所かまわず
一面にのどかな
そんな景色だったので
家と家とに挟まれた
小さいままの公園に出掛ける


左は小さい右は大きい
一列に背比べする鉄棒で
僕は右端お前は一つ下
ぶら下がる ....
「きらい」という ことばを
口に出せるようになって
恋愛が とても 上手になった


「すき」という ことばを
口に出せなくなって
恋をするのが 下手になった
きちんと
切符を買って
改札に通したのに
ブザーが鳴った

若い駅員さんが
とんできた

ああ、この切符では
電車には乗れませんね

そう呟いたかと思うと
私に有無を言わせる間 ....
3歳のぼく
父にねだって 枝をポキリと折る
そこに罪悪感などなく
ただ キレイというだけで


5歳のぼく
花びらをむしっては 
おままごと 
おもちゃの茶碗にてんこもり
「さあ  ....
ウェディングケーキを

ウェディングおにぎりにする総家族に

まだ巡り会ったことがない

こんなキテレツな日本なのに

いっぱい披露宴も出席したのに

本当はおにぎりにしたい人
 ....
顔が埋めこまれるような パック
洗い流して・・・ 
化粧水 ぱちゃぱちゃ。

「充分、きれいな肌じゃないか。」
そう なげかけた言葉も
乳液ぷちゃぷちゃに つぶされ

「おい、 ....
淡い色した桜が好きなんだと 君が言う
あの公園の桜 見に行こうか

まだ少し寒いから
つぼみのままかもしれないけれど
君が嬉しそうな顔して笑うから

儚げに咲く桜が好きなんだと 君が言う ....
街にヒッキーが流れている
濡れた声で

あの頃の私が流れていて
きっとそれは
今よりずっとあがいていて
やるせない想いに満ちていて
それはいくつかの事象だったり
たったひとりのことだっ ....
君は自分のココロに素直になれてますか

あたしは、自分のココロに素直になれません

ヒトにあわせてしまう 

自分の意見をいえない 

自分の心に素直になれない

はっきり言えて  ....
平野屋さんの前通り、天神さんの脇抜けて。
通りの脇の、暗い神社の木のカーテン。
暗く沈んだ冥府道。
平野へ通じるこの道は、何処か向こうへ通じてる。

冥府道を通り抜け、大きな鳥居その出口。
 ....
なにもない
まっさらな
くうかんに
わたしは
そっと
あしを
おろす

そこは
わたしのにわ
わたしのこころ
たがやすところから
はじめましょう

そうね
あのば ....
散るのはサクラの花びらだけではなく
例えば一葉の写真に焼付けられた光と影
時の流れにひらひらとはためきながら
いまにも風に攫われそうに震えている

四角く切り取られた花咲く記録は
かすかな ....
あなたは ときどき
ふれあうほど 近くにいながら
私を ひどく孤独にさせる

ふたりでいても 
ひとりぼっちね

「恋」というものを
最小限に こまぎれにしたなら

私たちの 恋の ....
堪え切れない悲しみが、 涙になった。
抑え切れない怒りを、 自分にぶつけた。
どうする事もできなくて、 ただ泣きじゃくるだけの自分に苛立ちを感じていた。
元気でいた頃のキミと、 もっと早く知り合 ....
コンクリートに
さりげなく咲く
たんぽぽ

