雑草を抜いた植田のにごりかな
宿題のなき休日や植田澄む
ふたり並んで歩く道を守る
レシートがあって返金されない
鰻のタレだけ笑顔
芽吹きの時が訪れ
そよ風が地を撫で
通り過ぎて行った
陽射しが強くなり
花々は入れかわり
息吹も鮮明な日々
嵐を受けては倒れ
ありのままの姿は
しなやかさを増し
野の花は ...
カナカナと遠いどこかで
かなしげに、
啼く声を聴きながら
今日という日を
麦茶漬けで締めくくる
さらさらとなんでもない事のよう ...
あめとうとう
硝子を濡らし
景色を隠し
ゆめうとうと
意識を揺らし
兆しを示す
ことばばかりがほとばしり
あぶらえのようにおぼれるみどり
ただあって 泣く まじりあって
...
この世界の何と寂しい事か
僕の安寧は
黒い棺の中にしかない
さぁ、剣を刺してみよ
棺の中の僕は
横たわる僕は
血は流しても
息絶える事は無い
なぜなら
死人が二度
死ぬ事など無 ...
5人、5人だよな?
5人で総選挙ってもな
共産党の国会議員でも
もうちょっといんだろ
壮絶なのは
壮絶だけどさ
最下位は相当キツいもんな
意外と赤が
一位じゃなかったりして
俺なんか ...
青い海
青い空
白い砂浜
跳ねる波飛沫
顔から受ける馬鹿
赤い脳味噌が零れる
ヘラヘラ笑う餓鬼
囃し立てる女房
どぷり、
血だまり
滑って転ぶ犬
ケラケラ
ケラケラ
...
ころころと
笑いながら
転がって
水平線と遊んでいた太陽が
すとん、という音だけをのこして
消えたときから
五感をなくし
闇にのまれた
どこからか
歌が聞こえる
エーテルの ...
蝉は喚いているのだろうか
虫に生まれたわが身を嘆き
いや むしろ
祈り続けているのだろうか
来世の至福を待ち望み
朝、昼、夜と、勤行を欠かさず
一心不乱に経文を唱えた
信心深い祖母の ...
真夏のまんなか
乾いた道のさきに
誰かが描いた蜃気楼
午後9時の
Summer in the city
大気圏の対流に耳を澄ます
アウトをとれない甲子園
酸素が足りない金魚鉢
...
草の間を
誰かの幸せを約束した風が
走っていく
固く閉じた地面から
這い出た夏の蔦が
頭を伸ばしていく
夜になれば
プールを洗浄する
機械音
落ちてきた十八等星を拾う
...
宝籤はもうすぐ二歳になる。相変わらず尻尾の先をわずかに白く染めているかわいい黒犬。でも、もう自分の手足を持てあましたようなちぐはぐな動きは消えてしまった。暑い日、賢い番犬よろしくブロックのうえに身 ...
その後、図書館に向かった
ぬるい風が両脇をさあっと通り抜けて
額に浮いた汗を玉のまま流した
水位の低くなった川は太陽を存分に吸い込み
とても正直に光を跳ね返している
とん、と
鎖骨の下 ...
福島のお祭りへのライブ参加を終え
皆東京に帰っていったが
俺とKはN子にタカりながら北を目指した
Kの友達が青森にいるという
各駅を乗り継いで下北半島へ
皆東京では無職の歌唄いだった
...
サナギサヨナラ夏の庭
あだなをつけに飛び立った僕の蝶
声の遊びが続くなら
伝えよう
おはよう
終わらない円の上では
神様も仲間はずれになるという
愛の踊りが煮え立つ前に
...
船とともに
海に沈んだ母
父さんの部屋にも
レコードがあったよ
ずっとビートルズだったね
8月6日に詩は書けなかった
「ダイイン」というセレモニーにも
参加しなかった
自分以外の人達の行為に
ついケチをつけたくなるのは反射だ
雨がいったん上がった8月7日朝
はがきを投函しに ...
即興ゴルコンダ(仮)参加作品です。今回は、三つをオムニバスにしました。
http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4832676#10633425
...
暗闇に溶けた膿を
ゆっくりと 取り出す為に
タオルを 絞る
くねくねに
歪む 表情は
ちょっとダケ
じれったい
ちゃぷん と
湯水に漬けたら
とって置きの漬物が
完 ...
