家と ともに
ここで 幾年
育み
たのし かなし
アルバム 重ね
吹き渡るのは九月の
上風を食む草いきれの歌
輝きのなかの
沈黙よりもお喋りな
聞き流し
自転車は立ち止まり
カレーパンを頬張り
文庫本を繰って
雨上がりにはきっと
昨日よりも青く
午後をもっと愛 ...
昔の友人の、志の高さを知る。
安い言葉を並べるだけでなくて、努力もしているのだと知る。

私の手元に残るのは、つまらないと言いながら、
安定した生活だけを狙って取り組んできた自分。

私は ...
お風呂について熱く語り合っちゃうスレッドです。
お風呂、温泉、銭湯、スーパー銭湯などなど、お風呂に関することなら何でもOK。
あったかいお湯につかっていると良い詩も思いつく〜!!(多分)
逆に、 ...
夜風に揺れる柳は指揮棒
無数の電灯や家の灯りを観客に
雲の幕に覆われた月が
月光という合奏と共に現れる夜
デクレッシェンドして
新月になり
クレッシェンドの頂点で
今宵は満月を迎 ...
滔々と鳴り響く(ringing)鐘の音は 空気に溶けては消えていく 
繭のような雲は流れて玉響の夢を見 空気に溶けては消えていく 

リンゴン リンゴン リンゴン リンゴン

萌ゆ燃える ...
いちばん高いまんなかのところで
ぼくたちは見ようとしていた
うすくあでやかな冬いろのいとが
ほろほろうねって逆さまに
暗号のようにふってゆくのを
ぼくはぼくたちはみたかった
みたがった
...
今日は月で明るいから
すこし外をあなたと歩く

真っ暗だった足元は
いつの間にか明るくなって

手を引いているあなたは
少し寂しそうな顔するんだね

君が地上へ降り立った日
天 ...
時計が刻む

真面目なリズムを

心で合わせて

朝を迎えた


君の温もりが

冷めていくような

ベッドの上で

飲み干したスープは


君の笑顔に

また ...
お百度参りお百度のキス 齧られた宇宙に愛が足りない 長い傘が雨に遭わない 名月をポテトチップで隠しけり 名月を言い訳にした二人かな 名月や肩に乗りたる兄の声 水絵具で描いた 月の光
宵待草の恋は セピアの思い出に
茶色い時代の かざぐるまが回った
夜店の裸電球に くっきりと影を作って


夏が去っていく 風と花を連れて
公園の片隅に ぶら ...
かなしいことを考え睫毛をふせていると
どんどん頬がやせていくような気がして
カーブミラーにむかって微笑むのだった
指先でなぞれば引っかかる些細な
自分と世界との境界線で
うずくまってばかりだ ...
浅水を弾く
風が汚されたのどをあらう
聴覚のゆめは畸形の吐息
夜からは野放しの天使が



生まれたばかり生まれたままで鳥が燃えて、逃げた骨片の表面で水が啼いている。話し声を追いか ...
 論理というのは
 ギアボックスみたいなもの
 私たちの心に構築され
 その行動を、司る

 でも、
 スチールの
 箱の中に押し込められた
 小さな歯車の数々が
 錆びつき、牙が欠 ...
青い鳥の夢を見ました
生まれて初めて見ました

こんなに大きな青い鳥は
見たことなんてありませんから
夢でたくさん写真を撮りました

青い鳥はあなたでした
夢だから根拠なんてありません ...
          IEでまた知った
  名のあるひとが鬼籍に入った と
    空洞にしてもちろん名もない
      おいらの齢(よわい)より
       五年も十年も若いのに
  な ...
人間の心より気まぐれな物って何があるんだろう? 遠くてどうしようもないところにある
でも大切な里にゆきたいとお金を貯めていた
わたしは消えてしまうのだけど

