辺境とは文明のセンターではないところ
ひじょうに身勝手な定義とおもう
一律の価値観でかたられるが
離島にもひとは生きている
あるいはかれらには
シンプルで必要なもの以外もたない自由が ...
クロマニヨン人たちの
あつい夏
はじまりとおわりは
いつも夏
☆
千年万年
億から兆
何年よりかぞえて
夏をしるして
☆
灼熱炎天
沈黙し ...
―高級な食べものは普段食べなれていない人には、口に合わないのだ
道端に小柄なおばあちゃんが二人坐っている。
一人は覇気がなく、目の前の木を眺め、
もう一人は、風に逆らうように、大またを広げ、 ...
その虫は
どこからともなく現れて
花に潜り込んで喰っている
払い落そうとしても
逃げもせず
しがみついて
貪り喰っているので
憎らしい
しかもとても醜い虫で
気持ちが悪い
その虫の ...
ぽっかりお月さま
今夜は月明かり
暖かい風が吹いてきた
ブロック塀の上に猫がいる
ゴミ置き場に猫がいる
駐車している自動車の底にも
猫が潜んでいた
ニャア――
真夜中は猫 ...
いらない
渇望する
かしましいねェ。
ひとが気持ち良くうつらうつらしてたッてのに。
あたしは、よっこらせッと起き上がり上の階を覗いてみた。
幼い姉弟が鬼ごっこをしていた。
椅子を借りて子供たちの甲高い笑い声を聞い ...
なにを
いいたいのか
よくわからないけれど
なにについて
いっているのかも
はっきりしないけれど
なんだかひどくひきつけられる
なんだかとてもみりょうされる
そんなしが
...
君に楽器を聴かせよう
僕にはそれしか
とりえがない
青いアコーディオン
遠い異国の田舎の唄
君は行ったことあるかも知れない
お金などいらない
僕に不景気は
あまり関係がない
気に入っ ...
「少年」という 秘密の錠剤を飲む 琥珀色した アクリルキューブ
玄界灘の 波濤を受けて 最果てをひとつ知るひと ふたつ知るひと
拒んだら もう無い様な気がしている 恋の赤道をまたぐ 子 ...
リモコンで冷房を止めると
舞はサングラスを外し
主食のサプリメントを口に入れる
白いタンクトップの下の
ブラを外すと僕は
乳房をつかみ
強くキスをする
そのまま二人はベッ ...
ブラウスのボタンをはめながら
舞ちゃんはいった「コンドーム付けてなかったでしょ」
とてもわかりやすく僕はうろたえた
さっきまでの幸福感は
まるでモネの静物画のように 静止している
...
古い家が連なる道を駆け抜ける
手に虫取り網 腰には虫かご
ひまわりのワンピースを着て
麦わら帽をかぶり
柔らかなサンダルで
兄の後ろぴったりに 駆け抜ける
スサノヲを祀ることなど
知 ...
夏深し月を吐き出す遠い雲
夏深し影踏み逃げる子の笑顔
釣り銭の切れた自販機夏深し
悪意の煙して遠くで正拳突きの音
私のじゃない冷たい冷たい匂い
ふたりを祝福してお別れの言葉
非常階段は踏み外した人を食べる。
非常階段は踏み外した人を食べる。
非常口のドアノブに手をかけたとき、
後ろから背骨を抜かれた魚のような
眼をした男と出会った。
...
発熱を売って下さい いっこくも
駄目になるのが怖いだけです
せっくすをしたいと思う
花(見た目は知らない)言葉を検索す
わすれるもわすれないもなくただこ ...
後退で箱の中はゆりかごから落ちて震え。
笑みを倣う行列は歩くが、道に足跡は無い。
記憶からずれて遠くなった心音。
斜面上を軽い言葉で撫で、
小さな心臓はどこかへ消えた。
...
実験室に一人
倒れていた
痺れて一寸も動かない
もう何も感じない部屋
血管内を毒が駆け巡る
血反吐を吐いてもなお
痛みも恐怖も感じない
生きている自覚の薄れ
そ ...
ナスの牛やキュウリの馬は
陽射しと風に、干からびてきた
筋雲は高くなって、素知らぬ顔で
高みの杉木立に響いて、蜩が鳴く
送り火を焚いて、ほっと安堵する
父や祖父母は、笑顔で帰っていく
...
