再び

二つに裂かれた心を癒すのは
まぼろしでないよ
嘆くでないさ
僕たちが置かれたこの場所は
再び再生するに適している

遠い宇宙は頭の上
叫び声は腹の中
足の下には冷えた墓
...
あの時代に街を彷徨う男は
夜の気配のする街角で
剣玉を所在なげに操る
夕暮れの街灯の下
足を組んで剣玉する男一人

街灯から降り注ぐ
まやかしの光の粒は
ぼーっとした色を男に与え
髪 ...
口笛の輪唱楽し独楽まわし 父母と子供に見えたる氷柱かな 新しい苗字に届く年賀状 死にたくなる街を歩く足に魚の目 アイマスクされたまま高砂席 耳が最後に聞いたのは雨の音 夏の庭には自然が蔓延る
カマキリが三角頭をかしげ 
雑草が繁茂して人間の通り道をふさぐ
葉裏から湧き出る蚊 
這い出すヤスデ
ときには小型の蜂が哨戒し花を個別訪問する

手入れした庭の美 ...
にんげんは雨が降って来たときだけ
空を見上げるようになった
ぼくたちの知らないうちに
星が落ちるよ、
からからに乾いて
倦んだ陽だまりの中へ

ビバルディは四季の移り変わりに
音楽の調 ...
多分、それはもう語られたのだろうと僕は思う。だから、あの時、君は沈黙したのだと。

君は『世界』を知っていた。それ故、君は沈黙した。だけど

それ故に、人は君を馬鹿にした。こいつは

『何 ...
朝起きて顔を洗って朝ご飯作って食べて今日がスタート

ブランコでどっちが高いか競い合う一番星に出逢える時間

初雪が平年よりも早く降る厚着姿が印象的な冬

部屋静か柱時計の音もなく一人暮ら ...
「石の名前を知らない、」


顔と顔が出会う時、
落ち葉が落ち葉に重なる時、
枝が幹から剥がれるとき、
潮風が頬を撫でる時、
触れる指先から輝きが零れる時、
曇天から大地へ雨が打ち付け ...
写真とカメラ、その周辺の話題・情報交換
作例紹介、質問コーナー、おすすめ撮影スポット、現像の話題、etc
フィルムさんもデジカメさんもポラロイドさんもトイカメラさんも携帯カメラさんもいらっしゃいま ...
友達じゃなくて知り合いの
たまにしゃべるような
そんな感じの関係が
ちょっと懐かしい

懐かしいと言っても
別に何かあったわけじゃないんだけど
笑ってばかりいられるなら
それは ...
パクるなよあたしの好きな大徳寺

薀蓄を垂れて喜ぶ朝は傘

苫舟や仮想空間滝壺に

忘筌を知らぬ筈なし暇おやじ

お父さんまたやってるわと子が嗤い
閑寂の晴れ間に
目を伏せる
足元に落とした
日の光が疎ましい

ふと
思い立った訳でも無く
サンダルで
歩き出した
日曜日の午後は
ごったな匂いが
溢れており
湿った空気に
...
思い出している きみの髪 指先
朝のカーテン越しに見えた マロニエの花が
あたしには似合わない と笑った
「シーツを巻いとけばいいよ」 と言った


ピアノを弾き始めたら
あたしは  ...
いわゆる春、には
飽きたので

エンゼルなどを植えました

やがて
捨ておけぬ腐敗が
たち込めることでしょう

そうして
悔いを味わうでしょう

ほんものの春、です
...
わずかばかりの乗客を乗せた
昼下がりの鈍行列車の
窓を少しだけ開いてみると
六月の薫風がそっと忍びこんできて
僕の睫毛を醒ますのだった


この車両は最後尾なので
終着駅に到着する
...
「モダえよ〜ん」
「どうしたんだいカ〜ビ太くん」
「ギャイアソにいじめられてくやしいよ〜」
「なに〜カ〜ビ太くんをいじめるなんてひどいやつだな〜じゃあこれ〜」
 ぴかぴか〜ん!
「洋包丁 ...
なんとかここから這い出そうと
あらん限り手を伸ばしても
握りしめるのは砂ばかりで
こっちだよこっちだよと
地底から伸びる生ぬるい手に
足首を絡めとられる

もがくたびに砂を呑み込み
喉 ...
曇り空に月が隠れている

それが透けて霞んでいる

不愉快な風も風は風なのだ

一掃きしてくれる風なのだ


赤字がひとを頑固にさせる

ひとを腐らせもし

不満のかたまりに ...
 
