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からだだけが覚えている水田の記憶は
ずっと底のほうに沈んでしまっていて
どうしてわたしはこの庭に棲んでいるのか
どのようにして生まれ 辿りついたのか
わからない おしえてくれる親兄弟もいない
 ....
林のはたにはまだ去年の落ち葉が
形を失わずにありました
けれども枯草色の野はとうにすぎて
春の息吹きはまた
病の床をのり越えたのです

(あなたは苦しんでいるようにみえました)
(あなた ....
娘はまだちいさい
ちかごろ茶柱というものをしって
家族のため、お茶をよく淹れるようになった
茶柱はなかなか立たない
というより、一度もみたことがない

ときには夢中になって
湯呑みと急須 ....
唐草フウさんの宮内緑さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨を呼ぶ- 宮内緑自由詩7*24-8-5
今でも私は- 宮内緑自由詩4*18-3-4
茶柱- 宮内緑自由詩7*18-2-3

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