知らない足音がわたしたちを追い越し
立ち止まっていることに気づく
群れるものたちのすべてが
居場所を持っているように見えて
小さな声でいることに
少しだけ疲れて

彩られた樹木たち ....
生ぬるい屋根裏にあがると何かのぬけ殻がそこにある。
僕が入れそうなくらいにそれは大きい。
「入ってもかまわんのだよ」とぬけ殻は言う。
僕は少し考える。
やはりそれは間違ったことだ、と思い遠 ....
ペッソット
ペッソット


頬をつたいおちる
それはやむことなく


ペッソット
ペッソット


幾度となく繰り返される
バイオリン破壊劇


異国のひとはひと ....
このメガネについて来い なぜなら私も妄想派のアキバ系だったから
このメガネについて来い なぜなら私もユニクロが永遠にトレンドだと思っていたから
このメガネについて来い なぜなら私もアニメだけ見てれ ....
日曜の朝のイメージは白
だったのは子ども時代の名残
めざめるとそこかしこに
ラメみたいに散る朝陽

 日曜日だけは
 がっこうの一時間めのじかんに
 テレビアニメをやっていて
 だから ....
すべてが終わると
その町にも銃を担いだ人たちがやってきた
彼らはこの国の言葉や
この国の言葉ではない言葉で話すものだから
町の人々はますます無口になった

少年は喧騒と沈黙でごったがえ ....
はっぱをめくればなめくじ

みんなにきらわれて
しおをまかれたりする

おまえなめくじ

うまれてからずっと
からだじゅうでないている

おれだっておなじ

みんなにきらわれて ....
トキくんはバリヤーをつくった

トキくんはあたしのためにバリヤーをつくった

あたしがどんなに危険な目にあっても大丈夫ってバリヤーをつくった



トキくんがつくったバリヤーは ....
 水たまり広がる波紋に耳すましきみのリズムでやってくる夏



 砂浜に置いてきたもの捨てたものロケット花火と添い寝する夜



 8月のリップカールのてっぺんで届きますよにぼくのメロ ....
初潮という言葉と海とのつながりとかを
ぼんやりと考えていた頃に
おまえの家は紙の家だとからかわれ
私は学校へ行けなくなった

私は紙のにおいが好きだった
鼻をかむ時のティッシュのに ....
部屋の中で素振りをしていると
外は激しい雨が降っていて
どこかとても遠いところから
僕の知らない動物の鳴き声が聞こえる

シマウマはたてがみも縞模様なのだと
テレビ番組でやっていた ....
からだの曲線にそって
あなたは
かんたんなじゅもんなのだと指を折った
てのひらをそっとひらいて
りゆうもなさそうにわらった時
すこしだけ
えんえんとつづいてゆく
朝の風景を おもいだして ....
甘栗むいちゃいました
三点倒立で甘栗むいちゃいました
航空ショーで甘栗むいちゃいました
筋肉ミュージカルで甘栗むいちゃいました
死海で浮かびながら甘栗むいちゃいました
女性専用車両で甘栗むい ....
おまえに綺麗な紙のきものを着せたったら
紙人形のように可愛いやろなあ
そんなこと言うてはったおじいちゃん
いつのまにか
紙のおじいちゃんになってしもて

あれは風のつよい日やった
 ....
何か掴まなければ と
恐れなくてもよいのだ
いつでも繋げるように
私の両手は空いている


嘗て星々に触れたとき
驚きながらも微笑んだ
一秒よりもはやく
私たちは老いてゆくから

 ....
その喧騒の中にあって、ミス・ブランチだけは異次元にひっそりと佇んでいる
ようだった。水槽の中で絶えずうごめいていて他のものはひたりと動くのを止
めている。彼女は金の魚ではないのに金魚という種類だ。 ....
机のきしむメロディ
眠れる者の奏でるリズム
けだるい午後の一時
吐き出すやる気は今はない

呟く人々

わめきちらす壇上の指揮者
ぶっきらぼうな奴ははっきりと語る
「必 ....
また一つ
約束を破った

夕涼む縁側

うちわ

ねつ

におい

笑うしかないと
娘は知っている
言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
争いは銃からではなく
言葉から始まることを知らなくてはならない

