すべてのおすすめ
とある公共放送の番組で二本のドキュメンタリーをみた。ひとつは海外で創作活躍をしている画家ともう一つは日本で人気のあるバンドメンバーの音楽家だ。そのどちらも若いクリエイティブな創作家であることには違 ....
・あの日
母が壊れてしまったのは、今から15年ほど前の冬の出来事だった。
当時高校二年生だった私は、北海道での修学旅行から帰宅し、うかれた気分で玄関の扉を開いた。
父は海外出張中 ....
ばらばらの時間を指して止まっているいくつもの時計たち。食器棚は四つもあって、そのすべてにぎっしりと食器がつまっているーたいていが五つ揃えで、花柄で。商店名の入ったカレンダーや手ぬぐい(開封されて ....
{引用=人は誰でも他人の黒衣。操っていると思っても、操られている。
阿呆のからくり糸巻車。
そろそろ時が来たようね
中世から、このてのひらの上の地図まで時がなぞる、阿呆の船の輪郭。
ガリレオ・ ....
新しい芸術とは、本来、違和感が伴うものだ、なぜなら、私たちが、見慣れている既成のものから、逸脱している部分が作品上、多分に見られるからだ。それを言葉にすれば、欠損および不足、過剰、単調、複雑、奇妙な美 ....
もうふた月ほどたつだろうか。わたしは毎日、すこしずつ家財を捨てている。家財、といっても、どれもさまつな――そのほとんどは夫と共有して、それなりの思い出がつまっているのだろうが、もはやさまつとしかいい ....
なんとなく、通りがかりの店でこのアルバムを手にしたのは、恐らくは中学生頃のことではなかったかと思う。あの頃はCDレンタル屋で本当に色々な歌手のアルバムを聴きあさっていたものだった。佐野元春の曲を聴いた ....
最近、『けいおん!』というアニメにはまっている。主人公は?放課後ティータイム?という名のバンドを組んだ5人の女子高生たちで、アニメは彼女たちの学園生活を描いている。笑いあり、涙ありのガールズ・バンド ....
何となく最近書く気がしないので、改めてに最近詩について考えていることをアトランダムに書いてみます。
飯島耕一の詩集「バルセロナ」を読んで
題材は身辺の見聞、私的個人的な記憶→語法も日常的 ....
友人の結婚式で訪れた故郷。山が四方を囲んでいる。幾多の虫の音が聞こえる。駅のホームには人の姿が疎らだった。日焼けをした高校生の男女。運動部の学生だろう。大きなボストンバックに汗をふくためのタオルが、 ....
まだ読んでるライト・ヴァース関係。
とはいえ、ライト・ヴァース関係の本は前回読んだ二冊しかないので、アメリカの詩ってことで検索・予約しまして、色々借りてきました。
『アメリカ詩の世界 成立から ....
どこかへ詩を読みに行ってつまらなかった。なんて当たり前すぎることで、そういうのをいちいちクサすのはもうやめにしよう。っと20歳のときぐらいにおもった。残念な詩に遭遇するなんてことは、もう、夏があついぐ ....
{引用=前書き:
毎日暑い日が続きます。毛深い方、そうでもない方、弁別すれば薄い方、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
ご好評をいただきました「陰毛を考える」もいよいよ最終回となりました。
引 ....
※アメリカのライト・ヴァースの経緯については「ライト・ヴァース雑感2」をお読みください。→https://po-m.com/forum/showdoc.php?did=215625
こちら、 ....
きのう手紙がとどきました。ふるさとのこころの箪笥から。
【前略 私は あなたの本当の母です。あなたは 親に「橋の下でひろってきた」と言われると喜んで、高貴な産まれを夢想するような娘でしたね。卵が先 ....
初出:詩と思想2010年5月号
「ネット詩の可能性」というテーマで依頼を受ける
私自身の話から始めて恐縮だが、以前声高に叫んでい
た「ネット詩」という言葉を、何年か前から意識的 ....
ある日、詩集を作ろうと思い立ちました。動機は単純で、同人の方がほとんど詩集を出していてうらやましいのと、書き始めて6年くらいたったので、区切りとして出してみたい。ということなどです。
以下、日記風に ....
詩集『月に吠える』より「猫」
まつくろけの猫が二疋、
なやましいよるの屋根のうへで、
ぴんとたてた尻尾のさきから、
糸のやうなみかづきがかすんでゐる。
『おわあ、こんばんは』
『お ....
娼婦(パスミルダ)に憧れる少女を今まで見たことがなかった 少女は年上の男たちを可愛いと思えている 援助交際して稼いだお金を友だちとのヨーロッパ旅行へと積み立て、思いを馳せる こ ....
……とある蛙氏が、詩の現状と難解ということについて「私論・詩論・試論」という文章で議論している。
ぼくはこの文章の存在を知らず、きのう初めて読んだのだが、それについて思うこともあるから感想文としてこ ....
東 直子著『春風さんのリコーダー』(有)本阿弥書店
同『愛を想う』?ポプラ社
借りてきました。
『春風さんのリコーダー』は東 直子の第一歌集。この方、ファンも多いし、みなさんベタ褒めです。そ ....
何度か言っているが、以前からストーリーや、作者が意識した情景、心象を伝えようとする詩に魅力を一切感じなかった。もちろんそういう詩が全て嫌いだというわけではない。題材として用いられている分には全く気に ....
