お前が汚れていくのなら
俺はお前の石鹸になってやる
お前のためにどんどん身を削ってやる
消えてしまいたいなんて言うな 俺が代わりに消えてやる
お前にとって俺は泡のような存在でもかまわないけど
 ....
つい先日相対性理論のハイファイ新書が発売された。僕も買ったが相変わらず素晴らしい。曲も良いがやはり特筆すべきはベースの人(名前忘れた)が書く歌詞だ。友人のねいちゃんがタワレコに勤めているので売れ行きを .... 殺風景なガラス張りの待合室に覚える
独特な曖昧さを避けてみるのも一興と敢えて
乾いた風の吹き抜けるホームに佇んでみた

乗ろうとして乗らなかった準特急の走り去った先には
見覚えのある古い建物 ....
「 いってきます 」 

顔を覆う白い布を手に取り 
もう瞳を開くことのない 
祖母のきれいな顔に 
一言を告げてから 
玄関のドアを開き
七里ヶ浜へと続く 
散歩日和の道を歩く 
 ....
ぬっぺふほふ


脂身 から にゅるんと 手と
煮凍り から ぬらりんと 足が
新月の 夜道を ぺたりぺたり 歩いて
軒下の 薄明かりに ぐんにゃり うずくまる
こらあげん の 垂れ ....
 今年の幕開けとなる1月18日(日)の笑いと涙の
Ben'sCafe・ぽえとりー劇場で朗読したとものさんの
「crescent」という詩は、テキストとしても朗読とし
てもとものさんの詩の世界の魅 ....
母ちゃんにオマンマ食わせて頂いて
一人で何でもできそうな気がするが、来年はヒーローみたいな気がするが
次の瞬間自信過剰に気づき
冷めては燃え冷めては燃え、しょんべん臭い鉄みたいに浪費して焼け死ぬ ....
嗚呼とうとうなってしまった
ケータイが命の次に大事なものになってしまった
こんなはずじゃなかっただろ俺よ
俺はケータイを財布代わりなんかにはしない ケータイでテレビも見ない
そんなに依存してる ....
 
 
 
 
 
 
ある日、玄関を開くと
そこは何の変哲もない2Kの部屋で
湿気た空気が満ち
黴の匂いが鼻につく
そんな場所になっていた
 
 
小さな靴箱には
靴や、 ....
やめてけろ

ひと恋しさにちゃちゃ入れた
わたしの思いを
やんわりと断つように
春の兆しは白い肩口の奥へと隠れた

厳しさだけではない冬の素顔を知ってから
流されるのとは異なる
自ら ....
書き留めていたはずの詩が
一晩のうちに
家出をしてしまったらしい


枕元にあるのは
真っ白な紙の切れ端で
紙を失くして
彼らは
ばらばらになってしまわないだろうか


雨が降 ....
どんな家庭を作りたいかと考えたら

それ以外に知らないから 我が家みたいな と

僕は答えるだろう

なんだかその妙な消去法が 最初は嫌だった

選択肢がひとつしかないのはすばらしい ....
グロッキーなテンションで始まった火曜は


俺のまともじゃなさを周知の事実って型に収め



ペタリと肌に吸い付く 右肩の破けた黒いソファを


身体と気持ちに密着させた


 ....
              090107

90円あげると言われ
口を開けて笑っていたら
50円しかないから
明日にと延ばされた
口を開けたまま
笑ったまま
明日まで待っている
嘘つ ....
雑踏ならば天使みたいな昼間のキミのキス
は磁石みたいでこわい
最悪感でひろがるのに
何度もやめたくなくてくりかえす

後ろの座席で友達がねてるのに
寝てないフリをしている
たぶん
たぶ ....
薄暗い街灯を避けるように
Davidが
深夜の公園で立っている
ように見える
満面の笑みを浮かべて
いや
満面の笑みを浮かべている
ように見えて



 Davidは ....
ねぼけまなこのホームには
冬の冷たい風が吹き
踏み切りの音がこだまする
 カン カン カン カン ・・・

すべるように電車が止まり
倒れるように乗り込むと
発車のベルが鳴りひびく
  ....
元来た道の向こうから
しまい忘れたママの小言が
今にもやってきそう
そんな空模様

どこかへ行く途中
バスを待っているの

元来た道へのバスは来るのに
どこかへ向かうバスが来 ....
一人ぼっちに なりたい なりたいって言ってた
私がついに一人ぼっちになった
二人でいることのわずらわしさばっかり
わかったつもりでいた私が一人ぼっちになった

