ある冬の 透き通った夜に
私はこっそり星の道をたどり
あなたへむかって
小さな旅に出ます

とても遠いかもしれません
とても近いかもしれません

私の着くべき所を求めて
思い出と夢を ....
湖畔の岸辺に漂う二鞍の 

銀の舟を安臥しながら見つめて

一つ目の舟には太陽を

二つ目の舟には明の明星を

乗せて舟を揺らして遊んでいたら

そこには不動の友情が誇らしげに
 ....
紺に抱かれた地球の上の青

太陽の監視  瓶の汗

こんな季節に

転職したのが哀れ

上司の理不尽な罵声

しかし救われたのは

監視下の

雲の日食
おじさん
おじさんにも 青い頃があったでしょう?
訳知り顔で ウンチク
だけど
突拍子もない頃が あったでしょう?

おばさん
おばさんにも 蕾の頃があったでしょう?
無駄を省いて ア ....
かちっ

気持ちを伝えられる
スイッチがあればいいのに
ふと気がつくと
そう思っている自分がいて
いたたまれなくなる

やっと7000グラムの大台にのった
ミルクを200ml飲め ....
冷たい風に吹かれていたい
道路にひっそり横たえた猫の様に

冷たい風に吹かれていたい
踏み潰された蟻の様に

冷たい風に吹かれていたい

いつかその風を追い風に変える為に
つららが融け垂れ

するする 降りてくる

屋根に生えた 羅列が
ほろほろ ほころんで

あぁ くっついてしまう


日向土に 落ちては
沁みる 旋律

クロサイが 泣いて
 ....
ぶっちゃけ

教室で君とふたりでいる時

めちゃドキドキしてるねんで

抱きしめたくなるし、我慢できんようになるねん。

けど、それをやったらおしまいやねんな〜

だから、我慢して ....
パスタを茹でる間に
僕は死んでしまった

彼女は救急車を呼んで僕を運んだが
既に手遅れ
帰宅した彼女は
味のないぐずぐず茹ですぎのパスタを
僕の最後の料理を
ひとり頬張る ....
こんばんは

『やぁ』

傷、痛くないかい?

『もうね、死んじゃったし』

ごめん

『なんで君が謝るの?』

同じ種族だしさ

『でもやったのは君じゃないんだよ?』
 ....
今日もあたし一人ぼっち
相手してくれる人がいないから

でも少し前までは大好きな人がいた
彼の体を鞭打って 叩いて 潰して
すごくすごく好きだった

だけど彼は反乱を起こした

今日 ....
私に風が吹いたので
草が揺れ 花が揺れた
蝶がはばたいたので
私が揺れ 風が吹いた


今が流されてしまった
私は尋ねてまわる
知らない場所から
知らない場所へと


風が通り ....
イタリーとエチオピアの混血女
闇をたたえる目 かたちのよい鼻
「{ルビ男の子=ムスコ}がひとりいるの」
ジョニ赤のハーフボトルと果物

褐色のぬれるような不条理
ぼくたちは深夜の街をは ....
幸せになってください

生きていた頃よりも

数え切れないぐらいの幸せを
私は貴方から受け取りました

身を削って紡いだ幸せを
貴方は私にくれました

どうか幸せになってください
 ....
「好きです」

その一言がどうしても言えなくて

言葉でふくらんだ私の風船は

音を立てずに割れてしまった。
春のリボン 木々を包んで
花も咲き 小鳥もうたう
うららかな 青い空には
雲もなく
私は待ってる 風に吹かれて
よぉく 見つめてごらん
ほら
枯枝のさきっちょ
じーんって 赤くなってるよ

耳をすませてごらん
ほら
凍った土の下
みしって 春の音

何気ない日常に
春が来つつあるよ
あの頃のような輝き、とは何か
君に問うても
答えられないだろう

泥だらけの靴 
生い茂る草の上
寝そべった何でもない思い出は
永久に消えないが

昨日テレビで見た
例の事件の犯罪 ....
少女は海に住んでいた
透明な裸体が
海中に差し込む月光を吸い込んで
柔らかく発光していた
美しく丸いフォルムが海底を漂う
僕は見とれていた

