わたしは冗談を述べるつもりなどサラサラない。現代詩を文字表記で捉えるときに念頭に置かなければならないことがある。
それは生の血を重油に入れ換えるかの如くに機体であらねばならないと云うことだ。 ...
天井を見ている
小さな丸い大きな目を開けて
右手は暗号を司る 特徴のある握り拳
海ぶどうのハーモニカのような 足の指
口は ホーホーと開いている

天井を見ている
見渡せる限り 見ている ...
時報に電話する
天気予報に電話する
都会の昔の孤独を歌った
Dylanはすでに年老いて
顔も見ないで携帯画面
交換される文字の羅列に生活する
今の孤独を知りようもない

声で発ッせられ ...
かなしいことがあるのだ
だから黙っているのだ

言えないことがあるのだ
だから扱いづらいのだ

当然の怒りを、されど我慢しているのだ
きっと理解してもらえないのだから

どうにもなら ...
満月に高層雲のメスが入った
よく見る光景だ
私は成り行きを見届ける
通り過ぎたメスの後
何事もなかったように
光々と輝く満月
ほっとした私は息を吐き出し
メスの行方を探したが
散り散り ...
夜がそっと嘘をつくときに
わたしは夢をみる

左手に持っていた不思議な形の
雪みたいに白い、生温かいまるは
なんだったのだろう
光にあてると
白くて細い血管のようなものが
たくさん見え ...
同じような書き出しはもう飽きた
亀の甲羅を水槽で見つけたとき
ぬっと頭が出てくるのだろうと 想像がつくように
君がペンを握ると すぐに結末が見える
一小節目のコードが鳴った途端に
八小節目の ...
 ある晴れた日のこと あかりは右手に
文庫本を持ったまま 空を見つめていた さっきから
カラスほどの大きさの白い鳥が ゆらゆらと 飛んでいるのだ
ゆらゆら ゆらゆ ら
 見たことのない鳥だった ...
だが それは
扉から入ってくるとは限らない
ノックもしない

都会にもダイバーがたくさんいる
海べのようなプラットホームに
打ち寄せる通勤電車に

開けられた窓とか
流行のスナッ ...
いつか見たあの子供に
名前を付けることはできない
記録に残せない会話を何度もして
僕はあの子を責めたりもした
正しいことを言う事が正しい
そう責められて
実際は責めてなどいなかったのだが
...
午後の篠懸が揺れる 川からの風に
猫のスプレーペイントがある 学校の壁
「シノワーズ?」  「ノン」
うんざりする質問と返答 川沿いの古書店

思ったほど この町が
嫌いじゃないのかも ...
ぼくはbarのカウンターで見知らぬ男の話に耳を傾けていた
男は四十代中頃できちんとスーツをきて趣味のよいペーズリのネクタイを締めていたチタンのシャープな眼鏡が新進気鋭の実業家の様な雰囲気を作り出して ...
傘をお持ちください
と君が言うので
受け取る

さあ差せばいいじゃないか
と君が言うので
傘を開く

君は満足そうに傘の下に納まる。
なかったことにしようたって
そうはいかない
私は現実に君を愛した
それは永遠への愛
現実の中にまぼろしを見て
私は病さえ得たのだ
愛は脳内の化学的反応ではない
永遠へのあこがれ
瞬間を ...
小学校2年生の時
大好きだったチクロ
世間の皆にチクロが後ろ指さされるまで
名前を知らなかったチクロ
十円や五円の駄菓子にも
たっぷり喜びをまぶしてくれたチクロ
今から思えば冤罪だったのだ ...
詩人は誰もに見向きしてもらえることを望んだ
私たちが時に異性を恋人として求めるように
己の詩を聞いてもらえる事だけを願って生きていた