骨
その絶望
の
砂
の
把手
穴
のある
石
の胸
あるひは穴
のある
石
の腕
「夜の要素」の冒頭の二連です。
この奇妙な形式の詩の作者は北園克衛(きた ....
西條 八十全集1、2、3(抒情詩)、4(時局詩・少年詩)と13(詩論・詩話)巻
?国書刊行会発行
を、借りました。何も考えずに予約して、来たら一冊が辞書ほどの分厚さでびっくり。
西條八十と言え ....
カニミソ2 / 番田さん
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=211270
からっとしたユーモアに、若干ただよう物悲しさ。このなんとも言
えない ....
母
ああ麗しい距離(デスタンス)、
つねに遠のいてゆく風景・・・・・
悲しみの彼方、母への、
捜り打つ夜半の最弱音(ピアニッシモ)。
ぼくの周りには、ランボーを読んだり、中也 ....
そこには夜のみだらな狼藉もなく
煌々と一個の卵が一個の月に向かっている
「静物」より
吉岡実(よしおか みのる)の詩集『静物 ....
「えーっと、どれどれ……。……お、あったあった。………これやがなこれやがな。えぇ。今週号が出るんを一体どれほど待ったか。えぇ。ウン、…マァ、どれほど待ったて、二週間待っただけなんやけどな。お、ちゃーん ....
「書斎に於ける詩人」
それゆえに・・・・・
儂(わし)は雪の振る日の午下(ひるさが)り
水晶のやうに明るい牕(まど)ぎはの長椅子でこれを誦(よ)む
嗚呼(ああ) 書籍よ
爾 ....
「雨」
南風は柔らかい女神をもたらした
青銅をぬらした 噴水をぬらした
ツバメの羽と黄金の毛をぬらした
潮をぬらし 砂をぬらし 魚をぬらした
静かに寺院と風呂場と劇場をぬらした
この静 ....
大村 浩一さんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(183)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
破壊と構築について
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アラガイ ...
散文(批評 ...
7+*
21-1-14
母が壊れてしまったあの日から
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健
散文(批評 ...
12*
20-12-11
メモ(東北)
-
はるな
散文(批評 ...
4
20-3-26
演劇の有用性について
-
salco
散文(批評 ...
3+*
10-10-18
新しさと、詩と__mixi日記より
-
前田ふむ ...
散文(批評 ...
11*
10-9-28
花冷え
-
豊島ケイ ...
散文(批評 ...
14+*
10-9-27
佐野元春のTHE_CIRCLEを久しぶりに聞いてみたっ!
-
番田
散文(批評 ...
3*
10-9-21
ジャンルを超えて−けいおん!Humming_Birdのことな ...
-
A-29
散文(批評 ...
1*
10-8-23
暑い中、最近詩について思ったことなど
-
……とあ ...
散文(批評 ...
6*
10-8-16
結婚式、ラップタイム、二日酔い
-
ブライア ...
散文(批評 ...
6*
10-8-11
ライト・ヴァース雑感_その2
-
ふるる
散文(批評 ...
15+*
10-8-6
おまえのお気に入りをおれによこせ
-
露崎
散文(批評 ...
23
10-8-4
夏の総力特集_・_「陰毛を考える」_最終回
-
salco
散文(批評 ...
14+*
10-7-27
ライト・ヴァース雑感
-
ふるる
散文(批評 ...
20+*
10-7-22
やわらかな殻
-
るるりら
散文(批評 ...
13*
10-7-19
商業詩誌の潰し方
-
いとう
散文(批評 ...
3+
10-7-17
詩集を自費出版したよ_その1
-
ふるる
散文(批評 ...
5*
10-6-24
大好きな詩人を紹介してみます__「萩原朔太郎」
-
非在の虹
散文(批評 ...
5*
10-6-17
キム・ギドク監督_『サマリア』_〜〜ヨルノさんと詩を巡る旅_ ...
-
ヨルノテ ...
散文(批評 ...
3
10-6-17
詩の行くえ
-
非在の虹
散文(批評 ...
4
10-6-16
借りた詩集__東_直子の歌集
-
ふるる
散文(批評 ...
5*
10-6-15
「反逆する読者」宣言
-
KETIPA
散文(批評 ...
10+*
10-6-13
大好きな詩人を紹介してみます__「北園克衛」
-
非在の虹
散文(批評 ...
10*
10-6-11
借りた詩集_西條_八十全集
-
ふるる
散文(批評 ...
10+*
10-6-9
ショートレビュー・サンデー_13_/_カニミソ2
-
露崎
散文(批評 ...
3+
10-6-9
大好きな詩人を紹介してみます__「吉田一穂」
-
非在の虹
散文(批評 ...
7*
10-6-8
大好きな詩人を紹介してみます__「吉岡実」
-
非在の虹
散文(批評 ...
4*
10-6-4
コンビニ
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捨て彦
散文(批評 ...
2
10-5-31
大好きな詩人を紹介してみます__「日夏耿之介」
-
非在の虹
散文(批評 ...
4*
10-5-29
大好きな詩人を紹介してみます__「西脇順三郎」
-
非在の虹
散文(批評 ...
6*
10-5-26
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