咥えた指が、ガラス張りの胃袋の中で蠢き、
吐出したいグニョグニョの悪夢を掻き回してる
肘からゴボゴボと沈んでいった頬杖
まばたきをしても何も変わらない
絶え間がない
そう気がつく
...
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*
言葉が漲っていますか
心が漲っていますか
前を見ていますか
手を握っていますか
感じていますか
感動してい ...
みんなうたわなくなった
夜も 朝も 雨の日も
すっかりあかるくなった
鼠はいなくなった
もぐらはとっくに死にたえた
人びとは 健康であった
ギターもピアノも自動で鳴らされる
楽譜 ...
明かりのある方へいきましょう
初めてはいつも痛く苦しいものだけど
明かりのある方へいきましょう
大人になるというのはそういうこと
明かりのある方へいきましょう
受け入れるというのはそういうこ ...
自分探しの旅に出たまま
消息を絶って
もう5年になる
それまでは
詩人と称して
ネットに書き込んでいたが
チャリで転けて
頭を強く打ってから
自分の詩とやらが
箸にも棒にもかからない ...
なんということもなく
また夏が来た
穴のあいた籠をしょって
わたしたちは
懲りずになんども出会ってしまう
水が跳ね落ちたさきで
またもう一度跳ねるように
だんだん
ちいさくなりなが ...
終わりみたいな
色をつくって
順番に
なめた
どんなふうに
言葉にできたかしら
それら
すべてを
失ったり
奪ったり
してきたことを
言葉にしてしまうのは
都合がよ ...
その夫婦が引き返してこなかったら
生まれたばかりのポんたはたぶん処分されてた
これもなんかの縁やろ そういって腹の出たオジサンは笑った
若くて綺麗な女の人は 良い匂いのする胸元にポんたを抱き ...
小さいくせにジンジン痛む。
小さな小さな黒い点。
指に刺さった小さな刺よ。
そんなに痛まなくたって、
わかってるから。
わかってるから。
なんだか最近シクシ ...
あなたの体の中を
馬のように駈けている命が
僕を見つけて立ち止まったのか
それとも
僕の中で安らいでいる
鳥のような命が
あなたを見つけて飛び立ったのか
あなたのまなざしと僕 ...
夏が降り
降り終わり
何もないはざま
何もない宵
明るい
曇だけの
静けさが
滾る
横切っては消える
声と光
水たまりには
別のものが沈む
...
最低限の緑
最低限の空気
最低限の夢
希望が持てるかい?
下らない遊び
下らない勇気
下らない努力
希望が持てるかい?
足らない学力
足りない時間
足りない人間性
希望が ...
読み人知らずの
ささやかな空気の振動を
耳たぶでそっと掬って
外耳道へ流し込む
外耳道の突きあたりの
気弱すぎる鼓膜のときめきを
耳小骨は丁寧に拾い集め
蝸牛の殻に押し込める
...
観たことのない ダイヤモンドダストを
彷彿とさせる
キラキラの世界
雪の庭園と 美術館の 饗宴
溶け込んでしまいそうな 窓枠を
額縁代わりにして
ふらふらと 水面に浮かぶ ...
紫の深い海が
瓦礫の街を隠していると
エルフの盗掘者は言った
「もし行きたいのなら岬の老人を訪ねな」
経験値を積み
装備を買い揃えても
ドラゴンのブレスで何度も死んだ
ハ ...
黒い猫片目ない猫目刺し焼く
こみ上げた想い大きく送辞読む
先輩の肌に初めて触れたのは卒業式の胴上げでした
紐に通した五円玉数える母の日
追い詰められてあとは落ちるだけの夕陽
しぶしぶ片思い
艶かしい光感受性受容器が視神経を通じて見てはいけないアレの端末を脳中枢へと運ぶ。見てはいけないアレの端末であるグロテスクな映像には言葉にしていけない文字である淫らなアナタ自身の当たり障りのない日常的な ...
僕が 存在できるのは
君の お陰です
体と心を
与えてくれました
息を 吸えます
光を 浴びられます
そんな 何気ない 欠片が
支えてくれました
僕が
望んでも 探 ...
暑くなるとテラスに出て酒を飲む
夕闇手前のひとときを楽しむ
一人より二人のほうがいい
風の会話を聴きながら
今現在の幸せを更に育てる
酒の種類は驚くほど多い
どれだけの種類の酒を飲 ...
