基本は三次元なのかもしれない
背伸びしても宇宙までゆけない

言葉のパフォーマー天の川で踊る
言霊の形を懸命に落としてゆく 地上へ

拾い上げる両手は才能 心は応援 魂は加 ...
月のひかりを浴びながら
つめたくなってゆく
花たちの夏

大樹の枝に
かぜは寄り添って
静かに通過してゆく

静かに
静かに
無かったことになる

命あるものの
頼りなさ ...
太陽は常に西の空へと往きますが
この地球上に立っていると
まるで停まっているようです

花はゆっくり開いてゆきますが
開花はまるで、魔法です

孤児を育てる里親さんは、言いました
「親 ...
親父の血管は動脈硬化で、か細くなり
心もとないこれからの日々を思い
深夜にぱっちり目覚めた、僕は
汗を拭って、身を起こす

今頃、隣町の空の下
親父はすやすや寝ているだろうか?
気が気で ...
ズルズルとずれる
もう元の状態なんて
わかりはしない
もうそれは失われてしまった

狂った猫が
心臓を食べる
顔を真っ赤にしながら
丹念に食べる
食べるのは心臓だけだ
溢れ出る血液 ...
チンポの立ちが悪いと言うあなた
あなたの代わりに
わたくし絶倫塚利雄が奥様と性交致します
1日15人まで予約受け付けております
万が一奥様が妊娠された場合
生まれた子供は
日本人資産家か
...
「見て、散歩させているあのおじさん」

 彼女はそう言って顔を向けた
 屋外で共同作業を行っていた




「ねえ、似たのを選ぶんだって」

 彼女の真ん丸な瞳が見上げる
...
原発関係者たちは

何度も何度も内輪にダメだしされながら

ついにその高く厳しいハードルを越えたのだ


このことはあれに似ている

ロンハーでやってる時間と金をかけたドッキリに似て ...
しかくてきあるいは手にひびく感触として
ぷつぷつという音はなるのでしょう

そうやってミシン目をきりはなすみたいに
つつましくやぶられていった約束の
かたわれがまだどこかにあったようなきがし ...
タネもしかけもありません
(私は嘘をつく)
どうです
何の変哲もないハンカチでしょう
(ありふれたものが一番あやしい)
なんなら手にとってご覧ください
(私は視力を信用しない)
そうでし ...
あのとききみは
あかるさに追い縋るようにして
いきていた
生きるということに
いのちがけでなくなったのは
いつのことだろう
ぎんいろの膚をして
ぴんと降り立ったあめのように
あの児がわ ...
新しく入った職場で私は一番の若手であり、これまで肉体労働を転々として来た身として事務労働は初めてだった。電話の取り方から来客の対応、文書の書き方などすべて未経験のところから責任のある仕事を任さ ... 金さえ愛さえ社会さえ

受け入れてくれるなら

いま吐き出した欲望は

我慢などしなくていい

切実な循環になるのだ


生命の維持や種の保存は

本能のまねをした観念なのだ ...
ゆっくり縁側に座って
西瓜を食べた夏

こっそり火鉢の中の
お餅を盗んだ冬

いつだって隣に曲がった背中
顔の皺が優しさの証

手を引いて散歩をして
バスの停留所のベンチで ...
気怠さを含んだ雨の煙る夜に
朧な眠気と僅かな湿度が
ゆっくりと瞼に幕を下ろそうとしていた
天秤に掛けられた片方の
僕の心臓が固く冷たい鉄に変わる夢を見ていた
錆の軋む音がして
少し寒いこと ...
トランプの見えたる鏡ソーダ水 ソーダ水燃えて消えゆく星ひとつ デタラメに並べた音符ソーダ水 誰とも話さず蛍舞う畦道 病んだ子を抱いて薬師如来の前 割れたスピーカーから朝のラジオ体操 夏の終わりに芽が出た
タネなしスイカの芽

「おいしい! タネなしスイカ」
なんて表示してあったのに
割ったスイカには
遺伝子の反乱で 何粒かの黒点

「過剰表示やんねえ」
なん ...
“最悪な日だろうと最高な日だろうと
明日という日は必ずやってくるのだ”

