ゼンマイ切れたまま迷子の深海魚 月見草に蓋をして寝ている スクラッチ削ったコインじっと見ている あの水平線の向こう側と
言うけれども
水平線は
向こうには無いのかも知れないと
眠るような
丘からの眺めに
呟いた

遠くで静けさが
音している
丘の上には
段々の
畑の向こう ...
真昼も真夜中も
完璧にすべてとか理解してたわけじゃないけど
なんでもいいから何かになりたい
全部とかじゃなくて
ほんのちょびっとの一部でいい
奥さんの地獄がよくわかっている自分は
もうそろ ...
`..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:........_______,

ポフン……
………………ポフン…
...
捻れ踊れよ怨念の煙
朽ちよ滅びよ千年の嘘

我白き骨を
カタラクタの底に添え
我が黒き心臓を
ゲヘナエに捧ぐ

其は犠牲
地の中枢で融けうねる
鋼鉄の奔流に

落とされ ...
私は歩き出した
そう思えば
止まっている
歩いた
止まった
繰り返す
虚空の螺旋
上へ行くのか
下に行くのか
回転する
呂律が回らない
臚列が回る、消える無くなる
よしてやれと ...
種を蒔いてきたのだと思う
いや、散らしてきたのだと思う
なんの種だかわからないまま
そもそも種だかわからないまま
どうしたって僕は
僕以外の何かにはなれないのだ、と
恵まれ続けてきたの ...
{引用=───何か知らない巨きな鳥が
   かすかにごろごろ鳴いてゐる
           「旅程幻想」}
  .
幸せであることが幸せだろうか
幸せになることが幸せだろうか
不幸である ...
おぼちゃんがカメラの前で脱ぎ出して理研のおっさん「やっぱOK !」 たとえるならば
    白のキャンバス
    ナイフでは出せない
    色もまばらな使い古しの筆
    なのに、赤だけが多く滲む油絵具

たとえるならば
    夢を追う事さえも
...
にしんのパイって知ってる?
青い屋根の家のおばあちゃんが作ってくれる……
そうそう、それ。
魔女が運送業に従事する世界で、
世にもかわいいバスケットに入れて運ばれてた、
魚の形に膨らんだキツ ...
行き詰まり
どん詰まりの人生は
ネットに書き込んだって
何にも変わりゃしないですよ
無駄な足掻きです
十代の美少女だったら
あるいは死にかけの100歳だったら
出来の良し悪し関係無く
...
本当に欲しい物は、何故か手に入らない。
心から望んでいる事は、大抵実現しない。

けれどそれは、
生きるための大事な縁であり、
雨上がりの虹のように瑞々しい。
しかし同時に私をはね返す、冷 ...
大きな月の日
ベランダの貴方
影が出来て
すぅーっと消えたら
涙が止まらなかった

消えそうな手
繋いで握れなくて
切り刻んでやろうかと

でもあなたが止めたからやめたよ

...
彼女は強い 
守りたいものがあるからというより 
守るべきものを背負っていると 
彼女自身が強く思っているから 
それを強がらないで 
肩肘張らないでとは言えない 
そうしてしまえば彼女の ...
働かないひとがいる
働かないのをいいことに
働くひとが
働いている最中に
集団的自衛権について
ネットに批判的な
書き込みをしている
お前らに
余計な金使うくらいなら
核武装に使うわ ...
  drop90%
   雨が降るでしょう
    外出の際は傘をお忘れなく


雨、雨……ああ雨雨雨雨、雨!


ああ神よなぜこの世に雨をもたらしたか
僕は憎むよ
傘ほど邪魔な物 ...
きょう
水の針

とがった川から 流れてくる声
切りとった格好で 鳥がおぼれてしまうころ

くすんだ雨のにおいにぬれて
ころがった石が どこにも見えなくなる
とおいヤマのように眠ったま ...
怖いものは すべて去っていったよ だから 目をあけて あの キラキラ星を 取ってきてあげる 泣かないで キミのためなら ボクは 飛んでいくよ… どこまでも 地 ... 名前とこのからだを
引き受けたときから
ぼくは舞台の主役になった

科白は自分で決めているようで
多くの出演者に
気配りしながら
作りあげていく

嫌われたくなくて
意見を言わない ...
駅から五分の
アパートは格安だけど
壁の染みが怖いんだ。

真顔であの人がそう言うから
外国のタバコと
ふて腐れた横顔には
似合わないセリフだと思って
笑ってしまった。
...
電車通りの雨あがり
スイートピイの茶亭いで
若きびおろん弾きひとり
舗道にスウベニイルなり


少年少女手をとりて
頬紅らめてをづをづと
きき入るスウベニイルかな
びおろん弾きの夢心 ...
朝見つけた言葉は不思議
時間に追われた茶椀が手を振り歩いている
昼間探した言葉はありきたり
人から人へ見つかる事もなくすり抜ける
夜に考えた言葉は落とし穴
稀に自分以外の誰かが落ちてくる
...
背伸びして巣箱掛けたる踵かな 旧姓に戻り巣箱をかけにけり 色味の無い世界に
たった一人だけ鮮やかに舞っている君
美しくはないよ
汚れていないだけだ
眺めているだけで鮮やかになれる気がするよ
ゆっくりと砂になっていくように
僕は足元から錆びていく
...
トラックに巣箱を載せて故郷へ 流麗なスローモーション鳩の撃ちあう豆鉄砲
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ゼンマイ切れたまま迷子の深海魚北大路京介自由詩214/7/16 0:52
月見草に蓋をして寝ている自由詩114/7/16 0:51
スクラッチ削ったコインじっと見ている自由詩314/7/16 0:51
不海知ねなぎ自由詩114/7/16 0:17
私達に名前なんかなかったモリマサ公自由詩4*14/7/16 0:13
月面より其方へ凍月自由詩1*14/7/15 23:58
犠牲自由詩0*14/7/15 23:53
とにかく水素自由詩1*14/7/15 23:51
一緒に暮らそう千波 一也自由詩314/7/15 23:42
Kの主題による変奏Giton自由詩1+*14/7/15 23:05
おぼちゃん短歌1花形新次短歌114/7/15 22:23
たとえるなら岸かの子自由詩2*14/7/15 22:01
魔女が飛べなくなったのはDAICHI自由詩014/7/15 21:57
サチコ・ボトックス「お止めなさい」花形新次自由詩014/7/15 21:56
希望の定義猫の耳自由詩114/7/15 21:51
きっと煌めく瑞海自由詩2*14/7/15 21:37
月を眺めていたら ふと感傷的になった文字綴り屋 ...自由詩014/7/15 20:26
サチコ・ボトックス「働かないひと」花形新次自由詩214/7/15 20:23
drop90%凛々椿自由詩514/7/15 19:20
帰ってくる人春日線香自由詩3*14/7/15 18:17
ヒロイン岩館ようこ自由詩014/7/15 13:42
嫌われてもいい殿岡秀秋自由詩514/7/15 3:53
壁の染み永乃ゆち自由詩214/7/15 3:16
街角織部桐二郎自由詩1*14/7/15 3:12
繰り返す中で繰り返したいことmarux2自由詩214/7/15 2:29
背伸びして巣箱掛けたる踵かな北大路京介俳句314/7/15 0:25
旧姓に戻り巣箱をかけにけり俳句114/7/15 0:25
君のダンスは鮮やかだから智鶴自由詩314/7/15 0:23
トラックに巣箱を載せて故郷へ北大路京介俳句314/7/15 0:19
流麗なスローモーション鳩の撃ちあう豆鉄砲自由詩114/7/15 0:18

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