いるわけがない
いつもの夕飯時のはずが
食卓に投げ出される、突拍子もない弟の主張
あの丘で恐竜を見た
家族みんなの一笑、からかいに
きみはひとり意地を張りつづける

 うっすらとほの暗く ...
あなたは悪くないよ
本当は、誰かにそう言って欲しいのに
私はずっと自分を責め続けている

自分が悪いと
自分を卑下し、貶めるのは
簡単だけれど
貶める度に身体は傷つき
心は摩耗する
...
霞みゆく視界を薙ぎ払って私の手に触れたのはあなたなんでしょう。
どれだけの犠牲を払って私は此処に居るの。
どれだけの悲しみや怒りを私は打ち消してまで。
それでも此処に居る事に何の疑問も抱かずに。 ...
涙を語るのは
あの流れに立つアオサギの得意とするところだ
ながれてゆく
今を
捉えようと
日がな一日立ち尽くす彼は、彼女は
ここに生き場所を求めているかもしれない
あなた、や、わたし。
...
きみの炎は
燃えていますか

なにを
失くして
燃えていますか



きみの炎は
燃やしていますか

だれの痛みを
燃やしていますか

だれの寒さを
燃やしています ...
蝉時雨が
それほど新しくない記憶を
影縫いするものだから
そのまま置き去りにもできず
立ち止まる

吹き出す汗
ハンカチを忘れたことに気づく
いつもそうだった
肝心な時に何かが欠 ...
真昼の烈光は
漂白剤のように
景色も
僕の影も
脳も
真っ白にしていく

何もない


真昼なり
はい、あなたの症状は?

えっと、えーっと、えっと…
言葉にしようとするならば
片っ端から消えていく


うーん、ではどうして欲しいですか?

えっと、えーっと、えっと… ...
私の妻は
赤毛のアンマニアなものですから
朝ドラの「美奈子とまん」
もちろん主役は小向
を毎日欠かさず見ています
そのまま後番組にも
雪崩れ込んで
ワキ汗で女を上げたウドーと
イノッチ ...
君が隠すあの娘(こ)は誰だろう
そんなことまで整ったうたにしたい
わたしの心はまた自殺未遂
かなしさやさびしさを拾い集めに

また旅支度
帰ってくるつもりもないのに
旅先で帰り支度
お ...
たばこへの率直を置いてみるならばおまえがこの世に居なかったなら



泣きながらマスターにでも絡みつつ飲める体を持ったとしたら



嫌煙家を広場に集め尋ねたい他人に迷惑かけてないかと ...
小説を 葦編三絶 生きている


葦編三絶(いへんさんぜつ)は 書物を繰り返し読むという意味
石のベンチの上にあき缶 草の匂い
座っている僕 長い独り言

都合の悪い時 僕は 世界で一番 狂ってます
都合のいい時 僕は 世界で一番 まともです

「何も分からない ...
阿佐ケ谷に引っ越したKに会いに行った
Kの働く作業所(主に知的障がい者の人たちなどが働く喫茶店)で
Iphoneのゲームの情報を交換などした
昨日ipadを買ったらしい
彼は高円寺の路上である ...
とりとるたらら
暑い中
とりりつぅたらら
汗を掻く
かすむ目の中
景色が揺らぐ
あたまがゆーらゆら
もやもやで
街路がユーらユら
ゆらいでる
並木がユーらユーら
ゆらいでる
身 ...
……大昔には「阿万湖」と呼ばれ昔「浪万湖」と改名された……………
今では「O ― 0000 湖」と呼ばれている。
………………昔「詩人」と呼ばれた人類が今では「空想学者」と呼ばれるのと同じく ...
あと少し あと少しが少し 少し多い  薔薇の花が一輪
 掌に横たわっている

 棘だけが未だ鋭く
 チクリと私の皮を刺す

 死して尚
 痛みを与える
 美しさ

 庭仕事を終え、
 麦藁帽を脱いで
 額の汗をぬ ...
誰かに泣き付きたいと思っても
重荷になってしまう罪悪感が勝ってしまう
何かに八つ当たりしたいと思っても
矢張り壊してしまう罪悪感が勝ってしまう

