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旅立つキミへ
キミとボクとの道は分たれて
キミの足の向く先へ
ボクはついていけないけれど

キミがうつむいてしまった時
ボクが
ほほえみをたたえて
咲いていたいな
君は
いつだって優しくて
まっすぐに私をとらえてくれる
一緒にいると
とても楽しくて
とても勉強になるンだ

そんな今を
笑ってくれる君を
とても愛おしく思うから

このりんご
 ....
くすのきは今も変わらない
木にとって この時間は
とても短いから

でも人は変わる
変わらない思いを胸に
巣立ってゆく
小さかった背中も
いつのまにか大きくなって
すりきれた制服が
 ....
空を泳ぐ 羊の群れ

青を連れ去って

どこまでいくの?



え?

あぁ 夏までいくの
夢へむかう
あなたのため息が
スキ。
小さな期待と
大きな不安と
逃げさるような
来るような
夢へむかう
あなたのため息が
スキ。
ひいらぎに うつる星空 のぞいたら サンタのそりが 通る気がする 思いを
どこに残すこともなく
証拠を
どこに残すこともなく
死ねることは
幸せなのに
人はまた
かわいそう
と 言う

一時 心を騒がせて
かわいそうと言っても忘れ去る
誰のためでもなく
何のつもりもなく
ただ生きていること

出会いと 別れと
悲しみと 愛しさと
ゆっくりすぎる“時”に思う
かけがえのない想い
いちょうの葉
透明な光の中を
スイ スイ スイ
空の海泳いで
スイ スイ スイ
でも それきり
地面にふれて
動かなくなった
ふと
人間でいるということが
嫌になったとき
日向で眠る 猫になりたいと思った
空を奏でる 鳥になりたいと思った
海で踊る 魚になりたいと思った
野に遊ぶ 花になりたいと思った

けれ ....
グラジオラスには
夏が咲き
雲なく晴れて
風もなし
夢はほのかに
午后の空

盆ちょうちんの
夏かがり
遠き耳に
海は果て
夢はさかりに
夕の風

青きトマトに
古き恋
 ....
真昼の空に白い月
青い空の白い月
それはみえないけれど
そこにある幸せ
あいたいナって思う人はたくさんいるけれど
あえる人は一人だけってトキもあル

でもやっぱりあいたいのは
愛すべき困り者たち
夢のような色合いの
からっぽの貝がら

心のような色合いの
砕けてしまった貝がら

チクリと指に花を咲かす


害のない言葉など
ないと知りながら
きれいな言葉を
使いたかった ....
音符のように揺れる花は
ビロードの四面ソ歌
色と音とがマチアワセ
白い夢を真っ赤に染めて
花になれなかった
けれど似てしまった
ゆえに{ルビ永遠=とわ}をゆく
四面ソ歌
声にならなかった
すぐそこにいたのに
あの一言は
時の彼方へ行ってしまった

ただ「あいたい」と思える人がいるだけで
幸せなのかもしれない
だから 君がうらやましい

六月は蒼く煙っ ....
哀しみの雨雲
いつか君は持ち去って
水色の刹那
心さえ晴れわたる
ぽっかりと口をあけた青空は
いつまでも遠いけど
今 私はここにいる
泣いていたのは
誰だったろう
涙はコロコロ
微笑みにかわり
たんぽぽに
揺れている
おひさまに似た黄色に
揺れている
思い出になれば
美しく見えるなんて嘘だ
それは僕らが
過去を飾るから美しく見えるんだ

思い出を
本当の思い出を
上手に思い出すことは難しい
現在にいたる時の流れは
飴のように延びき ....
キングサリーの花の下
小さく揺れる花びら{ルビ一枚=ひとひら}
届かぬお空に恋をした
宇宙を想い 己を呪った
鳥に憧れ 雲に憧れ
いつまでたっても
憧れの所に届かない

