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ラミネート加工の空に穴が開く
まるですぐ上からパチンコ玉が
落ちた来たように泣いている
雷鳴が仲間を呼ぶ声に
嫉妬したりしてどうかしてる
この雨は頭を冷やすために
一秒毎に強くなって来る
 ....
言葉でべっとりとした
身体を殴りつけるために
外へ出ようかな
雲ひとつない空に
拭き取って欲しい
後悔や心配が
僕の靴の裏を汚すけれど
手ぶらで行くから
手ぶらで来てね
景色の中で迷 ....
恋をしない時
確かに埃を被った線が
ショートするように首を締めた
痛みに無力な
子宮が泣いている
その音を聞きながら
誰か私を抱いてくれないか
屋根から伸びて来たはずの
線が盗聴器みた ....
雲が解けたら雨が降り
水溜りに映る逆さまの街は
さよならを出会いに変えて染まり
追い駆けても追い駆けても
きっと太陽は沈まないだろう
秒針が動く隙間を狙って
私の心はあなたを想い
夕立が ....
大切な人を抱きしめたい
愛しい人に口づけをしたい
僕達はきっと恥ずかしいから
日本語の隠れ家を探してる
もっと軽くて証拠の残らない
気体みたいに乗りやすいもの
ハグやキスという面積が狭い
 ....
言葉の表している意味が
まだ分からずに背中を押された
強かったはずが途中で休んだ
自分と似たような風を見つめて
今日も誰にも会わなかった
風は待つものを超えて来るから
景色に矢印を投げて当 ....
哀しみが三度
黒く焦げた後

