移動遊園地のメリーゴーラウンド
イルミネーションに 子供が歓声をあげる
いつまでも追いつかない 振り向いた笑顔
もどかしい楽しさを思い出す
丘の上の石段に座って
町並みの彼方に ...
白熱灯が燃えている
黴の浮いたタイルたちが
あくまで事務的に焔を点す
夜は、十分に暗く
わたしは十分にわたしだ
少しの隙間も許さないほどに
ここ数日、
缶詰という語がシャツにへばりついている
剥がそうとしても洗い落とそうとしても出来ず
雨の多い日々を缶詰という語とともに過ごしている
あなたの住む町では梅 ...
根を断ち切ろうとしたから
枯死しかけたのだ
根は父からの愛
古い蔓を伐ったから
新芽は萎れたのだ
古い蔓は母からの愛
依存することを嫌い
愛されることを拒んで
君は自分にな ...
蹴破る足はないが
閉された扉の前で待つ気もない
おれ自身が監獄
だから言葉は旅人だ
去り行く背中に
翼など無く
タダノモジノラレツ蟲は
預言の首飾りの哀歌 ...
海の匂いがする風が
過ぎていく時に
光と
圧と
匂いと
音で
描く
飛ぶ
鳥は
海風に向かい
まるで静止しているように飛ぶ
鳥は
生きる ...
ヘッ ヘックション
風邪ですか
ハウスシックかもしれませんねえ
多いですねえ カビとか
ええ 婆さんの華美もいやですねえ
胞子も飛んでいますから
ケイタイから出るやつもありますし
あれは ...
初めて降り立った駅
都会ではなく田舎の駅
何があるのだろう
直感にまかせて進んでみる
感じるままに楽しむ気持ちで
昔からそこにあるお土産屋
地元のものだけで作られている
狭い ...
良い子の仮面を被って、
模範解答を口にして、
心を決して見せない少女たち。
お前たちのすることや言うことには本当がない。
嘘もないが本当もない。
それはきっと罪人の行い。
仮面を脱ぎ捨 ...
<護身術>
身欠けて身欠けてすり抜けた
怪我したときほど笑ってた。
<懇願>
漠然と死ね
私が記憶しないように。
<利口化の世代>
根性 ...
>吹いて
<吸って
<吸って
>吹いて
あたたかい息が
リードをふるわせると
やわらかい音符があらわれる
>吹いて
>吹いて
<吸って
>吹いて
さみしい唇を
...
誰もシラナイ理由が無い
わずかな隙間を生きているような気がするんだけど
近代現代近未来
産業ロボットはやがてラインを離れて
どこへ行くの
母を殺し父も殺して最果ての
流刑の地さえも ...
三浦半島沖の深海で取れた
ニホンケリタマウオ(通称 雑気郎)を
三崎の朝市で見つけた
明日は単身赴任先から月一回
夫が帰宅する日だ
普段コンビニ弁当ばかり食べている
夫に自慢の腕をふるう ...
夕鵙やひとり暮らしの部屋の窓
百舌鳥鳴くやベランダ産のサラダバー
傘を閉じると誰かがまた夢の中
涙に溺れ役に立たない傘
一度も開くことなく折れた傘を供養している
嘘つきはみんな死ぬ
だからみんな死ぬ
その中にある真実が
それを曖昧にする
知ってるよ
そんなこと
ただそれだけというには
もったいないよ
カードのようにシャッフルされた僕たちは
必然的なものなど何もない真空で
必然的なまなざしのせめぎ合いを生み出そうとしていた
人間という強い酒杯を次々と飲み干しては
したたか酔って二 ...
とても
とほうもなくとても
すてきな小説を読んだ夜
手放してしまうのが惜しくて
胸のなかで
それを抱きしめつつ眠れば
冬由来のゼラチンは
純粋な水によって
隅々までふやけ
迎えた ...
気がつくと 見ている
横顔 笑顔 後ろ姿
気がつくと 胸の中に映る
歩く姿 走る姿 汗をぬぐう
気がつくと 未来を思い描いている
5年後 10年後 20年後
気がつくと 何も言 ...
哲学者や芸術家の方面へと向かう人はどちらかというと暗い人、無口な人、ネガティブな感じの人が多いのではないかと思う。これは一般的にそう思われている事であり、僕もこの事については一般的にそう ...
あなたまみれの体を
しみわたる夜に横たえる
行き場のないつぼみが
ひと粒ずつ
ひりひりと開いてしまいます
僕の文法のSは君と僕
Vは生きることだ
訳もわからずOをもとめてさまよう
たまさか生まれる言葉でCを綴る
規則正しいものに反感を持ち
疑うことの正当性をつかもうとして
いつのまにか自分 ...
