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{引用=2005.08.08未明のチャットのログです。クリの発言だけ書き出し。誤字等訂正。一部修正}
クリ [2:36:16]
昔々 若かった頃 わしと祐二はアパートで猫を飼っておりました
クリ ....
ことばをひとつ しぐさもひとつ
少しずつ忘れていく夏よ
眠れずに迎えた朝の匂い
今でもするよ 思いがけずに
熟れていくよ 奇妙な果実
伝えられない言葉の群れよ
温度のない思いは水色 ....
金がない 女がいない 職がない
展望がない 目標がない 拠り所がない
常識がない つき合いがない 貢献がない
愛想がない 取りつく島もない
「俺たちに明日はない」夢も希望もない
ガッ ....
そのひとは
もう いないけれど
たしかに ここに
いたことを
ぼくは しっている
アラームが鳴りだすまえに
「夢」のせいで半分目覚めてしまい
その人の 匂いがする
その人は も ....
写真は 枕と真っ暗を
くぐり抜け よどみ とおり抜けて
セピアに 色褪せてしまいました
手垢と 涙で
さみしくて せつなくて
思い出の 輪郭どおりに
彩ってみま ....
人生は短いものだから
恋をしなさい 女の子
赤のルージュが褪せないうちに
Tomorrow Never Knows
Until Sorrow ever Shows
恋もまた短い
夢 ....
{引用=(電話で…)}
私の電話番号は忘れていいんです。
私の誕生日も忘れていい。
でも
いつもあなたを待っていることは
忘れないで下さい。
私の体のどこに傷があったか
すっ ....
其れを届けたと 言うけれど
私には貰った覚えがちっともないし
納戸まで探してみたが痕もない 夕べ
熟すほどに{ルビ酸=す}い 果実は密かに割れる
慕うばかりに{ルビ過=あや ....
「私を愛するほど馬鹿だって
知らなかったな」
そう言ったっけ
二人で眺めてもいいのかなって
....
さよならで固まる
夜が明ける 人が行く
陽が差す 酸性雨に降りしきられる
あの小さな子がこんなに大きくなる
区画整理が始まる
建て替え決議がなされる
....