風の無い朝
動いていたのは人間だけ
緑も空も犬も
静に息を潜め
耳を済ましているというのに
浮き足だって
僕らは何処に向かっているのだろう
爆発だと、
勇気は爆発だと、
踏み込んだ瞬間重力を押し上げた
熱帯がやってきた
渦巻きが熱い空をはこんできた
雲のないウルトラマリンがやってきた
木々の葉は分厚い濃色になり
くっきりと影を落とし
風にちぎれてぱちぱちと戸をはじく
うなぎが流されて ...
僕が息をしていられるだけの、空間をください。
それ以上のものは、いりません。
僕が一日一日を生きていけるだけの、食べ物をください。
出来れば三食。
僕が欲しくなった時に、必要な分だけい ...
僕はゴーヤを育てている
最近 ベランダで だけど 何も無いよりましだろう
僕が育てている ゴーヤは 鑑賞するには
あまり美しい植物ではなかった
そして僕はコーヒーを飲んでいた
ぼ ...
いんたーふぉん鳴らしたでしょう?あまてらす(あれは偏光性のまなざし)
{引用=インターフォンが鳴って、あなただってだれも言わなかったけれどでもにおいでわかった。あと目のちかちか。ドアを開ける前 ...
せわしなく魂を洗う
生身のまんま立ち止まる
永久なる過去より聞いている
蝉の鳴く緑のほの暗さよ
ゆくりなく道を行く
遠く消えゆく波間に
空を見上げる
天使 ...
我涙ぐむ
蟹と戯る
我涙ぐむ
蟹と戯る
海と思想の測量船
虹と数字の測量船
我涙ぐむ
蟹と戯る
我涙ぐむ
蟹と戯る
まだ身体と外側が
まだ血潮と海風が
...
耐えることは得意だ
潜水は気を失うまで
長距離走は手足が千切れるまで
あなたがストップと言うまでどこまでも
痛くも痒くもない
なんともない
なんともない
無でいることは楽だ
私はひ ...
人のこころは
陽炎に揺らめく砂漠に置かれた
少しだけ水の入った
壊れやすい硝子のコップ
君の言葉で水は満ちる
放っておけばすぐ乾く
君の言葉が
君の愛が
僕を満たし潤し ...
とわの市とわのの
喫茶店。
ネネは
俺の懐を察して、
トーストしか頼まない。
外に出ると
「まあ合格かな」
トーストだけで、判断できるかよ。
どんだけ上級者だよ!
このア ...
いくつになっても答えは見つからない。
もしかしたら見つけた答えから目をそらし続けているだけかも知れないけれど。
上手く行かない理由を見つけるのが上手になっただけかも知れないし、
夢を ...
床の上で夜中に何時間もノートに何かを書いてました
それは小説と言ってもいいのかもしれないですが
とても人には見せられない 滅茶苦茶な小説でした
一日の睡眠時間は2時間で 夜中に滅茶苦茶な小説 ...
書きたいことなんて何もありません
本当は書きたい事だらけなのですが
もう そんな気持ちも差し置いて
上手い事ばかり言おうとする自分が
嫌で嫌でたまらないのです
僕は今 また一つ嫌な癖が出 ...
嵐のように怒り
自分のために大雨を降らす
周りの者は巻き添えになる
はた迷惑な幸せ者
誰にも悟られたくはない
暗い海の底へ
暴れる心を鉛に詰めて
幾つも 幾つも
寛容と ...
とととととと、とと、ととと
ラジオの周波数を雨音にあわせる
ちいさな水滴が上空四万メートルを落下してゆく
かぜに巻かれて空を泳ぎながら引力にひかれて
くっつきあって離れあって目に見える ...
六道の辻を行き交う蛍かな
蛍火や松井冬子の描く犬
祖母と母と私と娘蛍の夜
一般病室に引っ越して窓が明るい
忠犬に黒歴史を掘り返されている
一日中、
こわれた雨樋をみていた
網戸にささって死んだ虫をみていた
あなたがこのよにいきているなら
わたしがしぬことはぜったいにない
わたしたちのなかで 言葉 ...
毎年エジソンを読んだ感想文
しをかんがえる。
詩をかんがえる。
死をかんがえる。
詩は、
死の鏡
人は死ぬ瞬間に
必ずひとつの詩を残す
*
ぽとん、
グラスのなかの
水に赤い汁 ...
