14
長距離走- 自由詩1*04-2-14
波夜に歌う- 折釘自由詩304-2-14
ごまかし- さち自由詩604-2-14
- 夜月 深 ...自由詩104-2-14
世界の終わりに思うこと- りぃ自由詩104-2-13
君の幸せ、私の幸せ- 春日野佐 ...自由詩304-2-13
願い- 春日野佐 ...自由詩304-2-13
沈める寺- 石畑由紀 ...自由詩504-2-13

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