僕は生きているのだという、実感もなく。公園の木が懐かしい。年賀状の入っていた子供の頃の家のポストが。僕は、ときどき部屋でCDをかけていたけれど、今年もぼんやりしているうちに終わってしまいそうだった。時 ....  奇妙な縁があって、X JAPANやミレーヌ・ファルメール、マリリン・マンソンらの音楽を聴きなおしてみています。そして思うのは、彼らの創作する作品というものは、今ではすでに過去の再構築だけを目指してい ....  このごろ考えていることに、「概念とはグラデーション的な実在ではないのか」というテーマがあります。世の中を科学によって見る物の見方は、遠く過去にはギリシア文明の時代、いいえ、それよりもずっと遠い過去か ....  病院のなかでの自分の定位置というものを決めることは難しい。けれども面白い。制約のなかで何かが生まれる。制約がないのであれば、作ればいい。自由がないのであれば、それを作ればいいのと同じように。制約がな .... 心の外側で謝ったり笑ったりするとき、自分を消費している感じがしてよかった。精神の空洞に合わせて身体を削って、サイズを合わせようとしていた。自分の欠けているところがはっきりと見えていて、でもなんと言 .... 何度も凍り付きそうになる。気の利いたゴムボールのように弾む会話をするということは、きわめて難しい。それは、僕たちにとって、お題を課せられて即興の詩を書くのと同じくらい難しい事のように思われた。(これが .... 臍帯者:島本
明文1:前期での会合での非分化された図書は24件中、7件で17件については分化されました。
ドーヘルトで12件が復刊され、ドーヘルトで4件が未熟復刊され、1件がNYEEAQTから復刊 ....
 たまらないほど嫌いな月が十二月だ。
 雪が降りそうで降らない瞬間瞬間と、いざ降ってしまうと全く容赦するという温情すらもない冬。そのはざまを生き抜かなければならない。どれだけ不毛な労働と、寒くて暴力 ....
「あなた自身、自分では気づいていない暴力性を持っている」

ある占い師に言われたその言葉が、
私を救っている。

「自分が他人にどう思われているかについて不安になり、
他人との交流や人前で ....
 まだ里に雪は降りていないが、初冬である。晩秋にかけて、割と寒くはなく、むしろ暖かいと感じた。
 あたりはすっかり寂れた風景となっていて、収穫の予定のない近所の畑の渋柿だけが鮮やかな色を呈している。 ....
 一人の女が私に見られている。女はじっと立っていて、私はそれをじっと見ている。
 髪の毛が生えていて、それは男とするならば普通だけれども、女なら短い、ショートカット。顔を知ることができない。私は女の ....
額に、頬に、指先、肩に、下腹に、クリームをすり込みながら、世界が嘘になった時のことを考えている。もしくは一時本当だった世界のこと。いま飾ってあるのは、八重咲きの小さいオレンジ色のすかし百合、白に赤 .... アオム、アーメン。
悪が栄える。
崩れゆく自我の証しを、人がとがめる我らの罪を、日々の糧の中に見よ。 

天の意志のはたらく余地はどこにもない。
人間はあなた方の名前を忘れ、あなた方の国を離 ....
 スーパーで分けてもらった氷を入れてインスタントのアイスコーヒーを作って、それを飲みながらクラッシックを聴いている。
 後払い通販で冷凍の豚バラ肉を1キロ、買った。それが八日分の夕食のおかずになる。 ....
 政権交代を夢見ていたけど、現実化はしなかった。与党の消極的、支持層の意識や無党派層の意識を変える為に何が必要なのだろう。この地獄化した世の中が継続した方が良いのか、本当に分からない。変わることがそん ....  十一月からは集落内の杉林の間伐作業と知らされ、皆がそれぞれに久々のチェーンソー仕事だと心待ちにしていたのだが、一転、私たちは奈落の底のような吹き溜まりから上部に伸びあがる地形の、育つ見込みのない鉛筆 .... 私は今花崗岩の上に立っている。ここでは同じ大地が地球の深奥の地点まで直接達している。どんな地層も、どんな夾雑物も、私とこの確固とした太古の基盤との間を隔ててはいない。

この山頂はこれまで生あるも ....
ええーー!

