おばけ不足で夏を迎えた 夜明けのコインランドリーにトムとジェリーのランジェリー 信者の風船が割れるたびに膨らむ神様 夜の悪戯
午前2時に抜け出して
星と一緒に空を駆けた

君と降り立った夜の水族館
クラゲの展示に食いついて
離れない横顔が好きだ

少し足元照らすライトが
緊張感を膨れさせる ...
黄色いワンピースと
濡れた髪
そっと

あなたのことを
何度も何度も
でも
二度と戻れない

写真のように残しておけない横顔を
出来るだけ忘れないよう

やけるアスファルト ...
橋の途中で車を停めて
降りてみたのは
海風のなか

半袖のシャツを抜ける海風は
きみとぼくとをかすめて
手の届かない
ブルーになる

うっすらと
肌をぬらした汗も
すっか ...
男ばかりが
かゆいわけではない
それを
フェミニーナ軟膏の
存在で知った
19歳の夏

息子が同じ歳になったのに
私はまだ
フェミニーナ軟膏に
囚われたまま

フェミニーナ軟膏 ...
少女の頬に
ほんの少しの血が 
乾いて お祭りの
化粧のようで

当たり前のように
気にもかけなかった

からりと晴れた 暑い午後
地中海の香りを思い出して
悲しくなった

...
  「  」は暗い
ただ暗い場所
        一歩進む毎に
    自分が壊れる音がするのに
 立ち止まる事も許されず
   黒い泥の上を這って より深い闇へ向かう
      ...
きみの言葉を教えて

ぼくの言葉も教えるよ

きみの暮らしを教えて

ぼくの暮らしも教えるよ

迷わされている ぼくら

誰かの悪意が作った道

惑わされている ぼくら

...
出る杭は打たれる
っていうじゃない
あれって
打たれちゃうから
出ちゃダメよって
ことじゃないんだよ

出すぎちゃったら
誰かがちゃあんと
打ってくれるから
それまでは安心して
...
軽い重さを背負いながら 独りで坂を上る
軽さは風のように 重さは物語のように
行方は光と闇に分かれ 両方とも人がいる
白い旗と黒い旗が 船に刺さり 古くなる

ミイラが云う 苦しみは生きてい ...
待合室には薄暗い死角があり
その奥から話し声が聞こえてきた
飲酒だとか喫煙だとかで
入院中に規則を守らなかった男が
強制的に退院させられて
形の上では患者の治療拒否とのことで
紹介状を持た ...
窓から通りに停めているトラックの荷台に
トマトを投げる
ここらは駐車停止なんだ
このように常に自分には病識がある

通りに車を止めているトラック運転手が「何をしてるんだ!」と怒ってきたら
...
オナニーをしても
すっきりせずもやもや気分続行で報われないのは
本当は
たった一人の人を探しているからじゃないだろうか

仮に
宇宙が無だとするのなら
地球は有であり
俗世だ
絶え間 ...
風が風で
風のままに風で
風以外のものすべてを
風に透している


焦げた港
暮れの青と水
人音の無い径
海に満ちる耳


空が空を剥がしてゆく
銀の彫像 ...
縦の渦の目
夜の窓をすぎる
虫の声の羽
笑む火の口もと
縦の渦の目
縦の渦の目



双つの花の目
早朝を泳ぐ
未満と未明の
機械的なまばたき
双つの花の目
...
人々は人生という「道」を

何かを手に入れるための

「通路」としてしか見ていない

人々にとって人生とは結局、

何かの為の通過点に過ぎず

手に入れられるものだけが全てだと
...
あなたは美しい響きで
さよならと言いました

もう会えないかもしれない

思った
海外の旅行先から来る手紙その国示す情報いっぱい

真っ白な雪の世界が広がって桜のピンク早く見たくなった

宇宙へと出て行きそうな勢いで力強く跳ぶ羽を持つ生き物

夕暮れが発展途上の街染める ...
妹が

昔撃たれた

この道で

弟の口

泣いて塞いだ







...
思ったよりミンミンゼミが鳴かなかった夏の終わりに(1998)














...
たのしいことした
悲しいことばっか
面白いこと探した
カネのことばっか

二日酔い
良くない
酒やめて

肺気腫は
こんなことでも
やめやめ
たばこもやめて

探してる ...
   窓を這う
   ゴーヤの日除けに
   蝉の声

   首に巻いたタオルで
   額の汗を拭く

   夏の昼下がり

   冷たい麦茶と
   生ぬるい扇風機
   微か ...
籐椅子に風を殺して組んだ脚 シリコンを入れたる胸や守宮の眼 神棚の裏に右手のない守宮 マシな言い訳が耳を掴む さえない日々の影にかたちがない 都合よく堕ちるサヨナラの螺旋
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
おばけ不足で夏を迎えた北大路京介自由詩414/7/29 1:58
夜明けのコインランドリーにトムとジェリーのランジェリー自由詩114/7/29 1:58
信者の風船が割れるたびに膨らむ神様自由詩514/7/29 1:58
悪戯瑞海自由詩5*14/7/29 1:10
重ねてるいるみ自由詩214/7/29 0:09
南風千波 一也自由詩214/7/28 23:50
悲しいくらい股間がかゆい花形新次自由詩0+14/7/28 21:55
ガザの犬藤原絵理子自由詩414/7/28 21:52
ろっく・ぼとむ凍月自由詩1*14/7/28 21:38
イエロー オア イエローUtatan...自由詩014/7/28 20:00
出る杭は森川美咲自由詩3*14/7/28 19:59
刹那陽向自由詩3*14/7/28 18:27
入院譚春日線香自由詩214/7/28 18:25
トマト馬野ミキ自由詩6*14/7/28 13:38
愛について自由詩214/7/28 12:52
ノート(誰も 何も)木立 悟自由詩314/7/28 10:01
ノート(51Y.7・27)自由詩214/7/28 9:58
知者は心ある道を行くyamada...自由詩214/7/28 7:53
遠いいるみ自由詩214/7/28 7:46
発展途上夏川ゆう短歌014/7/28 7:34
大統制時代TAT短歌1*14/7/28 5:23
第四回ダルシマーズ・コンテスト自由詩114/7/28 4:08
自分リブレ竜門勇気自由詩114/7/28 3:45
【 昼寝日和 】泡沫恋歌自由詩18*14/7/28 2:25
籐椅子に風を殺して組んだ脚北大路京介俳句314/7/28 1:59
シリコンを入れたる胸や守宮の眼俳句214/7/28 1:58
神棚の裏に右手のない守宮俳句114/7/28 1:58
マシな言い訳が耳を掴む自由詩114/7/28 1:58
さえない日々の影にかたちがない自由詩214/7/28 1:58
都合よく堕ちるサヨナラの螺旋自由詩7*14/7/28 1:58

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