日頃の不摂生で 
年の瀬に熱を出し 
病院で点滴をした三日目 

今日、初めて気づいた 
点滴を吊るした棒の台車に 
歩きやすいよう 
掴まる取っ手がついてたことに 

昨日、僕は点 ....
ほれたはれたは うきよのつねで
ちょことかたれば すぐわする


ほれたはれたは うきよのことよ
わすれてさけでも のめりゃいいい


ほれたはれたは いつものことで
まくらかえれば ....
活けられた
あしも茎も
垂線のむこう
まなざしに分かたれ
きめ細かで
しべも口もまだ
ざらついていた
肌に
注がれ
開かれてゆくところ
注がれては
省みることを忘れた
めも鼻も ....
「ひさしぶり。元気だった?

 こないだのアレ見た? すきだったじゃない。

 じゃあ雑誌は? ずっと買ってたよね。

 突然バックパッカーになったりしてさ。

 ・・・え? あた ....
僕は 今 丘の上に立って
不況のため売れ残りの目立つ
広大な分譲地内の家の屋根を見ている。
ちょうどあの時のように

あの時
僕は屋根の上に昇り
両足を抱えて
君の家の屋根を見ていた。 ....
十二月の
さみしい水の底から
きみのささやきに
耳を澄ませる

ふるえる感情の
ひとつ ひとしずく
その波紋
その不自由

どうして人は
急ぐのだろうね
日時計の影が
伸び縮 ....
やめてください!

写メ撮るのやめてください!

ネットにアップなんかされたら、家族や友人に見られるかもしれんやろ。
めっちゃ恥ずかしわ。

ブログにアップとか 絶対やめてください って ....
               091211



蓄電池
差別される燃料電池と
太陽電池
非常用の空気電池と
ボルタの電池
アルミホィールと備長炭を
塩水につけて

電池を作る ....
きれいごと言うな
なんて言うな
こんなにきれいごと言わなきゃいけねえ時代はねえぞ
俺にこんなこと言わせるな
俺がこんなこと言うのは
どう考えても似合わねえと思うぞ
でも俺にはどうしても大事 ....
陽射しが強く射している
この昼下がり
僕は
あなたに会いたくて
空を見上げています

もしかしたら
雲のじゅうたんから
悲鳴を上げながら
さかさまになって
落 ....
年末の気忙しさに閉経後の人生を考えてみたりする
それはあまりにも取りとめなくて
生理用品の買い置きはどうしようかとか
明日から生理用ショーツ穿かなくて済むのねとか
不幸中の幸いにして生理痛とは ....
 今夜、遠い空の下の鳥羽で、一人の詩人の通夜が行われた。その時僕は、旅先の秩父から、地元の鎌倉へ戻って来ていた。何処から書き始めるべきかわからないが、川村透という詩人は、その正義感の強さ故に、かなりハ .... 足もとのカラスは飛び去らなかった

朝のホテル街をふたりで歩いた

いいのに、でも、ありがとう、

女を駅まで送っていた

ぼくらはたとえ話のなかを生きている


これは、なにか ....
ぬめぬめとした
自分を抱き締めた。
皮膚呼吸をしているはずなのだが、
何かを塗りたくてたまらない。

空には暗いグラデエーションの夕暮れ
丘に登って見上げている僕は
ぬめぬめとした
 ....
※本作は、一部に過激な表現が含まれていますが、
 あくまでフィクションであり、
 特定の人物、団体を誹謗、中傷する意図はございません。
 あしからず。


「先生、急患です」
看護[婦] ....
 2010年1月の9日から13日にかけて、現代詩フォーラムにて第4回批評祭を開催します。




 個々の詩サイトは閉鎖的だという論があります。その根拠はそれぞれの詩サイトが限られた利用者に ....
謝るのは簡単だ。

そう言ったのは、僕で。

今は、君が言っている。

僕の言葉は、君に届いて。

また、僕のトコへ帰って来た。

誰かに、伝えたコトは。

多分、自分に伝えた ....
回転を少し止めた朝は
おだやかな
エメラルドの生地で

ひとつの心臓もない
白い砂床に
波のつぶやきを聴く

貝の肉のような
とりとめのない柔らかさに憧れ
ギリギリと角質の擦れ合う ....
僕は夢想する

雲一つ無い青空に
ぽっかり浮かぶ黒い月を

僕は夢想する

鬱蒼としたジャングルに
飛来する原色の鳥達を

僕は夢想する

ジャングルの樹々の間を
悠然と歩む ....
脚で立つことの違和感では
耳や指に入り込む砂とは明らかにされずに
厚みですか
では開くのでしょうね
それがそれであるという意味
腕に噛み付くと大きな声を
抄本に
抄本へと
いくつもの皮 ....
 最近、4講時の講義を終えて裏門の階段を下りると、そこに3人の女子高生がいつも座っている。まさか、僕のファンだろうか? と思ってしまうところが僕のかわいいところだろう。今年大学に入学した1年はルックス .... {引用=殺風景。つめたい椅子のような
 冬が。ぼくの骨をつかんでいる
  夜は。まばたきをくりかえしている
   枯れた此処に在るのはさ。枯れた現在
    なんでもない路上で生きて。死んでゆ ....
 きみが言う「愛してるよ」は うすっぺらい