ポエム化って言葉が嫌い
ほんとに嫌い
吐きそうになる
本質から目をそらしているから嫌い
私は
詩人ってほんとすごいって思ってる
私が知ってる詩人とは
たとえばピカソ
たとえばゴッホ
...
一人で茶漬けをすする、朝六時半。
いつ来るとも判らぬ、搬入の荷を待つ。
「お疲れ様です。本日の出し切り時刻を、教えてください・・・・。」
雑多に集まる人々が
杉並・練馬・多摩地 ...
単身赴任の夫の
マンションを訪ねた
夫の入浴中
女の形跡がないか
部屋を物色したところ
押し入れから
TENGAが出てきた
少しムッとしたが
安心した
これで私も
心置きなく
電 ...
四半世紀働いて
やっと気がつく阿呆がいる
聞こえのいい肩書きを貰ったから
退職の朝までは
それにすがる
龍の刺繍が入った
ヤクザなハンチングを見つけて
買いたい俺
...
世界はゆっくり流れてる
優しい人の温かい気持ちが
心に沁みる
何かを頑張っている
大切なことを
あきらめずにいる
手のひらが熱くなる
疲れた身体でも
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
丘のソネット
藤原絵理子
自由詩
7*
14/6/14 21:49
白熱灯
草野春心
自由詩
3
14/6/14 21:44
言葉と雨
〃
自由詩
1
14/6/14 21:21
クレマチス
Lucy
自由詩
18
14/6/14 18:45
今はこんな気分で
ただのみきや
自由詩
17*
14/6/14 16:11
海風
ichiro...
自由詩
15*
14/6/14 15:15
老人の会話・電磁波
イナエ
自由詩
7*
14/6/14 15:13
知らない駅
夏川ゆう
自由詩
4
14/6/14 13:54
少女たち
すみれこ
自由詩
0
14/6/14 13:03
さくら など四篇
クナリ
自由詩
4*
14/6/14 11:53
ハーモニカ
nonya
自由詩
22*
14/6/14 11:45
CAFE de 短歌みたいな
梅昆布茶
自由詩
12
14/6/14 11:17
道端アポロニア「ザッケロー煮」
花形新次
自由詩
2
14/6/14 11:16
夕鵙やひとり暮らしの部屋の窓
北大路京介
俳句
2
14/6/14 10:56
百舌鳥鳴くやベランダ産のサラダバー
〃
俳句
5
14/6/14 10:55
傘を閉じると誰かがまた夢の中
〃
自由詩
2
14/6/14 10:52
涙に溺れ役に立たない傘
〃
自由詩
0
14/6/14 10:51
一度も開くことなく折れた傘を供養している
〃
自由詩
3
14/6/14 10:51
ニンフェット
こいち
自由詩
0
14/6/14 10:20
研修
葉leaf
自由詩
1
14/6/14 9:43
陰翳
そらの珊瑚
自由詩
23
14/6/14 8:59
気づいてしまった
佐白光
自由詩
1
14/6/14 7:25
哲学者、芸術家の世界を変える方法について
yamada...
散文(批評...
2
14/6/14 7:16
炎症
はるな
自由詩
3
14/6/14 6:37
文法1
梅昆布茶
自由詩
11
14/6/14 5:31
脱ポエム化宣言
uminek...
自由詩
6+*
14/6/14 5:30
無題
梓ゆい
自由詩
1*
14/6/14 5:25
道端アポロニア「電マ」
花形新次
自由詩
0
14/6/13 23:37
阿保がいる
御笠川マコト
自由詩
1
14/6/13 23:18
世界はゆっくり流れてる
しんおん、
自由詩
4*
14/6/13 23:02
2187
2188
2189
2190
2191
2192
2193
2194
2195
2196
2197
2198
2199
2200
2201
2202
2203
2204
2205
2206
2207
2208
2209
2210
2211
2212
2213
2214
2215
2216
2217
2218
2219
2220
2221
2222
2223
2224
2225
2226
2227
加筆訂正:
恋愛とは少し深いポケットである
/
りゅうのあくび
[14/6/14 14:58]
遅筆のため推敲
恋愛とは少し深いポケットである
/
りゅうのあくび
[14/6/14 14:37]
遅筆により推敲
恋愛とは少し深いポケットである
/
りゅうのあくび
[14/6/14 12:16]
遅筆のため推敲
4.05sec.