それほんとマジですか。ほんとにほんとにマジなんですか。真実なんですか。絶対ですか。絶対に本当なんですか。
今、それは絶対のマジですって誓えますか。全世界に向けてSNS(ソーシャルネ ....
話せることは少ない。

むかし、Monster を読んでいて主人公と悪魔くんの人生を賭した長いやりとりがあり、銭形警部とルパン三世みたいな関係無さすぎの糸をたぐい寄せては、私と関わるとろくなことが ....
 その角を曲がったら人の命が縮まるよ、と噂好きに脅されたのを気にしながら、私は暗い汚い細道へ入っていった。建物の壁が全部同じ色に染まっていて気味が悪かった。ぱらぱらと降る雨粒は水滴ではない何かくすんだ .... 幸福でいることを、なにかに当てはめようとしてしまう。渇いている理由を知るのとおなじに、幸福である理由を、幸福でいてもいい理由を。階段を降りていく夢を見て、涙の乾いてまぶたが開けられないで朝。ま .... 自分より醜いものがいると、信じるのが楽になる。世界と別れる為の儀式をしようと皆が眠りに落ちたのを確かめる。気が付けば夜にはもう誰の姿もない。壁が尽きない暗闇の果てまで聳えて、目の前に立ち塞がっている。 .... あまりにもうすら寒いのでセラミックヒーターを衝動買いしてしまった。今月も完全な赤字だ。これまで何度も安いセラミックヒーターを買ったけど、みんな壊れてしまって、二冬もったためしがない。
50歳を過 ....
【性的・暴力的な表現があります。ご理解の上、ご閲覧をお願いいたします】

 わたしは、生を受けたということがおかしいのです。

 母の名前は蝶、きらきら光る目をした人でした。
 わたしはあか ....
せまい壁と壁のあいだを行き来するボール、失速しながら遠のいていく。
そのようにして日々が行く、茂った葉も黄色く力尽きる。
もう二度と会わないと決めた人には簡単に遭遇してしまうのに、続けようとも ....
昔、新卒で入った会社のことを、時々思い出すことがある。研修のため、倉庫でcという男といつも品出しをしていたことを。千葉県の柏にあった倉庫で、良く晴れた日には、時々、林の中を遠くに歩いていったものだった .... 僕は昔バスで湘南まで足繁く通っていたものだった。夏の駅前にたむろする女の子たちの姿を目にすることが、僕は毎年の楽しみだった。そうであるとはいえ、コロナで昨今は、でも、そんな姿も見かけられなくなってはい .... 僕は昔、中目黒からの帰り道を、土屋という名の男と歩いていた。上司に連れられて行ったバーからの帰り、交通手段はなく、タクシーに乗る金もなく、五反田までの一本道を必死で歩いて二人で事務所にまで僕は戻ってい .... 昔僕は、そう遠くはない昔ではあるのだが…、招待状をもらっていたということもあり、会社に入りたてだった男の結婚パーティに行くために、バスで中目黒に向かっていた。でも、中目黒に行くという事自体は、僕は、初 .... "華麗に終わるはずもない、そんな末路もしかたない人間だもの"

 靴を揃えて、
 
(やさしい歌よりも悲鳴が好まれるなら
かなしみになけ、朝告げ鳥を抱きしめ
盲いた ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル 投稿者 Point 日付
つかの間の出来事番田 121/12/6 1:08
ポピュラー・ミュージックは文学たり得るのか?おぼろん4*21/12/5 1:53
概念とはグラデーション的な実在ではないのか?2*21/12/5 1:39
精神病院でのある一日3*21/12/5 1:14
20211201はるな421/12/2 8:50
Ⅾソリューション本田憲嵩321/12/1 2:23
復刊専門図書部会 一二期会合議事録1竜門勇気021/11/26 16:52
またやってくる十二月山人7*21/11/22 7:18
対人恐怖と優しさTwoRiv...521/11/21 12:24
初冬の朝山人5*21/11/21 8:28
叙述幽霊021/11/18 23:50
メモはるな621/11/17 21:28
分裂の位相ロン//自由への意志、霊的衝迫ひだかたけし621/11/17 18:35
これからのことジム・プリマ...2*21/11/16 10:21
選挙考察3*21/11/13 20:54
十一月の山林作業山人5*21/11/13 18:23
山頂にて*ひだかたけし721/11/11 20:50
アンダーロード竜門勇気2*21/11/8 11:42
それでもカタル足立らどみ521/11/1 7:46
りりい捕物帖阪井マチ2*21/10/30 0:20
メモはるな321/10/23 6:06
白いネン121/10/21 16:31
秋冬の暖取り(段取り)2ジム・プリマ...4*21/10/20 14:46
三途川田中修子921/10/14 14:07
メモはるな321/10/8 22:40
Cといた会社番田 221/10/8 1:39
夏のどこかで221/10/7 1:32
夜の山手通りを121/10/6 1:50
中目黒の記憶121/10/5 1:35
暇つぶしによる暇つぶし帆場蔵人421/10/5 1:11

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