好き。
この感情には棘がある。
だからきっと、
僕には鋭い角があって、
黒い尖った尻尾があるに違いない。


「棘」 【PULL.】
ごめんなさいが
素直に 言いたい
自分を取り繕う為ではなく
怒りを上手く かわす為ではなく

本当の ごめんなさいが
素直に言えるように
なりたい

傷ついた
自分の心を 知ってい ....
二〇〇〇年隠居元年一月一日。墓参。
東京都立多磨霊園二四側四九。
おふくろとおやじとおとうとに「無職」報告。

おそい午前のひざしはおだやかで風もない。
よどんだ時のながれのなかに六九歳 ....
空はだいぶ春色ですが
この足元は冬色です
がりがりと音を立てる
そんな冬色です

前も後ろもまっしろです
雪とは少し違います
地面にしがみついている
構成成分は一緒ですが

前も後 ....
駅のホームは終電まで1時間の23時で、ぼくは「のりかえ」が「チェンジ・ヒア」と訳されているのに気づく。「チェンジ・ヒア」というのは「いる」ところからスタートしているが、ぼくらは「いない」ところからスタ .... とりあえず前を向こう

とりあえず笑おう

とりあえず明日のことを考えよう

とりあえず

     嫌なことは忘れて


ゆっくりでいいから 歩いてみよう
とも がすき
だち がすき
ともだち は
きらい 
{引用=
いつまでも絶えることなく
ともだちでいよう

とも がすき
だち がすき
ともだち は
きらい 
{引用=
明 ....
あら、困ったわ
が口癖の君が困った様子なんて
今まで見たことがない
あら、困ったわ
なんて言いながらも
トントントンッとまな板の上で大根を切ったり
ザッピングをし続けた挙句の果ては ....
ボクは笑っていたいです。
ボクは泣いていたいです。
ボクは苦しみたいです。
ボクは恋したいです。
ボクは楽しみたいです。


ボクの中の感情全てが愛しいと思いたい。
ボクの胸は清らかで ....
雨が降っていますね
ええ、降っていますね
 
さびしい
さむい
ぽたぽた
 
ときどきメロドラマに泣きます
 
さびしい
さむい
肌が、ぬくい
 
パジャマの破れ目にくち ....
君に愛されたいと考えていたら

僕の方が君を愛してるから

愛されるのはスゴイ難しいよね
星作りの夜
音が聞こえそうなほど近く
手が触れるほど近く
唇を震わし言葉を風に変える

ぱちんぱちんと音が鳴る
星のかけらを浴びて
背に生えた見えない羽を振るわせる
ぱちんぱちんと
 ....
こだちの
あいだから
みるゆめは
はらはら
せつなく
ざわざわ
くもがくれ

つきのひかりの
やうな
あわいひかりではなく
いってんを
つよくさす
ほしのやうな
わかい
 ....
何をするにも
ことばは必要で

最も重要なもの
といっても
過言ではないかもしれない

それなのに
単純なことばでも
たったひとことでも
自分の意思を
示すことができる

『 ....
傘の隙間から覗き込んでみると
まだまだ空は真っ白で
そこだけは変わらないでいてくれるから
いつまでも届くような気分になる

辺り一面に響いた雨音を
傘の裏側で受け止めながら
跳ねる地面の ....
 階段が沈んでいく。



 当たり前の海の中に。



 階段が沈んでいく。
 沈んでいく。



 俺はその階段を
 歩いている。
 階段は
 沈んでい ....
君が生きてきた過程の中に

少しでも僕の存在が残るといい

数え切れない人に出会い、別れていく中で

忘れてしまう人もいるだろう
忘れられない人がいるだろう

そんな中で僕の名前が少 ....
僕の心は海へ流れ 魚がくわえ

あの人が住んでる岸へと流れていく

その魚を 漁師が釣って

あの人の家の近くのスーパーへ行く

大切に大切に包まれた 僕の想いは

あの人の家族が ....
眠れない夜ってのは
色んなことをごちゃごちゃと
考えてしまっているからで
色んなことをごちゃごちゃと
考えないようにしようと
また考え始めてしまっているからで

眠っている朝ってのは
 ....
僕らは脆い絆で結ばれたんだ
君は拒んでいたもののいつのまにか熱いキスをして
まだ寒い寒い冬のことだった
ホットカーペットは役に立つ
時をうしなってしまった