ダンボールに愛が1ヶ

ワレモノ注意

落とさないでください、くだけます



 
異臭のする道に耳の長いネズミ
齧歯類は常に齧る。はを減らさなければ、死ぬまで、歯が伸びて行く。
猫は爪を研ぐ。爪の鞘を引き離す。死ぬまで、爪が伸びて行く。



人間は自惚れる。いろいろ挫 ...
駅を出たとき 
ビーッ! 
鋭い笛の音で呼び止められた
な 何です
なんですじゃないだろう 
君の捨てたゴミがボックスの外に落ちたんだ 
軽犯罪法違反並びの公衆道徳の県条例違反に該当する
...
その想いを夢と名付けたならば

退屈から目をそらすどころか 閉ざしてユメを見ていた
目を覚ましたら 何にも残っていなくて途方に暮れる毎日
大丈夫だよって 優しい言葉をかけてくれる誰か
いつか ...
おしるしが来てから二日後
夜、下っ腹に引きつる痛みがあった

陣痛 前駆陣痛か はたまた胎盤が剥がれてしまったのか
ネットで調べる仰向けの オロオロ妊婦

これは我慢できる痛みだから 陣痛 ...
残念ながら
ジニハボラギノールとの緒戦
敗れてしまいました

そうですね
後半ドロヌマ選手が
入ってから
向こうのリズムになってしまいました
しかし
日本も猫目くんが
素晴らしいゴ ...
{画像=140615125414.jpg}
(ジョウビタキの♀)



これまでは耳を開ける事はなく
いつも音楽を流し込んでいた
今はイヤホンを外して
外界の音を追っている
鳥の鳴き ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
再びまきしむ自由詩314/6/16 13:21
みせもの……とある蛙自由詩9*14/6/16 12:33
口笛の輪唱楽し独楽まわし北大路京介俳句214/6/16 11:21
父母と子供に見えたる氷柱かな俳句2*14/6/16 11:21
新しい苗字に届く年賀状俳句114/6/16 11:21
死にたくなる街を歩く足に魚の目自由詩714/6/16 11:17
アイマスクされたまま高砂席自由詩014/6/16 11:17
耳が最後に聞いたのは雨の音自由詩214/6/16 11:16
小蜂イナエ自由詩9*14/6/16 10:17
この小さな地上で出会う全ての人たちへhahen自由詩014/6/16 8:17
それで?yamada...自由詩014/6/16 8:05
一人の時間夏川ゆう短歌114/6/16 7:41
石の名前を知らない、赤青黄自由詩014/6/15 23:35
「写真とカメラ」スレッド過去ログ倉庫14/6/15 23:21
それぞれの形hash自由詩114/6/15 23:19
きみ恋し藤原絵理子俳句114/6/15 23:17
あいまねなぎ自由詩214/6/15 23:10
朝のソネット藤原絵理子自由詩3*14/6/15 23:00
ガーデニング千波 一也自由詩114/6/15 21:51
車窓八布自由詩1114/6/15 21:21
モダえよん日雇いくん◆...散文(批評...114/6/15 20:59
嘘っぱちの権力ららばい自由詩614/6/15 20:18
にぎやかな孤独吉岡ペペロ自由詩614/6/15 20:11
ワレモノ注意殿上 童自由詩23*14/6/15 20:09
齧歯類……とある蛙自由詩9*14/6/15 19:26
違反アンドリュウ散文(批評...114/6/15 16:17
その想いを夢と名付けたならばitukam...自由詩0*14/6/15 16:11
痛みに強い女がうつ伏せで眠るまでの記録朝焼彩茜色自由詩23*14/6/15 15:21
解説のねずみ男花形新次自由詩014/6/15 14:16
静かに耳を澄ませて / 私は緑の目を開くbeebee自由詩22*14/6/15 12:57

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加筆訂正:
樹晶夜 【横書Ver.】*改訂版/ハァモニィベル[14/6/16 9:11]
横書き用に改訂
6.1sec.