そう思うとこの町は ....
オリオンが
その名前を残して隠れ
朝は針のような空気で
小鳥の声を迎えうつ
わたしは
昨日と今日の境目にいるらしく
まだ影が無い

太古より繰り返す冬の日
あたたかい巣箱から
掴み ....
人の気持ちに過敏になって
自分の気持ちに鈍感になって
それでいいの? って誰かが言った
自分の中から聞こえてきたので無視をした
お正月ぐらいはと帰った実家で
思いがけず伯父さんからぽち袋をいただいた
幾つになっても嬉しいものは嬉しい

おめぇにもやっからよ

おとそ気分全開な赤ら顔は楽しげに
崩したあぐらはすっか ....
魚たちよ
今年も申し訳なかった
ボクは
お前たちを傷つけ
時には
お前たちを奪うことによって
歓喜の声をあげてきた
来年も
きっと
お前たちを傷つけることによって
ボクは血の沸騰を ....
離陸し続けることが唇のためになるんだよと
伝達された日の午後にみんな消えました
あれは号令だったんです、滑空


退廃なら
ぶっ壊してこい


{引用=
--もうじき-嵐が--るの ....
 施設に来た子供たちが、「鳥を捕るのがすごく上手なお兄ちゃんがいる」と目の前で騒ぐので、俺はなんとなくそっちの方を見た。
 すると、見覚えのある男が雀を次々と捕まえているのが目に入った。何をどうして ....
そして去年
飯島愛の上にも雪が降り

今年
小菅刑務所にも雪は積もり

来年も再来年も
ブロック塀のうえで裸足をぶらぶらしてるみなし子の上に
毛布の無い家の壊れた屋根に
 ....
夜空を見上げていたんだ

真っ黒な夜だよ

幾千の明かりが灯った
クリスマスツリーの上
巨大なビルとビルの間の
ちっぽけで 真っ黒な夜空だ

星が一つだけ瞬いていた
明るい星だ
 ....
鳥取の冬雲が北風に迷っています
今日は大潮だというのに月が
複雑にからまっているのです

 私の言葉は上手でしょうか
 そんなことよりも伝えたいことの、
 たとえば月の輪郭を
 なぞる指 ....
 詩を書くことが、それぞれの書き手にとってどんな意味を持つのか。それは個人によって様々であるだろうが、おそらく書くことが自らにとっての救いになりうると感じている書き手が多く存在するものと思われる。書く .... 「死んでしまいたい」が口癖な君に
「生きていれば良いことあるよ」
と言いかけて言い切ることができなかった

それを時代のせいにしたところで何になるのだろう

夢とか希望を持ち難いこんなとき ....
大村 浩一さんのおすすめリスト(1993)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
石鹸- 新守山ダ ...自由詩1209-1-27
日本語ロック(黒夢のこと)- 捨て彦散文(批評 ...409-1-26
次第のひと- 恋月 ぴ ...自由詩28*09-1-25
海に還った祖母に捧ぐ_- 服部 剛自由詩3509-1-24
百鬼夜行詩_<8>- nonya自由詩12*09-1-21
とものさんの詩の魅力について。_- 服部 剛散文(批評 ...509-1-19
今から寝る、三時間後に起きて地下鉄に飛び乗る- 清水勇介自由詩109-1-17
ケータイの穴- 新守山ダ ...自由詩509-1-13
創書日和【嘘】_錯覚- 山中 烏 ...自由詩4*09-1-12
けろ- 恋月 ぴ ...自由詩25*09-1-10
かあさん- 小原あき自由詩15*09-1-10
よろこびを表すのにひと苦労- 短角牛自由詩109-1-9
オタカラ- ローザ自由詩209-1-8
乾物- あおば自由詩10*09-1-7
現在- モリマサ ...自由詩1509-1-7
Davidは我々を理解できない- いとう自由詩5*09-1-6
通勤電車- ハルアキ自由詩1*09-1-6
明るい焦土- ミゼット自由詩1*09-1-6
ひとりぼっち- 瀬田行生自由詩1809-1-4
ふゆの背中- 銀猫自由詩21*09-1-4
自問- イチムラ自由詩509-1-4
ぽちなひと- 恋月 ぴ ...自由詩24*09-1-3
魚たちよ- 北村 守 ...自由詩208-12-31
破水!- しもつき ...自由詩19+08-12-26
グロ- チアーヌ散文(批評 ...508-12-25
ポルノスター- モリマサ ...自由詩21+08-12-24
メリークリスマス- rabbitfighte ...自由詩13*08-12-22
月の輪郭、風の影- たりぽん ...自由詩19*08-12-22
心の難解さへと向かう試み- 岡部淳太 ...散文(批評 ...14+08-12-21
がらんどう- 恋月 ぴ ...自由詩34+*08-12-18

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