何がしたいのか良くわからなくなってくる
ど ...
 今の日本では、誰でも理科の教育を受けると機械論的自然観を植え付けられる。自然界は元素の組み合わせでできています。自然は量的に計測可能です。厳密な実験に基づいて自然を利用していくのです。だ ... ライラック母と見上げる時計台 ライラック古きアルバム閉じにけり 籐椅子や吸い回したる水煙管 秘密の恋が鏡越しに見つめ合っている また出汁巻けず卵 104の女口説けず117の女口説こうとしている 照りつける日射しも

大きな入道雲も

うだるぐらいの湿気た空気も

乾いて日焼けた黒い肌も

額を流れていく汗も

ときどき吹き抜ける風のさわりも

湿った草の匂いも

...
君に照らされたいと
咲いた花は
雨風さらされ
踏まれながらも
その目に留まれと
桃色の手をかかげる

鈴なりのコチョウラン
大輪のボタン
道端のケイトウも華と
とうの昔に知って ...
レモンの青い葉の
そよそよささやくななめしたにある木陰が
独りの影に重なりつらなり
古い灰色の木製の椅子に座り
宙を見つめている無限に
くりかえされる喪失は
だれにも知られることはなく
...
女が買ってきた猫は
目を覚ますことがない
エサも食べず水も呑まず
常に丸まって眠っている
置物ではないかと
怪しんで触れてみると
確かに呼吸をしている
手触りも生き物のそれである
何し ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
丘の恐竜乾 加津也自由詩12*14/7/30 22:12
悪くないよ猫の耳自由詩314/7/30 22:00
memoires三上あず自由詩114/7/30 21:59
凍える草野大悟2自由詩1*14/7/30 21:47
罪なき人へ千波 一也自由詩214/7/30 21:30
蝉時雨nonya自由詩25*14/7/30 20:35
真昼なりichiro...携帯写真+...16*14/7/30 20:25
処方箋凍月自由詩2*14/7/30 20:22
イノッチを大切にする教育花形新次自由詩014/7/30 19:46
原石たちよララバイをもっぷ自由詩614/7/30 17:43
「たばこのうた」2014.07.30 (一〇首)短歌6*14/7/30 17:38
小説を陽向俳句1*14/7/30 16:21
神と蟹自由詩0+*14/7/30 16:10
高円寺、阿佐ケ谷、下井草、中野馬野ミキ自由詩314/7/30 15:24
夏・公園……とある蛙自由詩8*14/7/30 15:23
O—0000湖アラガイs自由詩2*14/7/30 13:41
少し陽向俳句1*14/7/30 12:49
指輪と石まーつん自由詩11*14/7/30 11:42
チラシの裏baby b...自由詩114/7/30 11:42
森山恵詩集『みどりの領分』について葉leaf散文(批評...214/7/30 11:37
ライラック母と見上げる時計台北大路京介俳句014/7/30 10:59
ライラック古きアルバム閉じにけり俳句0*14/7/30 10:59
籐椅子や吸い回したる水煙管俳句114/7/30 10:59
秘密の恋が鏡越しに見つめ合っている自由詩614/7/30 10:58
また出汁巻けず卵自由詩314/7/30 10:58
104の女口説けず117の女口説こうとしている自由詩114/7/30 10:58
窓は閉めきって無花果自由詩4*14/7/30 9:54
折りたたむ午後自由詩8*14/7/30 9:50
レモン葬こしごえ自由詩4*14/7/30 9:06
眠り猫やまうちあつ...自由詩214/7/30 8:44

Home 戻る 最新へ 次へ
2181 2182 2183 2184 2185 2186 2187 2188 2189 2190 2191 2192 2193 2194 2195 2196 2197 2198 2199 2200 2201 2202 2203 2204 2205 2206 2207 2208 2209 2210 2211 2212 2213 2214 2215 2216 2217 2218 2219 2220 2221 
4.04sec.