君は拒んでいたもののいつのまに ....
誰か私に少しばかりの
愛と痛みを与えてはくれまいか
ちくりと刺すような愛と痛みで
この眠った心を蘇らせて

背負いきれない宿命を
投げ捨てて森を駆けても
方角さえも掴めずに
結局どこに ....
荒涼たる砂漠の中に
一滴の滴を求めるように
二人は闇を手探り続ける

言葉よりも饒舌に
愛よりも切実に
心と体を溶かし合わせる

昨日見た夢を
明日見ない君は
こうして今日を呪い
 ....
小さな手に握られた指が
   離せなくて 
ずっと寝顔を 見ていたい

   不思議な感じ
 何もかも違ってみえる
 
 些細なことが嬉しくて
 ちょっと照れくさくて
 
 頭を小 ....
糸を

たぐりよせて
より込んで
野生の木の実で、木の皮で、灰汁をつかって染めていた
貴方のために織った布
裁って合わせて服を縫う、靴を縫う

身につけた布地は擦り切れて
冬の野原に ....
打てば鳴りそうなこんぺいとうに

いつかの夢をぶらさげました

眠れぬ夜に凍えても

決して寂しくないように


やがてつららが溶ける頃

こんぺいとうは消えました

落 ....
開け放たれた音楽室の窓から
合唱部員たちの歌声が聞こえる
放課後、行き場の無い僕らは
校庭の隅にある鉄棒に片足をかけたままぶら下がり
いっせいの、で誰が好きかうちあけると
やはり同じ子が ....
父が、言いました。
『お前なんかもう要らないよ。』と。
妹が、高校に通うために、父とボクの住む家にやってきた日のことです。
ボクが最初に住みだしたこの家。
父がボクを追って、ここに来たのは、ボ ....
月の灯かりが舞い降りた
この街で今夜は
どんな夢を並べよう

涙が出そうなこの刹那達が
私を人形に変えていく

みぞれの私に
どんな色つけて振舞えばいい?

星さえ見えない夜に漂っ ....
雨 雨 雨の音
雨 雨 雨の香り

馬鹿にされているかのように
激しく耳にたたきつける 
雨 雨 雨の音

埃っぽくカビたちの体臭を引き連れたかのような
鋭く鼻を刺激する
雨 雨 雨 ....
寂しくない薬欲しい
こんな私じゃ、誰もかも呆れてしまう
自分が寂しいの止められる薬が欲しい
人前で泣く事さえ出来ない
それならいっそ泣かない薬が欲しい
寂しいばかり言う愚か者のそばに
誰も ....
貴水 水海さんのおすすめリスト(1345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「棘」- PULL.自由詩204-3-28
のぞみ- さち自由詩8*04-3-27
隠居元年- 狸亭自由詩1204-3-27
霜に染まった空の下- 霜天自由詩304-3-27
ハロー、ぼくらは都合がいい- nm6自由詩13*04-3-27
とりあえず- Rubb ...自由詩204-3-26
今日の日はさようなら- バンブー ...自由詩204-3-26
あら、困ったわ- たもつ自由詩5004-3-26
アンドロイド・感情。- 千翔自由詩4*04-3-26
雨が- 白糸雅樹自由詩304-3-26
愛するが故に愛される事が難しい- 蒼空と緑自由詩2*04-3-26
星作りの夜- 暗闇れも ...自由詩6*04-3-25
こだちのほし- 玉兎自由詩104-3-25
ことば- クラウン自由詩3*04-3-25
まっしろ- 霜天自由詩304-3-25
階段- カンチェ ...自由詩7*04-3-25
記憶- Rubb ...自由詩204-3-25
想い- Rubb ...自由詩404-3-25
A_sleepless_night...- Lily of the ...未詩・独白3*04-3-25
目をつむる君- 春日響自由詩204-3-24
火葬- 快晴自由詩4*04-3-24
鎮魂歌- 快晴自由詩3*04-3-24
いとしいきみへ- 自由詩304-3-23
冬から秋にかけての季節の変わり目- 光 七清自由詩304-3-23
いつかの僕の夢- ロク自由詩3*04-3-23
Stabat_Mater- たもつ自由詩1504-3-23
愛されない孤独。。。- Lily of the ...散文(批評 ...8*04-3-23
月に願いを- 純太自由詩7*04-3-22
Raining...- Lily of the ...自由詩3*04-3-22
ひとがた- 暗闇れも ...自由詩2*04-3-22

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