それを見ると
不思議と
幸せな気分になる

土のない
コンクリートに落ちた種が
一生懸命に咲いている

それが
なんだか私に
お ....
止まらない涙
後悔し続ける
自分で選んだ
自分の未来を
タバコの煙が
涙を流させて
アルコールが
心にも無い
笑顔を作る

過去も未来も
全てが白い泡のように
浮かんで消えてい ....
言葉では とても云えないので
つたない文章で
想いを綴ろうと思います

どこまで伝わるか分かりませんが
僕は
君がいるから 笑えていて
君の隣にいるのは
いつも 僕でありたいと

 ....
そこにも 

ここにも

きみがいると仮想して

毎日 生活しているぼく

テレビだって 一緒に見てるんだ

ソファも端っこに座ったりして

ペッドはひとつで我慢してよ

 ....
ぼくは うれしかった

誰でも良かったの と
きみは 言った

誰でも良かったと言われても
ぼくは うれしかったんだ

だって
誰でも、にたまたまぼくが遭遇したんだ


絶妙な ....
あまりに水ばかり垂れるので

くしゃくしゃに、こころ絞りました

春風に当てて乾かしたら

ふうわりと空へ逃げました

僕はことり、と胸が痛んで

こころの風船追いかけました

 ....
あなたに、手紙をかきました

この世にいないあなたに・・・

たくさん愛をこめて書きました

きっとあなたに届くように。。。

そぉ願いながら・・・

「たくさんの思い出今まであり ....
手を差し出せずに 僕たちは
手を繋げずに 僕たちは
それでも互いの温もりを
感じたくって
確かめたくって

他に知らなかったから

蹴ってみた
ぶってみた
突き飛ばしてみた
踏み ....
ドーナツの穴から覗くと
世界はいつも
いいにおいがした
食べ物で遊んではいけない
そう教えてくれた人が
今ではもういない
理由をつけずに

君の元へ行けたらいいね







来ちゃったよ

何だか逢いたくて さ







笑ってみせて

 ....
王麗の木箱から
はみでた毛糸は
そろりと巻くか 
するりと着てしまうには
あまりにも遠く
フランソワの無邪気に
毛が纏わり
駆けてく山羊の
背にもう一度
ふれようと
毛糸に手を通す ....
私を見付けなさい
私はもう隠れる事にした

月の欠けた影の中に
水仙の球根の中に
二枚貝の柔らかな肉の中に

そうしてもう動かない

蛇の口の深く長い闇の中に
夢見る形に開いた蛙の ....
ねえ 手つなごうよ

微笑んで 答える時間もないうちに

君は僕の手をつないだ

そこから 愛は伝わってる

ちゃんと好きだよって言葉

この手の中に届いてるのかな

シャイな ....
夜の霧の街灯の脇から
ほんとうに小さなものたちが湧いている
きぃきぃと
ほんとうに小さな声を上げている

いられなくなったのだねと
手を差し伸べると
爪の先から入り込んで
 ....
このレールの上を
たどっていけば
きっと キミにたどりつくのだろう


レールは まっすぐだろうか
さよなら国は
朝でも 夜でも
「さよなら」とあいさつします。


みんな みんな
笑顔で「さよなら」をかわします。


時には おじぎまで
時には なみだまで


ボクがいる ....
貴水 水海さんのおすすめリスト(1345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
波間- 霜天自由詩604-4-6
恋愛上手- 望月 ゆ ...自由詩3*04-4-6
幸せ行きの切符- クラウン自由詩304-4-5
サクラ- 望月 ゆ ...自由詩3*04-4-5
ウェディングおにぎり- 純太自由詩504-4-4
きれいなひと- 湾鶴自由詩404-4-4
桜と。- 黒蝶自由詩304-4-4
ヒッキーの流れる街- umineko自由詩3*04-4-4
素直- 翠茜自由詩204-4-4
「桜雫」- PULL.自由詩204-4-4
わたしのにわ- 玉兎自由詩204-4-4
散るのはサクラの花びらだけではなく- LUKE自由詩4*04-4-4
最終章- 望月 ゆ ...自由詩3*04-4-3
Mourning...- Lily of the ...未詩・独白3*04-4-3
たんぽぽ- クラウン自由詩7*04-4-3
I_wish_that_I_could_dry_my_tea ...- Lily of the ...自由詩3*04-4-3
返事はいらないので- 黒蝶自由詩2*04-4-3
カモン_マイルーム- 望月 ゆ ...自由詩4*04-4-3
誰でも- 望月 ゆ ...自由詩2*04-4-3
うしなう心、咲く桜- ロク自由詩3*04-4-2
手紙- 翠茜自由詩304-4-2
群れる孤独たち・・・1- さち自由詩704-4-2
世界- たもつ自由詩3904-4-2
月の下- 小宮自由詩2*04-4-2
フランソワの空- 湾鶴自由詩1004-4-2
愛へ- まんぼう自由詩204-4-2
ファーストキス- Rubb ...自由詩104-4-2
私に名前を授けてください- いとう未詩・独白1004-4-1
レール- 望月 ゆ ...自由詩8*04-4-1
さよなら国- 望月 ゆ ...自由詩24*04-4-1

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