自分が可愛いというのは
卑しい感情だ
そして自分が可愛いと
思えば思うほど
他人からは可愛いくない
と思われる
悟りを開いて
自分なんて全然可愛いくない
と思いはじめると
徐々に可愛 ...
迷う先に
足は動かず
困惑の中
夜は進んで
静かに閉じる戸が重い

右に向かえば痛み
左に向かえば病み
動揺を隠せず
何度目かの一歩は
それより先へ行けない

叩いた手の軽快で ...
他人のせいにできないから
簡単に
諦めたり
開きなおったり
すべてをしかたなく
肯定したりもできないから
君はいつも
自分に厳しい
そんな君を
素敵だと思っても
緩い自分の
誉め ...
記念樹枯れて僕も病んでいる 最後の恋が何度も終わった パワーストーンの店に不幸が続いた 豆飯やナンシー関のゴム版画 豆の飯邪王炎殺黒龍波 約束の
場所へと
続く道で
恋する自転車を
旅のために
丘を越えて
君へとこいでいく

暗がりを
ヘッドランプで
照らして
今という瞬間は
手のひらのなかで
ぎゅっと
握ら ...
断片を思い出しては吐息が悲鳴を上げる
痛みの記憶ばかりが鮮やかに焼き付いて
彼岸花に託せば常世に流してくれるだろうか
けれどかなしみで形作られた私もまた消えるだろう

つまりあなたが愛してい ...
はいよ、どうも。

…ここかい?あんた、お客さん、虹の市は初めてなのかい。ここは反対屋さ、そら、そこらに反対が売ってるだろう?そっちの端が一番安いので、お客さんの正面ぐらいがまあ、ほどほどの反 ...
人間から動物になる予定のボクと
猫や犬から念願の人間になる彼等とは
所詮話が食い違った
それでもお互いの持ってる情報が欲しかったので
仕方なく休み時間は彼等とともに過ごした
ねぇ…聞き難いん ...
それから三日目の朝
ボクは親父を産んだ

頭が大きいので難産だったけど
なんとか産んだ
親父は産まれるなり
説教を始めた

こんなことなら
母親を先に産めばよかった
後悔しても始ま ...
立ちつくしたまま
年をとって
あなたはいかにも穴だらけ
血も流れない顔して

わかったことは少しだけ
部屋じゅうに時計をつるしても
時間は進んでいかない
壁いちめんに穴をあけても声 ...
空に穴が空いた
真っ黒の穴
まるで作り物の様な
ぽっかりと空いた穴

科学者はこぞってその現象を
科学的に解明しようとした
哲学者は哲学的に
宗教家は宗教的に
漫画家は漫画的に

...
一人の地球人として育てたい
私の子供であり 一人の地球人である
属していて属さない 個人と集合の瞬きすれば消えそうな交差点で
対等に 重んじる礼儀を DNA以外でも伝えていく

時の流れなん ...
京都の疲れで睡魔と戦いながらキプロス戦を家で見た
本田は何かどうなんだろうか
遅い
長友はキレがあったな
嫁さんと試合結果をかけようとしたらお互い3-0で日本だったのでやめた

夜、
嫁 ...
みんなわたしをオトナだなんていうけれど

オトナになんてなれないの

だってわたしいつだってシンデレラの靴ゆめにみてる
マンションの一室で 二人の幼児の遺体が見つかったと
夕方のニュースが流れ出した頃
あたしはスーパーのまずい弁当を箸でつっつきながら
今日ついたため息の数を いちいち数えてた


電車のつり ...
愛なんて知らなければよかった
そんなものがこの世界に存在してることさえ知らなければ
こんなふうに淋しさなんて憶えずにすんだのに
寒さに打ち震えることも 無駄に他人を傷つけることも
誰か ...
 「あ、はじめまして。君が新人作家の○○かい。あ、どうも。いや、君の作品読んだよ。それでさ、感想だけど・・・・。面白かったよ。・・・・素晴らしかった。これは十年に一人の・・・・・・・・いや、ごめん。こ ... 人々は君のようだ
僕は宝石のようだ

