世界の密度を




花の器に

綴じて






うすく
色を忘れていく






真上の太陽は



放射状に延びて




時間を留めながら




僕を導く
会社の帰りに実家に寄り
母を乗せて 病院に行く
入院している父に会うため
一日中 林檎畑で働いた後
母は着替えて 私を待つ

七十歳を超えて 疲れただろうに
駐車場について 歩きながら
...
職場に新採で入ったころ、上司に古いタイプのサラリーマンがいた。私とは歳が大きく離れていたので、当然考え方に世代間のギャップがあり、そこで小競り合いのようなものが発生したりした。組織は異なるイデ ... 耳朶が
せかいに
かたりかける。
おまえは、
やさしいか、
やさしくないか
いいえ、
わたしは
やわらかく
固いいきものです
ひらききった
ふところに
...
小学生の頃から
肛門に興味があった
お母さんが夕食の支度を
している時
後ろからカンチョーして
振り向き様に
思いっきり
ひっぱたかれたことがある
中学生になると
カエルを捕まえて
...
ぼさぼさの髪で起き上がって
冷蔵庫からグレープフルーツを取り出す
今日は関節が痛い

カーペットは今クリーニングに出してる
蜂蜜色の床にそのまま寝そべって
果実の匂いを嗅ぎながら
窓から ...
  夏影を
  蛇の身がなぞる
  あおじろくつめたく
  すべての陽がきえていく
  汗が鎖成す、おまえの鎖骨
 手を付けないでおこう
 自分という作品に

 決めつけないでおけば
 何にでもなれるだけの、柔らかさが
 人の内側には、まだ残っている

 手を付けないでおこう
 描きかけた自画像に ...
季節をいいあらわそうと思っているうちに
それは過ぎてしまう

足跡と想いはいつのまにか
季節をすり替えて行く

君と金と銀の
スニーカーを交換して
なんか安っぽいねって笑った

僕 ...
黙っていることがすきだ
だれかといても
なにも言わずにいられることが
そのひとをすきだということに比例する

なにか話さなくてはならない
そう考えるとき私は急に無能になる
言わなくてもい ...
華がなければ
覚えてもらえない

名前がなければ
呼んでもらえない

色がなければ
背景にもなれない

嫌ってもらわなければ
記憶にもなれない

でも
生きている

...
あなたの「詩」はたいてい
心療内科かなんかの 清潔な壁に
清潔に飾られている

そして心の弱った人達がやって来ると
そのもったいぶった毛筆で書かれた言葉で
かれらの弱った心を慰撫する

...
かつて恋した人に会える
年に一度の特別な日
もう二度と
ふれあうことはなくても
恋しい恋しい人

許されない恋だったから
別れはすぐに訪れた
終わらないままに
引き裂かれた恋だった
...
駅前に黄色のキャロルを路上駐車するとクマは
ポンっとドアを叩きつけ 身軽に外へ出た

わたしは険しくなってる顔を 上げないよう
キュロットの裾を握りしめた
1時間もよ!

「 ...
砂糖黍畑の間を
女と歩いた思い出がある

二車線の道路に
茶や緑の葉っぱがせり出し
そよいでいる


陽光に放たれたその道は
とても荒れていた


一時間歩いても
...
おどろいた
あなたのそばを
時間が通り過ぎてゆく

たじろいだ
ぼくのそばを
群集が通り過ぎてゆく

頭上にひろがる
無限の青空

足元にひろがる
永遠の地面よ

(ちろり ...
埃まみれの10年ものの扇風機は部屋の片隅でいつ発火してやろうかと考えているよ

  毎日毎日遅刻ギリギリで飛び出すあの娘
  今日だってきっと、足の指で止ボタンを押すんだ
  どうしたって10 ...
打ち上げ花火の
音だけが微かに聞こえる
幻聴ではないはず