17歳
パンクロッカーでありながら童貞であることを恥じていた俺は
女性器に対する不安と恐れがあった
物心ついた時から空想がちだった自分にとって女性器は現実そのものであった
政治や社会よりも避け ...
すこしだけ静になればいいのに
それだけでいいのに
生きることは
うるさい
引き寄せられるように
またそこにいる
いつもそこにいるよ
またそこにいるよ
朝の蝶々は
静に飛ぶから
...
あんなに晴れ渡ってた空が
信号は赤
車の通りは少ない
夕方になって
ポツリときたと思ったら
ザーザーがきて
こちらには雨宿りの建物はない
信号は赤
みんな走 ...
湾岸を行く高速道路を 車で5時間くらい走っていた
後部座席ではブタが眠っている
100円ショップで買ったブタだが
カフェオレもトーストも 毎朝きちんと食べるし
...
どれだけもっともらしい言葉を吐いても
お前らは何も語っちゃいない
目に映るものすべてが腐って見える
狂ったように照り付ける日差しも
鉄板になったアスファルトも
粉塵を巻き上げて走る乗用車 ...
いいなァ
きれいだなァ
私もはやく、
まだみぬ誰かの「いちばんとくべつ」に
なってみたい
最高気温36℃
そとをしずかに見つめている
夏の日差しがほどけている
さやかにこぼれているのは
もう秋のひかりだ
時計回りの高気圧だ
南から潮風を運んでいる
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
雑草を抜いた植田のにごりかな
北大路京介
俳句
1
14/8/7 23:22
宿題のなき休日や植田澄む
〃
俳句
1
14/8/7 23:22
ふたり並んで歩く道を守る
〃
自由詩
3
14/8/7 23:21
レシートがあって返金されない
〃
自由詩
1
14/8/7 23:20
鰻のタレだけ笑顔
〃
自由詩
5
14/8/7 23:20
野の花・・・
tamami
自由詩
9
14/8/7 23:14
沢庵と月と扇風機
石田とわ
自由詩
15*
14/8/7 23:05
おとあめ
ただのみきや
自由詩
27*
14/8/7 22:59
棺
凍月
自由詩
2*
14/8/7 22:07
ももクロ総選挙
花形新次
自由詩
1
14/8/7 20:44
跳躍する躍動
opus
自由詩
1
14/8/7 20:41
極夜
草野大悟2
自由詩
5*
14/8/7 20:37
夏の歌
Lucy
自由詩
17*
14/8/7 20:14
アウトをとれない夏
梅昆布茶
自由詩
21
14/8/7 16:30
おかえりなさい
mizuno...
自由詩
6
14/8/7 15:57
まなざしのこと
はるな
散文(批評...
5
14/8/7 15:23
うまれたてのぬけがら
あ。
自由詩
7*
14/8/7 14:29
下北半島のみどり
馬野ミキ
自由詩
8
14/8/7 13:54
輪廻で輪舞
やまうちあつ...
自由詩
2
14/8/7 12:57
zutto betles datta
mizuno...
自由詩
1
14/8/7 12:10
暑中見舞い
Lucy
自由詩
7*
14/8/7 10:43
ことばのエンジンを 廻せ! オムニバス三篇
るるりら
自由詩
13
14/8/7 9:43
タオル
藤鈴呼
自由詩
1*
14/8/7 9:43
初体験
馬野ミキ
自由詩
4
14/8/7 9:25
朝方
こいち
自由詩
2
14/8/7 5:56
信号はちゃんと守るのがルールです。
mac333
自由詩
4
14/8/7 2:21
職人とブタ
オダ カズヒ...
自由詩
2*
14/8/7 1:08
石を投げたら土をかけろ
木屋 亞万
自由詩
5*
14/8/7 0:31
ウェディング・ベル
むくげ
自由詩
0
14/8/7 0:29
秋のひかりや高気圧
吉岡ペペロ
自由詩
8
14/8/7 0:12
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2234
2235
2236
2237
2238
2239
2240
2241
2242
加筆訂正:
命の色
/
菫
[14/8/7 13:22]
タイトルと内容を少し手直ししました。礼
6.1sec.