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ひとつ

ふたつ

みっつ

ベッドで遊ぶ

光のダンスを

みつけた

ありがとうの

拍手を贈った
暖炉に入れたのは不器用に割った薪と

友たちの笑い声

寒い、寒い夜、仲間が集まった

白髪を気にしながら集まった


薪を手に取る友の手の皺は深い

笑顔も皺だらけ

でも ....
川のほとりの水溜りが凍ってた

綺麗なガラスみたいに凍ってる

氷に映る白い水鳥

川のほとりを歩いてる


一羽、二羽、三羽

肩寄せあって歩いてる

川の流れに向って
 ....
静かに、静かに耳をすますと
身体の奥から霧笛が聞こえる
いったいどこから聞こえてくるのか
僕はどこにいるんだ

朝の通勤電車に今日も乗り込む
見慣れた顔が椅子に並ぶ
少し曇った空の下
 ....
白い水鳥が冷たい水面に一羽

力なくさす夕陽に照らされる

白い水鳥がもう一羽飛んできた

翼を休めるため

それとも

ひとりぼっちで飛ぶのに

疲れたから

冷たい水面 ....
北に向かった
鈍色の海、灰色の波
身をゆだねる勇気はないけれど
寒い海に抱かれたかった

何も告げずに飛び出したあの街
何かが変わるだろうか
気がついたらこの海辺に来ていた
冷たい風は ....
ねえ雨って何色
銀色かな、白かな、黒かな、グレーかな
あなたといる時、雨は見えないの
音、そう雨の音しか聞こえないの

君といる時、雨は銀色に見える
ほら、あそこの窓にも、あの電信柱にも
 ....
白桃をがぶりと食べた
君がくれた白桃だ
もう一つせがんだ
君はもう一つくれた

彼女は手ぶらになっている
もう一つくれとせがんだ
もうないのよ彼女
ちょっぴり肩をすくめた

それは ....
乾いた道我はゆく
道なき道
砂の砦を横目でにらんで
前に
前に
進んでいく

その先になにがあるのだろう

砂の島
虹色の泉

信じるものも
愛するものも
そこに行けばある ....
はじめて出かけた

二人だけの遠い旅

両手いっぱいの思い出作ろうと

車を走らせた

薄紫のコスモスいたわるように

花の中で少し頭かたむけた

微笑む君の笑顔まぶしいよ
 ....
ウルル 〜エアーズロック〜



気を失うほど大きな岩

アボリジニーの聖なる地

地球のへそと言われる大きな岩

幾億年、赤い砂漠で時を待つ

風よ、太陽よ、月よ、、星よ
 ....
赤い紅、鈴虫の声

夏の光を殺して空に唄う

君の細い肩、狂おしく

すべてが溶けて時は止まった


どうしてまた帰ってきた、何もないこの場所に

鈴虫の声

今年もまた聞こ ....
思いのすべてを投げ出して

あなたに抱かれたあの日の夜

微笑みの影に気づかないふりして

瞳をそらしながら目を閉じた


空には十六夜の月

満月は、あまり好きではないと

 ....
絹のすれる音が、ひとひら

二枚、三枚と

声にならない音をたてて

深い闇に落ちていく


夕と夜の間に

音もなくまぎれこみ

ひとひら、ひとひら

落ちていく

 ....
見渡すかぎり曼珠沙華

曼珠沙華だけの世界に

二人で行った

風もなく、音もなく、香りもない


ただ、曼珠沙華だけが咲き乱れる

あか、赤、紅

すべてが止まってる

 ....
生田 稔さんの橘祐介さんおすすめリスト(15)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
生きていること- 橘祐介自由詩211-2-3
暖炉- 橘祐介自由詩411-1-28
生きる- 橘祐介自由詩311-1-17
霧笛- 橘祐介自由詩311-1-13
水面- 橘祐介自由詩211-1-11
海風- 橘祐介自由詩711-1-10
マスカット- 橘祐介自由詩311-1-9
白桃- 橘祐介自由詩511-1-9
グレープフルーツ- 橘祐介自由詩110-12-12
遠い旅〜幼い愛に〜- 橘祐介自由詩309-10-12
ウルル_〜エアーズロック〜- 橘祐介自由詩209-10-4
秋に果つ- 橘祐介自由詩409-10-3
十六夜- 橘祐介自由詩309-10-2
無花果- 橘祐介自由詩709-10-1
曼珠沙華- 橘祐介自由詩409-10-1

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