マリエ、隣のクラスのマリエ
呼び捨てなんて失礼だから
マリエさんと呼びます すいません
図書館で本を読んでるときの
長いまつげが目にかかる姿が
誰よりも綺麗なの
マリエさん自身 ...
夥しい計算式の詰まった階段を
毎日一段ずつ登るためには
パソコンの皮をきれいに剥いて
機械の瑞々しい果肉に
自分もなってしまえばいい
機械も人間も絞れば同じ果汁が出てくる
...
今のところ、
雨漏りバケツ半。
溢れることはない。
自信がある。
長雨は、
天井裏に住んでる奴らの糞塊を
丹念にドリップしてくれる。
「凛子、コーヒー的のが、入ったよ。」
...
台風が近づいている
博多発 こだま758号
速くなる雨足と進行速度
夜の闇を裁断して行く
誰かの咳き込む声
冷房のノイズ
四角窓を打つ雨音
時速220kmの静 ...
手首が落ちていた
拾って見聞
多分女性のもので
若い
爪は綺麗なピンク色に塗られていて
指はすらっとしている
中指が人差し指より
少し長くて
生命線がはっきり見える
匂いを書いで ...
猫がならんで立っている
おまえはもう十六ではないのだよ、と
言ってくれるが
なんの救いにもならなかった
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
風の無い朝
こいち
自由詩
2
14/8/11 6:44
スピード
Kunisa...
自由詩
2
14/8/11 4:04
Une Tropique Triste (かなしい熱帯)
Giton
自由詩
4*
14/8/11 3:33
有情無情
DAICHI
自由詩
1
14/8/11 1:17
街の喫茶店で
番田
自由詩
2
14/8/11 1:16
あまてらす予備軍
初谷むい
短歌
2
14/8/11 0:22
ゆくりなく道を行く
吉岡ペペロ
自由詩
7
14/8/10 23:44
血潮と海風
〃
自由詩
3
14/8/10 22:37
なんともない
ららばい
自由詩
2
14/8/10 21:32
こころのコップ
凍月
自由詩
16*
14/8/10 20:31
トースト大好き(DANDAN心腐れてく)4
nemaru
散文(批評...
3*
14/8/10 20:16
左足から今日も雨
BOOKEN...
自由詩
0
14/8/10 20:10
わがままノート
陽向
自由詩
17*
14/8/10 18:36
良く思われたいだけなのです
〃
自由詩
5*
14/8/10 18:22
徳と毒
ただのみきや
自由詩
18*
14/8/10 18:15
空の白クマ
鈴置友也
自由詩
2
14/8/10 16:21
六道の辻を行き交う蛍かな
北大路京介
俳句
3
14/8/10 14:52
蛍火や松井冬子の描く犬
〃
俳句
0
14/8/10 14:51
祖母と母と私と娘蛍の夜
〃
俳句
2
14/8/10 14:51
一般病室に引っ越して窓が明るい
〃
自由詩
6
14/8/10 14:51
忠犬に黒歴史を掘り返されている
〃
自由詩
5
14/8/10 14:50
雨樋
草野春心
自由詩
8
14/8/10 14:50
毎年エジソンを読んだ感想文
北大路京介
自由詩
4
14/8/10 14:50
『鏡』
あおい満月
自由詩
5
14/8/10 14:37
マリエ
瑞海
自由詩
3*
14/8/10 13:38
仕事の花
葉leaf
自由詩
1
14/8/10 13:37
雨漏りバケツ半
nemaru
自由詩
2*
14/8/10 12:36
こだま
Utatan...
自由詩
0
14/8/10 12:16
やさしい世界
opus
自由詩
1
14/8/10 11:40
猫3
はるな
自由詩
4
14/8/10 10:27
2199
2200
2201
2202
2203
2204
2205
2206
2207
2208
2209
2210
2211
2212
2213
2214
2215
2216
2217
2218
2219
2220
2221
2222
2223
2224
2225
2226
2227
2228
2229
2230
2231
2232
2233
2234
2235
2236
2237
2238
2239
加筆訂正:
徳と毒
/
ただのみきや
[14/8/10 18:18]
最期の一行「腐敗」を「腐臭」に変えました
嘘つきの星のもとに
/
まーつん
[14/8/10 17:42]
細部を若干削りました。
7.09sec.