書いて 書いて
時に声を張り上げ詩を詠って
己の周 ...
日本で来て初めて
エロ本を買いに行きますのは
とても勇気要りますことです
本屋は知ってるおばはんが
いたりしますから
なかなか難いです
従ってワタシは自動販売機で
買うことを心掛けしまし ...
永く埋もれた時の中で
色褪せた血塗れの死体がひとつ息を吐く
その吐息に色をつけるとするなら
やはり釈然としない灰色に違いない
まるで幾日も眠ってないような目をして
荒れた ...
キミニユビヲナメラレテ
キミノシタガナニカ
ハジメテ
ワカッタキガシタ
ポコチンヨリ
ユビサキノホウガ
エイビンダカラダ
カラダビンビン
ビンラディン

キミノシタハ
ナメコドウ ...
彼は詩と戯れている
彼は詩を知らないけれど
詩と深々と戯れている
だから彼は踊る
誰よりも美しく

彼は恋を知らないけれど
薔薇の愛撫も菫の接吻も
知っている
だから彼は踊る
あや ...
ノアール以外は何もない。風も吹かない。山は音という音を忘れている。
「マリンスノウみたいだね」
「そうだね、マリンスノウみたいだ」
「雪の匂いがするよ」
「そうだね、雪の匂いがするね」
...
荒れ果てた波
遠い雷鳴
深い雨雲

机の下に
犬が身を隠す
大丈夫だよと手を差し出すと
舌を出し
丸い瞳で
こちらを見つめる

静かな予感が
ふわふわと漂い
私を糾弾する
...
悲しみが憎しみへと変わるのなら 
愛へと変わるものは何だろう 

寂しさが憤りへと変わるのなら 
癒しへと変わるものは何だろう
頑張ってと
言うつもりないし
ただ何か気になって
見ちゃってるだけだけど

のびのびやってほしいなぁ
ここで負けたら…
とか考えないで

プレッシャー満載な状態で
楽しめって言うの ...
会社まで歩く毎日心身と靴の踵がすり減っていく 遠足の帰りのバスの子守唄 トラックの荷台に座りしゃぼん玉 頭の痛い部分押さえながら優先座席の前で立っている 愛の言葉が未送信ボックスにいっぱい フィクションの多い結婚式に造花ではないブーケ
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
現代詩概論 その壱アラガイs自由詩5*14/6/24 12:22
天井とお空朝焼彩茜色自由詩18*14/6/24 11:54
孤独……とある蛙自由詩8*14/6/24 11:24
かなしみとゆがみに寄せてうめバア自由詩7*14/6/24 10:49
青白い光のもとで小川麻由美自由詩4*14/6/24 6:11
おはよう栗山透自由詩114/6/24 4:29
口下手太郎自由詩014/6/24 4:28
ぱくぱくぱく自由詩014/6/24 4:26
ノックはるな自由詩614/6/24 0:07
幻影のバラードクローバー自由詩3*14/6/23 22:51
グノシエンヌ藤原絵理子自由詩1*14/6/23 22:44
I am Happy!アンドリュウ散文(批評...014/6/23 22:27
I love youクローバー自由詩3*14/6/23 22:22
あこがれー愛渡辺亘自由詩114/6/23 22:02
ごめんねチクロichiro...自由詩7*14/6/23 22:00
光と闇の詩人Neutra...自由詩714/6/23 21:55
カルロス・ドス・メデス「自動ポルノ」花形新次自由詩114/6/23 21:47
押し黙る床に吹く風はホロウ・シカ...自由詩1*14/6/23 21:43
ユビヲナメラレル花形新次自由詩014/6/23 21:26
彼は知らない塔野夏子自由詩6*14/6/23 20:25
草野大悟2自由詩014/6/23 20:15
キルレシオopus自由詩214/6/23 18:11
変容文字綴り屋 ...自由詩014/6/23 18:09
応援てわけじゃないけれど眠り羊自由詩014/6/23 14:04
会社まで歩く毎日心身と靴の踵がすり減っていく北大路京介短歌214/6/23 13:52
遠足の帰りのバスの子守唄俳句214/6/23 13:52
トラックの荷台に座りしゃぼん玉俳句114/6/23 13:52
頭の痛い部分押さえながら優先座席の前で立っている自由詩414/6/23 13:52
愛の言葉が未送信ボックスにいっぱい自由詩314/6/23 13:52
フィクションの多い結婚式に造花ではないブーケ自由詩514/6/23 13:51

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