喜びは二度
白く光ったよ

残りの哀しみが
次の喜びと
出会うまでは

少しだけ人を
好きになりたい
流した涙や
赤く染まる血が
透明になるまで
過ごした時間

ありがとうは
一億人の心を
結ぶ羽根だって
みんな知っている

ギュッと守られた
お弁当箱よりも
偏ることのない
 ....
ピンクが似合わない
この体にも
桜は舞い降り
憩う時がある

腕のざわめく
動きに合わせて
花びらのトンネルが
開通する

まるでカーディガンを
羽織る姿は

春しか着ない
 ....
ワンピースの裾をはためかせてバイバイ あなたのいない日々が
透き通るまで
タメ口ひとつ
忘れた心に
果てなく感じる
距離の重さを

例えようもなく
見上げる桜は
ドレスコードみたいな
淡いピンク

飲み込んで
溶 ....
歩き方をいつ
覚えただろう
走り方はまだ
知らないのかな

遠く光が進む
道は孤独
君はその中に
名前を残し
笑顔も増えた
あの頃よりも

互いに交わした
言葉を胸に
抱い ....
セーラー服の第2ボタンの下
見えない手形が押されたあの日

腐った果実と一緒に捨てた
体の行方が心とはぐれて
ダスターシュートの入り口で死んだ

触れることも触れられることも
許せなく ....
透明な砂漠が
空に広がり
回るペダルで
時間を止めながら
誰よりも強い
世界を探そう

意識の中に
光を打つ魔法
薄いセロハンを
瞼に乗せて
たゆたう風の
踊りを眺めて

 ....
涙と雨を掻き混ぜて
同じ輝きになるまで
見ていた

虹のベルトを
胸に締め付けて
白いワンピースの
模様にしよう

洗っても
消えることのない色を
思い出と呼んで
心にしまえば ....
夕暮れは
皺が寄った赤い空

この指先で
解けてしまうほど
今日は結べない
リボンのように

誰かの心を
惹きつけたまま
輪の中に入り
燃えていたいよ

火傷するくらい
熱 ....
心臓のインクリボンが
黒い点を打つ
静寂と私

足音が迎えに
来てくれるなら

明かりがなくて
良かったと思える
闇にこそ
吹きかけたい溜め息で

魂の十合目を
昇るから
 ....
肩を並べて歩きたいだけで
綺麗になろうとは思わなかった

見た目で得する人の分まで
損してやってる安い運命は
少し苦くて喉に引っかかる

思い出みたいな時代の鏡を
右手で割って左手で守 ....
黄身の大きさが違う目玉焼き
食べれば同じ味がするのだから

きっと左右のバランスが違う
この眼にだって夢は見えるだろう

頭は嘘を付かないプロペラを
心で回して不安定になる

前髪で ....
琥珀のスープを
飲み干した時
同じ体温で
冬を知りたい

サラダの鮮やかな
赤い野菜に
つまづく事なく
食べられたら良い

パスタの重さが
運命のように
口の周りで
踊り出す ....
飛び込む
タイミングが
解らない

あの胸の中このビルの下

希望はいつも
上にあるのだと
知っている人が
作る空の色

吸い込まれそうな
青の視界が
反転をした
海に変わ ....
田舎で鳴らすパンプスの音は
アスファルトと喧嘩をしているようで

沈黙の町に突き刺す矢の道
着飾った自分を恥じた後で
鏡を見る気にはならないから

タートルネックを折り返しながら
顔を ....
ピンクの小瓶に入った香水で
描いた円の中を8の字にくぐる

身体に纏う鎧は軽い方が良いと
何だか強くなれた気がする匂いを

薄い皮膚の下に忍ばせながら
シャツの襟元を折り返す時

桜 ....
ウールのマフラーを強く巻いても
誰かの腕を離れたこの首は
隙間だらけの星空みたいな

編み目のひとつにほどける思いを
両手で救って届けたかった

チクチクと痛むウールの感触
太陽の熱と ....
ディナーのパスタはボンゴレロッソ
口の周りで太陽が踊る

紙ナプキンに吸い取られた熱が
唇の形をかたどりながら
渡せる相手が未だにいない

テーブルで話す恋人たちは
いつの間に名刺を交 ....
こっくりとした
黄色の満月が

ぽっかりと浮かぶ
十月の夜

すっかりと冷えた
心を温める

まっすぐな光に
酔いしれて

うっすらと重くなる
瞼を閉じれば

しっかりと ....
落ちる雨が洗い流すものは
インディゴのデニムと軽い約束

目尻に溜まった雨粒のうちの
幾つかは涙でできていたけど

指先の温度計が感じる冷たさを
手袋みたいに白い息で包む

夜の繁華 ....
ガラスの泡が
喉で割れる痛みを
声帯に置いたまま

350mlの缶で
山登りするような
飲み方を知った

途中で引き返す
ことのないルート

底が見えるまで
角度を変えて

 ....
ロウソクを吹く
何回かに分けて

煙が目に入り
涙を連れて行く

空っぽになった
誰も訪ねてくる
予定のないスリッパは
値札を切るまでが前夜祭だ

暖めた部屋の壁が
白い生クリ ....
あれは何だったのだろうか
白い下着に
染みた赤い穴

生臭くて吐き気がして
身体を逆さまに
したくなった

汚れた下着を
着替える前に
見つめてしまった
その一点が

創作の ....
秋葉竹さんのミナト 螢さんおすすめリスト(33)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕立- ミナト ...自由詩220-6-25
散歩- ミナト ...自由詩120-4-11
アンプラグド- ミナト ...自由詩220-4-3
難破船- ミナト ...自由詩3*20-3-2
XO- ミナト ...自由詩220-3-1
風向き- ミナト ...自由詩120-2-26
- ミナト ...自由詩119-4-15
ハンカチ- ミナト ...自由詩419-4-1
空のクローゼット- ミナト ...自由詩419-3-10
一行詩- ミナト ...自由詩219-3-8
幻想行進曲- ミナト ...自由詩4*19-3-4
ハロー- ミナト ...自由詩219-3-1
- ミナト ...自由詩219-2-2
カーニバル- ミナト ...自由詩219-1-31
ボーダー- ミナト ...自由詩1*19-1-29
Over_Drive- ミナト ...自由詩219-1-25
逆流- ミナト ...自由詩219-1-24
醜態- ミナト ...自由詩1*19-1-22
雌雄眼- ミナト ...自由詩419-1-1
ディナー- ミナト ...自由詩3*18-12-23
リバース- ミナト ...自由詩218-11-26
異邦人- ミナト ...自由詩1*18-11-17
サムライウーマン- ミナト ...自由詩2*18-10-31
シリウス- ミナト ...自由詩3*18-10-30
ROSSO- ミナト ...自由詩3*18-10-27
神の椅子- ミナト ...自由詩418-10-14
クレッシェンド- ミナト ...自由詩318-10-13
炭酸- ミナト ...自由詩118-10-11
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10歳- ミナト ...自由詩218-8-25

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