少女は僕が落ちてくるのを待っていた
毎晩毎 ....
おれの地獄はいつだって異国の場末
餓鬼どもの中からうまれてくるのさ
地の底をはいまわる畜生の情けの末
涙によごれしらけ顔した修羅のあさ
あまえもおれも人間喜劇の一脇役さ
天上みあげ声を揃えて ....
嫌いなところは

あの娘が好きでたまらないところ

あの娘がいなけりゃ今の自分がいないところ

あの娘がいなけりゃオレは頑張ってないところ

自分独りで生きていけないところ

自分 ....
寒さは人を侘びしくさせるので
細い雪道ですれ違う時は
どちらからともなく微笑みあって
凍えるのを防ぐ

カタクリの粉を握るように雪を鳴らして
灯りのもとへ帰る人の足どりを子守唄に

産 ....
静かに 触れる と音がして
すべての触れるは落ちてくる
億の目を持つ無口な腕が
すぐそばにある腕だと知るときに



鉄の船が川に浮かぶ
様々な手書きの時計で埋められ ....
また打ち萎れて

寄せては引きゆく

涙の日々が尽きません

失う度に

一枚の半紙の表に

愛しい名前を書くのです

それをそのまま

月夜の窓辺にさらし

裏に返し ....
君が通り過ぎていくのを
走りながらずっと待っていた

時は過ぎていくもの
私も進んでいる
そして君も

時間は僕を待ってはくれない
僕も止まれとは言わない
もちろん君にも

隣を ....
空がこんなに澄んでいるから

泣き顔じゃ

いけないと思った

髪を綺麗に切って

君に逢えばいいと思った
ふるえています

こんなにはかない憬れを
あなたは言葉にしようとします

かすかに燈る灯りの下を
歩き出そうと言い張ります

その味は知っています
なるほど確かに美味しいのですが
 ....
           「私を愛するほど馬鹿だって
           知らなかったな」
           そう言ったっけ
           二人で眺めてもいいのかなって
     ....
そこに明かりが見えたから
見えたような気がしたから
確かめたくて

その灯りの下に広がる世界が
どんななのか
そこに何があるのか
知りたくて

走り続ける電車の窓から
飛び降りた
 ....
もう真夜中の駅までの道を
二人歩くキミとワタシ
歩く速さは同じ
どちらに似てしまったのだろうか

何気なく何となく
流れ星が見えた気がして
そこで立ち止まってしまった
見えるのはただ
 ....
貴水 水海さんのおすすめリスト(1345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
小さな旅- 春日野佐 ...自由詩204-2-7
二つの舟- 純太自由詩104-2-7
安堵の雲- 純太自由詩204-2-7
くりかえし- さち未詩・独白3*04-2-7
スイッチ- アンテ未詩・独白204-2-7
這い上がる日- 桜緋自由詩104-2-7
クノン- 湾鶴自由詩304-2-6
ぶっちゃけ- 蒼空と緑自由詩5*04-2-6
パスタを茹でる間に- RT自由詩4*04-2-6
閉ざされた未来・遺された者- 長月 猫自由詩104-2-6
Sの孤独- 海美自由詩204-2-6
- 和泉 輪自由詩704-2-6
ソフィー- 狸亭自由詩304-2-6
あの人へ- 桜緋自由詩204-2-6
_- 桜緋自由詩204-2-6
春のリボン- 春日野佐 ...自由詩204-2-5
春の音- 春日野佐 ...自由詩304-2-5
あの頃の僕に- Kana ...自由詩1*04-2-5
海_月- 虹波自由詩204-2-5
五月の変形のバラッド- 狸亭自由詩204-2-5
自己紹介- 蒼空と緑自由詩2*04-2-5
冬の音- 石畑由紀 ...自由詩604-2-5
無口な腕- 木立 悟自由詩304-2-4
しつれん- 純太自由詩704-2-4
余韻- Kana ...自由詩1*04-2-4
青_空- さち自由詩8*04-2-4
二重生活者- LUKE自由詩104-2-4
満月の夜にはね- クリ自由詩2*04-2-4
「_理由(わけ)_」- 椎名自由詩204-2-3
キミとワタシ- Kana ...自由詩204-2-3

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