他者に無関心なひとが優しくみえるように
穏やかなひとが人格が高いひとのようにみえることがある
しかしながら穏やかにみえるような奴らの大半は
ただ諦めているだけの薄笑い野郎だ
諦 ...
寂しさも愛しさも
全ては君ゆえに
喜びも憎しみも
全ては君ゆえに
一歩近づくたびに
胸が高鳴る
胸が痛くなる
だからもう少しだけ
待っていてくれないか
君との約束を ...
夏だから君の肌とはつゆ知らず
遠花火あなたに深くさらわれて
逃避行ソーダー水の泡の泡
夕方のプール静かなキスをする
連れ出してあげるね海へ涙から ...
きれいな心は何処ですか
魚も河童も住みませんか
七色の嘘が必要ですか
薄めた毒で酔いますか
澄んだ瞳は悲しいですか
焼かれる人と笑う人
澄んだ空ほど悲しいですね
永久と泡沫が近すぎて ...
毛沢東氏はGDPよか詩(イデオロギー)を選んだのかなー、の結果が、この限界だとしたら(ちょうど、日本のA級戦犯が日本のGDPに蓋をしてしまったように)(ちょうど、やり手の資本家やら投資家たちが蓋の ...
夏はすずしく 冬はあたたかく、ブンメイは シゼンの恥部ではないけれど だとしてもニンゲンさまは 太古から コトバをもちはごび なつもふゆも てきかくに とらえたりして あいまいに制御する ことも可 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
離島
梅昆布茶
自由詩
15*
14/8/21 21:04
夏の息ぎれ
シホ.N
自由詩
1
14/8/21 17:32
スープじゃない
陽向
自由詩
2*
14/8/21 16:47
独裁者
Lucy
自由詩
17*
14/8/21 15:16
【 猫の集会 】
泡沫恋歌
自由詩
18*
14/8/21 11:48
言葉
中原純乃
自由詩
3*
14/8/21 11:39
「地縛霊BBA」
桐ヶ谷忍
散文(批評...
7*
14/8/21 10:55
し
浩一
自由詩
2*
14/8/21 8:15
青色楽器
やまうちあつ...
自由詩
3
14/8/21 7:45
夏の玄界灘
オダ カズヒ...
短歌
2*
14/8/21 2:15
寝顔
〃
自由詩
2*
14/8/21 1:20
♂ゴール記念日
〃
自由詩
3*
14/8/21 1:19
かげふみ
菫
自由詩
9*
14/8/21 0:39
夏深し月を吐き出す遠い雲
北大路京介
俳句
5
14/8/21 0:28
夏深し影踏み逃げる子の笑顔
〃
俳句
3
14/8/21 0:28
釣り銭の切れた自販機夏深し
〃
俳句
2
14/8/21 0:27
悪意の煙して遠くで正拳突きの音
〃
自由詩
1
14/8/21 0:27
私のじゃない冷たい冷たい匂い
〃
自由詩
1
14/8/21 0:27
ふたりを祝福してお別れの言葉
〃
自由詩
6
14/8/21 0:27
「夢落ち」
宇野康平
自由詩
2
14/8/21 0:10
致死微熱
初谷むい
短歌
2*
14/8/21 0:05
「痩せ消えたままに」
宇野康平
自由詩
2
14/8/20 23:59
hexachloroethane六重奏
凍月
自由詩
3*
14/8/20 23:58
送り火
山部 佳
自由詩
2
14/8/20 23:49
夏の終わり
吉岡ペペロ
自由詩
4
14/8/20 23:45
愛してる
文字綴り屋 ...
自由詩
0
14/8/20 22:44
貝殻を覗けば
ふるる
川柳
5*
14/8/20 22:41
何処
ただのみきや
自由詩
20*
14/8/20 22:30
いのり その②
すずき のり...
自由詩
4*
14/8/20 22:18
いのり その①
〃
散文(批評...
2*
14/8/20 22:13
2188
2189
2190
2191
2192
2193
2194
2195
2196
2197
2198
2199
2200
2201
2202
2203
2204
2205
2206
2207
2208
2209
2210
2211
2212
2213
2214
2215
2216
2217
2218
2219
2220
2221
2222
2223
2224
2225
2226
2227
2228
加筆訂正:
何処
/
ただのみきや
[14/8/21 6:12]
最終行、「触れること」から「開くこと」へ変えました
7.08sec.