言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
言葉の扱いが ....
神は時々、雲間から
小石をポンと投げ落とす
空を見上げる余裕ない
人に小石は当たるらしい

小石はお腹に入り込み
陣痛並みの鈍痛で
七転八倒苦しめる

小石は私の大切な
志に鎮座し ....
「から」は

らくだね
その先で揺れる涙が醜いので、
と睫を全部抜いてしまった
そんなのは嘘である、ただ
睫まきの使い方を間違えて
ひっぱっただけだ、それだけだ
片方だけではずるいので
考えたあげくこっちも・・・ ....
初夏の夜、首が痛くなるほどに
高い空を見上げて、
あれがかんむり座だよと、
いつかそう教えたのに、

あなたは忘れてしまった。
七つの星でできた王冠を、
あっさりと投げて捨て ....
沈みかけた夕日に
灰色のカーテンを浸せば
世界は爆発する


 *


うつくしい言葉を残すのはやめろ

あれは悲しみで あれは俺じゃない
ほとんど白に見える山桜
山中に点景のように咲いている
近くにいくと何しに来たというように
無視しようとするので
おまえを見に来たのだというと
ちょっと嬉しそうな顔をする
こ ....
見ることができるなら手をのばせるなら
遠くてもいい

届かない雲は
じきに梅雨のいろ

天からの便りを
仰向いて
待つ
私は白雪姫の物語が大好きです。
初めて白雪姫を知ったのは小学生の頃、ディズニーの映画をテレビで見たのだと
記憶しています。その当時はまだ無知だったので、私は小人というのは背の小さい
特殊な人種が ....
白鳥は
白くて
大きくて
きれいだから
エサをもらったり
写真を撮られたり
優しくされるけど
よく見ると
まぬけな顔をしてる

皇帝ペンギンみたいな
お父さんが
欲しいなあ
 ....
うたびとの記憶は木の葉のように、それぞれの滑面を散らしながらはすに重なりあってはひめやかに燃えていくのです。残り火は隔たりをときはなって、思い思いの灰を降らせながら真空にうずもれてゆきます。灰は年老い .... 世界最強!世界最強!
マスイジュウa.k.a.世界最強!
世界最強にコーラをガブ飲み!1.5リットルをイッキ!
ゲップなんてしない!世界最強だから炭酸ごときに負けない!
世界最強に揚げたてのト ....
大村 浩一さんのおすすめリスト(1993)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
都市伝説- いとう自由詩22*05-6-7
柔らかい殻- Monk未詩・独白405-6-6
ペッソット- Monk自由詩105-6-6
民衆を導くジュウのメガネ- マスイジ ...自由詩8*05-6-3
リアル・ウィークエンド- 汐見ハル自由詩805-6-3
すべてのあとで- たもつ自由詩4705-6-2
めくるめくなめくじ- ベンジャ ...自由詩37*05-6-2
トキくんのバリヤー- Monk自由詩1305-5-30
メトロノームの夏- 望月 ゆ ...短歌37*05-5-30
ペーパーホーム- yo-yo自由詩9*05-5-25
素振りなら負けない- たもつ自由詩1605-5-24
星めぐり- はな 自由詩39*05-5-22
甘栗むいちゃいました- マスイジ ...自由詩58*05-5-18
紙のおじいちゃん- yo-yo自由詩16*05-5-18
ソネット(触れている)_(2005.5.15)- 和泉 輪自由詩2505-5-15
金魚すくわれ- からふ未詩・独白1305-5-13
教室の不協和音- YAMA ...自由詩205-5-13
ほたる- たもつ自由詩1405-5-10
武装放棄- いとう未詩・独白62*05-5-9
尿管結石- イオン自由詩8*05-5-8
から- とび。自由詩2*05-5-7
マツゲのハナシ- nomi ...自由詩205-5-4
かんむり座- 佐々宝砂自由詩2805-5-3
世界- 黒田人柱自由詩3005-5-1
山桜_- あおば自由詩3*05-5-1
夏未だ来- 佐々宝砂携帯写真+ ...205-4-28
7人の小人たち- 宮前のん散文(批評 ...905-4-27
走る鳥- チアーヌ自由詩905-4-27
- 葉leaf自由詩13*05-4-27
世界最強- マスイジ ...自由詩10*05-4-27

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