      「ごめん」と言わない 心ないきみ
無い物ねだりする人は

どっか悪い人に見えるらしい

でもね、当たり前の事だろう

隣の芝は確かに青い


もっと欲しいと言う人は

強欲だとののしられ

でもさ、当たり前じ ....
窓の外は真っ暗で、では部屋の中はどうかというと、これまた深淵のような、重力が不自然に働いているような錯覚がおきる場所だった
だからテレビが一日中つきっぱなしで、わたしの視野がますます狭くなる ....
あたしは都会に行ったことがない
友達のえりあしは屈託がなく、溜息は山並みに同化する
おんぼろな校舎の3階からは特に何も見えない
はるか彼方に水平線が5cmほど臨めるが、
手垢だらけの教室内のほ ....
地平線がかぎざぎに囲われた東京を
中央線のガラス窓からのぞいて
ビルたちの壁面は薄黄緑に光る
水の色をしたいろんな影が長くのびて
フラットな装置のように空が広がる
鳥の群れがばらまかれ
ペ ....
あかぎれた手の甲は膝のうえに重ねたままで
ふぅっと深くため息をついてみる

シャッターを下ろした売店脇の柱に掲げられた時計は11時55分過ぎを指していて

どうやら今夜もフェリーは出航しない ....
 
父さんが
なれなかった父さんに
なろうと思う

父さんは
自動車が好きで
僕は
自転車が好き

自転車に乗る
父さんを
僕は見たことがないし
自動車を運転する
僕を父さ ....
テーブルの上にある花瓶に刺さった幾本かの薔薇の花が腐って姿を見ているのが辛い
元々は小道具でしかなかったとしても
毎日水を変えて茎を切っても日に日に萎れ腐っていく花を見るのは辛い
赤かった花びら ....
大村 浩一さんのおすすめリスト(1993)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
新年の扉_- 服部 剛自由詩8*09-12-31
今年最後の投稿じゃーほれたはれたーどどいつ- ……とあ ...伝統定型各 ...8*09-12-31
_- 石黒自由詩309-12-31
創書日和「樹」_きみという人- 逢坂桜自由詩409-12-30
バス停- ……とあ ...自由詩11*09-12-13
ピアニシモ- 佐野権太自由詩28*09-12-12
千葉なのに東京という_あの場所で- 北大路京 ...自由詩19*09-12-11
乾電池- あおば自由詩2*09-12-11
きれいごと- 新守山ダ ...自由詩209-12-11
干さずに- 乱太郎自由詩14*09-12-10
戯れのひと- 恋月 ぴ ...自由詩18*09-12-8
世を去り逝く詩友への手紙_〜追悼・川村透さん〜_- 服部 剛散文(批評 ...609-12-7
二度とは口にせずにいた- 吉岡ペペ ...自由詩1209-12-7
蛙の黄昏- ……とあ ...自由詩11*09-12-7
QQ病院のキケンな一夜- ネット詩 ...自由詩309-12-6
第4回批評祭開催にあたって- 相田 九 ...散文(批評 ...4+*09-12-2
創書日和「謝。」- 狠志自由詩109-11-30
貝夢想- 佐野権太自由詩16*09-11-27
黒い月ー序- ……とあ ...自由詩12*09-11-26
犬を容れておく犬- 井岡護自由詩409-11-24
11月のボーイズラブ特集- 済谷川蛍散文(批評 ...8+09-11-24
- 草野春心自由詩209-11-24
創書日和「謝」_告白- 逢坂桜短歌409-11-23
綺麗になりたい世界- 雨流れ。自由詩1*09-11-19
宵の記憶- ogawa hana自由詩309-11-19
マザーシップ- ogawa hana自由詩709-11-19
東京- モリマサ ...自由詩14*09-11-18
フェリー乗り場のひと- 恋月 ぴ ...自由詩18*09-11-17
父さんがなれなかった父さんに- 小川 葉自由詩1409-11-17
腐ったツナサンド- 虹村 凌自由詩209-11-16

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