そのコンビニは街外れにあった
面接に来たぼくに店長は履歴書を見ながら言った
ーう〜ん果たして君に務まるかな〜
ーまじすか?自分ははっきしいってコンビニもバイトしたことあるし スーパーだって居 ...
あの子がゴミだって捨てちゃったもろもろを
一ヶ月くらい水車の横に隠しておいて
さざなみがつくる境界線のもっと向こうまで
もういいやってなった一歩手前まできたら
僕ん ...
「えぇい!お前の体から出ているソレは何だ!」
鉄の錆。
まだ少しだけの錆。雨に濡れたから?
背筋が曲がっていると指摘する母は自転車を漕ぐ。
耳にイヤホンをあて、流れる音楽は70年代のロ ...
1.
ふたりが出会うしばらく前から
世界は始まっていた
ナイトフライト
夜の音楽
夜明けのおそい
鉄色の街へ
翼に乗って君に会いに行く
雪解け水を湛えた深い森の
ビリジアン色 ...
ちょっと柔軟に考えれば
物事は驚くほど
素晴らしいものとなる
例えばサッカー
相手のゴールに入れて
得点としていたのを
自分のゴールに入れて
得点としたら
ゴールキーパーは ...
嘘をついているとき、雲はきれいだった
そのままあの人は海の向こうへ歩いて行った
嘘に私自身が気づいたとき雲行きは怪しくなり
風こそ吹かなかったが
やがて降り出す雨、雨、雨
暗く生温かい雨 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
一つの現代詩
ハァモニィベ...
自由詩
3*
14/6/22 10:15
自分に問いただす言葉 / 信じています
beebee
自由詩
24*
14/6/22 8:36
みんなうたわなくなった
はるな
自由詩
9
14/6/22 1:09
明かりのある方へ
渡辺亘
自由詩
4
14/6/22 0:42
自称詩人ヒデ
花形新次
自由詩
1
14/6/21 22:41
夏
はるな
自由詩
3
14/6/21 22:32
都合
〃
自由詩
2
14/6/21 22:09
ポんた
アンドリュウ
自由詩
1
14/6/21 21:06
ごめんね、気づかないふりをしていたの。
時子
自由詩
2*
14/6/21 20:55
命
葉leaf
自由詩
3
14/6/21 17:33
ひとつ 不在
木立 悟
自由詩
2
14/6/21 17:11
ビートを刻め
opus
自由詩
1
14/6/21 16:57
聞こえた
nonya
自由詩
19*
14/6/21 14:51
ホイップクリーム
藤鈴呼
自由詩
0*
14/6/21 14:21
チャーム・ストレンジ
mizuno...
自由詩
2
14/6/21 13:27
黒い猫片目ない猫目刺し焼く
北大路京介
俳句
0
14/6/21 12:34
こみ上げた想い大きく送辞読む
〃
俳句
1
14/6/21 12:33
先輩の肌に初めて触れたのは卒業式の胴上げでした
〃
短歌
4
14/6/21 12:33
紐に通した五円玉数える母の日
〃
自由詩
0
14/6/21 12:33
追い詰められてあとは落ちるだけの夕陽
〃
自由詩
7
14/6/21 12:33
しぶしぶ片思い
〃
自由詩
1
14/6/21 12:32
キングコング岬 ★
atsuch...
自由詩
3*
14/6/21 11:25
You
CoCoa
自由詩
1
14/6/21 9:48
酒を飲む
夏川ゆう
自由詩
2
14/6/21 8:09
コンビニエンス
アンドリュウ
散文(批評...
1
14/6/21 7:19
だからあの子はくずみたい
カマキリ
自由詩
5
14/6/21 5:44
「口頭慈母+悪」
臀部と昆布
自由詩
0
14/6/21 3:32
バースデーソング
カワグチタケ...
自由詩
2
14/6/21 1:59
カオス
花形新次
自由詩
1
14/6/21 0:57
塩雲
たまのす
自由詩
2*
14/6/21 0:16
2181
2182
2183
2184
2185
2186
2187
2188
2189
2190
2191
2192
2193
2194
2195
2196
2197
2198
2199
2200
2201
2202
2203
2204
2205
2206
2207
2208
2209
2210
2211
2212
2213
2214
2215
2216
2217
2218
2219
2220
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4.18sec.