彼は首を傾げた
何故明日が来ると確定しているのだろうか?
明日が必ず来ると
何故言い切れるのかが解らない
...
少し照れくさそうに
藍の浴衣をまとい
そつなく束ねた髪にボタン
待ち合わせの立ち姿
初々しさに微笑んで

夏の夢のはじまり
人々は吸い込まれていく
太鼓の試し打ち
高揚する心
かき ...
毎日同じ事の繰り返しだけど
たまに自分でも予期せぬ事が起きると
繰り返しだと思っていたこの毎日が
少しだけ違って見える
少しだけどそれが嬉しくて 楽しくて
もう少しだけ生きてみようかなと想う ...
ゆっくり飛ぶことを覚えると
世界中が振動していた
いのちは飛沫を上げて
たゆたいゆらいでいた
風が凪げばふわり
お天道様と池の間に佇んで
煌めきって残酷だ
元気なものへは恩恵
弱ったも ...
高校球児達の活躍を見ると
道具は使う人によって
こうも変わるものかと
今更ながら感心してしまう

それにしても、一体
何チャンネル同時にやってんだ、関西!(怒)
もやもやが追いかけて来る日は
暗くなってから散歩をする
世の中から少し離れて
離れ過ぎずに見渡す

女というだけで不審者のように
警察官に職質されることはなく
女というだけで当たり前の様 ...
どうしたいのかが『恋』で 
どうするのかが『愛』だとしたら 
彼女の彼氏になりたいと思うのが『恋』で 
彼女に告白するのが『愛』なのかもしれない 
盆の入り
スーパーの店先にはたくさんの花が並んでいる
私は小さな白菊を一束買って
位牌も仏壇もないアパートのテレビの横に添えた

命の儚さに狼狽え
己の傍観者面に辟易し
せめて大切な人を ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
三次元の言葉のパフォーマー朝焼彩茜色自由詩12*14/8/14 20:39
真珠千波 一也自由詩314/8/14 20:26
地球ノ時間  服部 剛自由詩10*14/8/14 20:21
形見の杖  自由詩214/8/14 19:51
また逢いましょうopus自由詩114/8/14 16:41
代理性交業花形新次自由詩014/8/14 15:38
〜いぬらぶ〜天地無用自由詩214/8/14 14:37
川内原発再稼動セルフ・コメント吉岡ペペロ自由詩314/8/14 12:40
紙きれにうかんだ怪談みたいなダイアリーさわ田マヨネ自由詩314/8/14 11:25
手品やまうちあつ...自由詩114/8/14 7:44
梶谷あや子自由詩414/8/14 7:16
脈動葉leaf自由詩314/8/14 4:34
真実吉岡ペペロ自由詩614/8/14 1:45
忘却瑞海自由詩4*14/8/13 23:32
トーキョー智鶴自由詩014/8/13 23:27
トランプの見えたる鏡ソーダ水北大路京介俳句114/8/13 23:02
ソーダ水燃えて消えゆく星ひとつ俳句214/8/13 23:02
デタラメに並べた音符ソーダ水俳句214/8/13 23:02
誰とも話さず蛍舞う畦道自由詩414/8/13 23:01
病んだ子を抱いて薬師如来の前自由詩314/8/13 23:01
割れたスピーカーから朝のラジオ体操自由詩314/8/13 23:01
西瓜藤原絵理子自由詩614/8/13 23:00
不正確凍月自由詩2*14/8/13 22:50
まつり をどり自由詩5*14/8/13 22:28
少しリィ自由詩2*14/8/13 22:02
ラストフライトただのみきや自由詩20*14/8/13 21:57
金属バット考花形新次自由詩114/8/13 21:52
世遊び川瀬杏香自由詩7*14/8/13 21:35
恋愛行動様式文字綴り屋 ...自由詩114/8/13 21:27
白菊の香りichiro...自由詩15*14/8/13 21:18

Home 戻る 最新へ 次へ
2165 2166 2167 2168 2169 2170 2171 2172 2173 2174 2175 2176 2177 2178 2179 2180 2181 2182 2183 2184 2185 2186 2187 2188 2189 2190 2191 2192 2193 2194 2195 2196 2197 2198 2199 2200 2201 2202 2203 2204 2205 
加筆訂正:
ラストフライト/ただのみきや[14/8/14 5:25]
小訂正あり
4.68sec.