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竹薮に囲まれて
さらさらと
黄緑と白
雨上がりの光
賑やかな静けさの中
下り坂を行くと
後ろから
夕方と夜のあいだのような
ゆらゆらと妖しい紫色の声が
林檎を小さな太陽だなん ....
山の中を走る風は
ガムテープの匂い
あの景色あの感触あの想い
べったりと
しかし思いのほか頼りなく
運んでいく
ひとけの無いがらんとした灰色の
ただ広がっているだけのアスファルト
何故か工事がストップしたままの
どこにも繋がっていない道ではない道
わざわざここまで来たのは
あまり悲しくならないため ....
あんまり悲しく寂しいので
少しでも私に力の出るように
綺麗なものをそばに置こうと
一つ花を植えたけれど
いくら花が綺麗でも
綺麗なのは花だけで
このゴミ溜めはやはり ....
悲しみてぇもんは
大きかろうが
小さかろうが
とんでもなく重たい荷物
持主にしかどんなに重いかわからない
かわりに持ってやる事もできない
置いていこうにも手からはなれない
とんでもな ....
あんまりいつもの事だから
誰も泣いたりしないが
昨日のお前はどこへ行ったのか
死んだのか
それともそこの隅でひっそり泣いているのか
行って帰れば別の人
どうしてこうも
行って ....
dolce lusingand
やっとのぼった太陽のように
朝日のように眩しく優しい笑顔の君を
力一杯抱きしめて思い切り泣いた
暖かさに溶かされるように
やがて腕の力が抜けていき
全部 ....
何もわからなくなってしまった
一緒にならんでいたんだ
同じ方角を見ていたんだ
いつも真直ぐに前を見つめていたんだ
右から左へ太陽や月が移っていくのを眺めながら
冷たい風のやってき ....
お前は何を待っているのだ
いつから待っているのだ
風は冷たく
帰れ帰れと鳴いている
水につかったお前の細い足は
凍って今にも千切れそうだ
太陽は沈んだ
月も雲をかぶり星一つ出 ....
やさしい言葉をきくと
私はゆらゆらします
やさしい言葉はきれいです
きれいなものというのは
どうやら壊れやすいですし
汚れがつくと目立ちますし
また汚れが落ちにくいようですし
や ....
貴水 水海さんの長谷伸太さんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
帰り道
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長谷伸太
自由詩
3
04-4-30
引越し
-
長谷伸太
自由詩
3*
04-4-8
別れの曲
-
長谷伸太
自由詩
7*
04-4-6
ヒマワリ
-
長谷伸太
未詩・独白
1*
04-3-31
旅路
-
長谷伸太
自由詩
7*
04-3-15
さよなら
-
長谷伸太
自由詩
2*
04-3-15
真昼のノクターン
-
長谷伸太
自由詩
3*
04-3-14
N極
-
長谷伸太
自由詩
3*
04-3-13
黒風の中の白鷺
-
長谷伸太
自由詩
2*
04-2-15
風、吹いてないけどさ
-
長谷伸太
自由詩
8
04-2-14
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