   #

女の子がそれを知る前
暖かな手のひらが彼女にスプーンを手渡して
...
十二本の骨で護られた
私の心臓が
八本目から露わになって
飛んで来た石の鏃が突き刺さる

傷口から溢れ出す黒い血は
鳩尾の星の下をつたい
裂けた林檎の割れ目に溜まり
滴り落ちて
...
今 編

将来の為とは一体何だろうか?
明日死ぬと知らされて、将来の為と言える人はいるだろうか。

僕は明日死ぬと知らされたら、一時間ほど悲しみに暮れるかもしれない。
だけど、いつ ...
時折どうしようもなく
あなたを想う日がある


繋がっているのかいないのか
それすらもわからぬほどの
細く見えない糸

想うだけで泣けるよな
そんな想いは初めてで

途切れたかに ...
冬の間近に聴こえた去勢の声が
立ち止まらない足跡に踏み締められてしまって
還らない記憶となる

季節は幾度も挨拶してくれるが
それ以上語り合うことはないので
私の名前を一向に憶えてはく ...
.
   【8】 沈黙のエクリチュール


   下書稿(三)手入れ(3) 〔A〕+〔B〕

    なだれ    (了)

 塵のごと小鳥啼きすぎ
 ほこ杉の峡の奥より
 あやし ...
何年ぶりだろう
二人で食べる黒蜜のあんみつ

手術前のある日の病室

老舗の和菓子屋の前を通り
ふと気づいて買った
お土産のあんみつ

あんみつの中には
紅白の求肥や赤豌豆
漉し ...
いちじくがなりすぎて
おしうりされて
いやになる きみの
ことがだいきらいなわけではないけど
だいすきなわけでもない
いっそきらわれたほうがましとでもいうように
そのみはすこしわれていて
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
年月中原純乃自由詩3*14/9/9 6:35
雲ゆく人よ天地無用携帯写真+...6*14/9/9 1:29
私は言い訳ばかりで、今まで何もしてこなかった群青ジャム自由詩1*14/9/9 1:09
湯屋 極楽泉会議室14/9/9 0:29
Wax&Wane凍月自由詩7*14/9/8 23:54
継鐘 溶陽自由詩214/9/8 23:51
鉄塔の上のソナチネとおの自由詩514/9/8 23:11
月明かりの人瑞海自由詩4*14/9/8 22:35
Birthdayミナト螢自由詩114/9/8 22:25
お百度参りお百度のキス北大路京介自由詩214/9/8 22:24
齧られた宇宙に愛が足りない自由詩314/9/8 22:24
長い傘が雨に遭わない自由詩114/9/8 22:24
名月をポテトチップで隠しけり俳句514/9/8 22:23
名月を言い訳にした二人かな俳句214/9/8 22:23
名月や肩に乗りたる兄の声俳句214/9/8 22:23
ゆく夏に藤原絵理子自由詩11*14/9/8 22:16
ブルーマンデーキックユッカ自由詩514/9/8 22:02
(浅水を弾く)tomoak...自由詩2*14/9/8 21:36
錆びついた歯車まーつん自由詩12*14/9/8 21:00
michi自由詩3*14/9/8 20:34
片影におびえて(六)信天翁自由詩214/9/8 20:23
独り言6リィ自由詩0*14/9/8 20:08
女の子の銀河鉄道もっぷ自由詩714/9/8 19:48
血塗られた石鏃衣 ミコ自由詩114/9/8 19:35
限りある人生について考えてみる(´・ω・`)陽向散文(批評...5*14/9/8 19:03
見えぬ糸えりん自由詩214/9/8 18:40
乱太郎自由詩15*14/9/8 17:44
笛吹き少年の行くえ(8)Giton散文(批評...2*14/9/8 17:08
あんみつ……とある蛙自由詩34*14/9/8 16:56
いちじくそらの珊瑚自由詩17*14/9/8 16:17

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加筆訂正:
笛吹き少年の行くえ(8)/Giton[14/9/9 3:27]
注を補充しました。
9.18sec.