僕は行けなかった
内心、君が行くなら行きたかった
けれど行けなかった花火大会

音だけが聞こえ
花火も君も何一つ見 ...
それぞれの花火で
照らされる君の顔は
表情がコロコロ変わる

笑ったり少し哀しそうだったり
一生懸命写真撮ったり

一瞬を切り取ろうとしてるね
でも少し遅いよ
そんなものより ...
どうも先天性らしいのです
人の心に穴があるのは

入り口は巨大な洞穴のようであったり
縫い針がやっと通るほどのものであったり

 それぞれ異なる 奥深さ
 それゆえ根付く 闇のまた闇
...
砕かれたもの
    傷つけるもの

時代の浪間に
    弄ばれて

俄に湧き上る想い
    だが全ては白い泡のよう

摩耗して往く
    意思 手足

蒼淡く ひと欠片 ...
蛍烏賊霧笛の二秒鳴りにけり 蛍烏賊の漂う何も聞けぬ夜 繋いだココロへ甘い酸素 そよ風に負けている 甘えんぼのシャツに着られている 女子校生が
二人で歩いているのを見ると
どっちかが
どっちかを
密かに
狙っているんじゃないかと
思ってしまう今日この頃

万が一それがどっちもだったりすると
お互いに背後を取られな ...
子供が泣いている
蝙蝠はやっと 暗い棲家から出て
超音波にのって 藍色の虚空を回る
バネ仕掛けの翼で 熱を切って

抱き上げてあげないと
キッチンの窓から するりと
アメーバみたいに ...
きみを眠らせない夜の筋書きをにぎっているのはわたしだって

この星のいちぶぶんでいいんだよね微熱を微風がさらうならば

きいてるの?きいているのかいないのかえふぶんのいちにかぜはゆら ...
え? なぜ人を殺してはいけないのか? だって?

どうしたんだい? 突然そんな質問をするなんて、

ずいぶん元気がいいねぇ
何かいいことでもあったのかい?

まあ、冗談はさておいてだ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
太陽の羅針オリーヴ携帯写真+...114/8/3 16:21
つれ砂木自由詩11*14/8/3 15:18
自然葉leaf自由詩314/8/3 14:37
『脊髄』あおい満月自由詩314/8/3 13:06
フクザツくん「自分に正直に生きる」花形新次自由詩214/8/3 12:18
今日は引きこもりモリー自由詩6*14/8/3 12:00
蛇と鎖骨草野春心自由詩414/8/3 11:48
風の彫刻まーつん自由詩8*14/8/3 11:31
金と銀のスニーカー梅昆布茶自由詩1914/8/3 10:20
黙っているひと朧月自由詩214/8/3 10:07
かたおもいnonya自由詩26*14/8/3 9:52
ある詩人浩一自由詩414/8/3 9:02
恋人森川美咲自由詩2*14/8/3 5:31
黄色いキャロルのクマオダ カズヒ...自由詩3*14/8/3 1:04
島の女自由詩1*14/8/3 0:56
街角の邂逅浩一自由詩314/8/2 23:54
扇風機の口癖/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ自由詩12*14/8/2 23:12
音だけが聞こえる凍月自由詩6*14/8/2 23:10
花火の花びら瑞海自由詩5*14/8/2 22:52
あな自由詩9*14/8/2 22:25
海硝子ただのみきや自由詩18*14/8/2 22:08
蛍烏賊霧笛の二秒鳴りにけり北大路京介俳句214/8/2 21:25
蛍烏賊の漂う何も聞けぬ夜俳句114/8/2 21:24
繋いだココロへ甘い酸素自由詩214/8/2 21:24
そよ風に負けている自由詩514/8/2 21:23
甘えんぼのシャツに着られている自由詩114/8/2 21:23
女子校生インザバトル花形新次自由詩014/8/2 20:51
夕暮れの魔女藤原絵理子自由詩414/8/2 20:42
扇風機の口癖 阿ト理恵短歌9*14/8/2 20:33
「なぜ人を殺してはいけないのか?」という疑問に対する問答りたわめゆ散文(批評...014/8/2 20:20

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