信じるものが見 ....
立ち尽くす
波のしずくは
指からこぼれて
あの人の命
永い別れを
私に告げる

見えなかった
思い出
聞こえなかった

けれど消えない
指先の感覚

窓の外
首をかしげ ....
いつか見た
たんぽぽ色の
風船は
今も空 漂って
映していた
たんぽぽ
君に似ていた

君は今も咲いていますか
誰のために咲いていますか
お{ルビ陽=ひ}さま色のdandelion
ライラックの花の向こうは
夢の街
木漏れ日のびい玉のはじける
夢の街

私は失くしてしまった
鍵を
街への扉の鍵を

ここは夢の入口
門の向こうに広がるのは青い空
痛みだけが
今も私をここにつないで
逃げ出すことも
かなわない

夜の闇の中
月にさえ見放されて
口ずさむ
思い出の歌
でも もう届かない

消さないで 記憶
消さないで 傷
 ....
私は霧に包まれていた
霧の森を長いことかけて歩いて行った
霧は深く 晴れることを知らない…

扉を見つけた
霧の森で
開けようとも思っていないのに
その扉は開いた
でも
その先も霧に ....
夕暮れの風
優しく涙をかわかし
傷を癒してくれる
紅の葉{注紅=くすのきや、アカモチの新芽}
散り始めたうすべに
まぶしい{ルビ緑=あお}

春はいつのまにか来て
いつのまにか去ってい ....

びい玉は ころころ転がり
車にひかれて 粉々になってしまった
大切なびい玉だった
キラキラしてて
でも どこか光は優しくて
本当に大切にしてたのに

だから今
風船を見つけたから ....
うち寄せる 悲しみは
涙となりて
泡となりて
海へ返ってゆくだろう

舞い上がる喜びは
微笑となりて
白雲となりて
空へ返ってゆくだろう
気がついて ふり返れば
桜はもうなく
最後の花びら {ルビ一枚=ひとひら}
ひらり ひらり
風に流れてく

春がいってしまう
つかまえようとした
この手をすり抜けて
春はいってしまう
鳥のように生きたいと言っても
鳥の悲しみなど
知らないで

薔薇の花のようになりたいと言っても
薔薇の苦しみなど
知らないで

知らず 知らず
ひどい仕打ちをしていることを思って
 ....
貴水 水海さんの春日野佐秀さんおすすめリスト(53)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
A_Flower- 春日野佐 ...自由詩2*08-4-13
お願い- 春日野佐 ...自由詩108-4-12
卒業によせて- 春日野佐 ...自由詩4*05-7-11
夏までいくの- 春日野佐 ...自由詩6*05-7-11
スキ。- 春日野佐 ...自由詩6*05-1-5
ひいらぎの中に…- 春日野佐 ...短歌6*04-12-12
迷惑- 春日野佐 ...自由詩304-12-11
想い- 春日野佐 ...自由詩204-12-1
金の魚_死んだ- 春日野佐 ...自由詩4*04-11-24
気づいた- 春日野佐 ...自由詩504-11-24
夢夏(ムゲ)- 春日野佐 ...自由詩9*04-8-28
Noon*Moon- 春日野佐 ...自由詩404-8-11
あいたいのは- 春日野佐 ...自由詩204-8-9
海に花- 春日野佐 ...自由詩7*04-8-4
造花- 春日野佐 ...自由詩7*04-6-19
蒼月- 春日野佐 ...自由詩304-6-3
刹那・永劫の想い- 春日野佐 ...自由詩304-5-27
たんぽぽ丘にて- 春日野佐 ...自由詩504-5-27
思い出は- 春日野佐 ...自由詩404-5-17
憧れの所- 春日野佐 ...自由詩204-5-11
宵闇幻燈- 春日野佐 ...自由詩504-4-29
dandelion- 春日野佐 ...自由詩104-4-29
夢の街- 春日野佐 ...自由詩204-4-20
Pateticheskaya- 春日野佐 ...自由詩5*04-4-14
霧の森- 春日野佐 ...自由詩404-4-14
うすべに- 春日野佐 ...自由詩204-4-12
大切なモノの扱い方は- 春日野佐 ...自由詩6*04-4-12
子守歌- 春日野佐 ...自由詩404-4-10
春のいく時- 春日野佐 ...自由詩9*04-4-10
優しい人など- 春日野佐 ...自由詩8*04-3-13

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