僕は宝箱の中にいる
ここから出してくれ

君は遠くの景色を見ている
あるいは目の前のぼんやりとした不安をみている

君のことが見えない
まるで ...
あいうえお

かきくけこ
...
土を穿つ夜の影
かたちにかたちを閉ざす影
底の見えない
水のような影


径をふちどる暗い静脈
聞こえないものを包みながら
風から風を奪いながら
ゆらゆらとゆらゆ ...
白い建物 白い迷路
扉も天井もない部屋で
頻繁に行われる白い取引



誰も出口を
知りたがらない

服の白さにつまさきが
ギュッと縮んで歩けなくなる
大事な人にさよならを言いたくなってしまう
わたしを包みこんでいる
美しい勘違いのすべてが
いつの日か明るみに曝されて
間違いさがしを ...
青空を集めている
あじさいのつぼみ
青いガラス瓶
明るい陽に揺れる

痩せ細った手で
筆の先から
搾り出したような 一枚の絵
淡い青のあじさい

木立に濾された光は
揺れる葉 ...
日本の法律は「ざる」ですねとある国の方に言われる
その国の方は続けてこう言う
我が国ではやってならないことは法律上明確です
日本のように曖昧ではありません

確かに日本の法律は事実「ざる」だ ...
あのとき持っていた荷物を
どこにしまったのか
思い出せない
どこにしまったのか
どこかに放ったのかも
消えてしまえと思っていたことは
かろうじて思い出せる

消えてしまえと願うことと
...
包丁を、ざっくり押しこんで
西瓜を割る。

無数の黒い種達は
それぞれの姿勢で
つややかに埋まっている。

――どうせぺっぺと吐き棄てられて
  土から芽を出すのでもなかろうに

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
お好み焼き「新杉田」花形新次自由詩014/5/30 0:52
ここからの地加藤自由詩1*14/5/30 0:21
きみはいつもLucy自由詩15*14/5/29 23:42
記念樹枯れて僕も病んでいる北大路京介自由詩414/5/29 23:36
最後の恋が何度も終わった自由詩814/5/29 23:36
パワーストーンの店に不幸が続いた自由詩714/5/29 23:36
豆飯やナンシー関のゴム版画俳句414/5/29 23:35
豆の飯邪王炎殺黒龍波俳句114/5/29 23:35
恋する自転車りゅうのあく...自由詩6*14/5/29 22:42
「痛みのコラージュ」桐ヶ谷忍自由詩12+*14/5/29 21:06
反対屋フユナ自由詩4*14/5/29 20:35
 クラスメートアンドリュウ自由詩314/5/29 20:29
 アルツでワルツ散文(批評...014/5/29 20:25
はるな自由詩714/5/29 19:23
holeopus自由詩114/5/29 17:08
地球人である縁朝焼彩茜色自由詩9*14/5/29 17:00
昨日嫁さんとセックスをした馬野ミキ自由詩514/5/29 14:03
ゆめみる***すみれこ自由詩114/5/29 13:16
ただ、そこにある奇跡涙(ルイ)自由詩1+14/5/29 11:16
愛を乞うひと自由詩114/5/29 10:43
才能のない批評家から、才能ある新人作家への提言yamada...散文(批評...114/5/29 6:43
No comment as a stoneつむじまがり自由詩214/5/29 0:55
三十一文字TAT短歌014/5/28 23:57
ふたつ めぐる Ⅱ木立 悟自由詩414/5/28 23:36
ノート(51Y.5・27)自由詩214/5/28 23:34
さよならを言いたくなってしまうユッカ自由詩8*14/5/28 22:28
あじさい藤原絵理子自由詩714/5/28 22:27
ざるのプライドichiro...自由詩6*14/5/28 21:45
つかのまの朝砦希自由詩2*14/5/28 21:30
西瓜の種服部 剛自由詩714/5/28 21:14

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加筆訂正:
恋する自転車/りゅうのあくび[14/5/29 23:30]
遅筆のため推敲
3.96sec.