君たちはペット飼ってる?
俺は飼っているよ

君たちのはどうせ
犬とか猫とか
せいぜい鳥ぐらいでしょ

俺のは凄いぜ

俺の直腸の鍾乳洞には
コウモリなんていやしない
カンジタの ...
パンがほしくてあなたの店を訪れた
焼けたばかりの優しい匂いにほぐされて
乾きかけの羽をゆっくり風に乗せて

パンが欲しければどこにでもとあなたは
いやそうでもないからだとわたしは
...
アツアツの物が食べたい
だからアツアツにして持ってきて

分かった


持ってきたわよ

そういえばさ 昔こんなことがあってさ
〜〜

冷めちゃうよ

だから俺は言っ ...
周りの山を写す湖面の鏡
虹色の橋が架かり
友の誘う声が聞こえても
ぼくは そこには行けない

木々に守られていた明るい過去
育った家 育った台所 育った学校 
父もいた 母もいた 友人も ...
ねえ
年をとっても
声は変わらないのと同じように
その瞳も
地図が読めない

あなたの代わりに

窓を開けると


風に乗せた

紙ヒコーキの行方

追い駆けた日々が

ただ懐かしい


やがて訪れる

旅立ちの時を

...
大切な約束をしたことを
いいかげんなわたしは
いつのまにか
忘れてしまった
むきだしのアセチレンランプの猥雑さざめく夜市
腹を見せて死んだ金魚は
臭う間も与えられずに すばやく棄てられる
...
長き夜夢とはぐれし独り身の思ふ彼方に誰の寝るらむ

長き夜の闇埋める雨降りしきる木々の葉耐えて庭も眠らじ

長き夜待つは静かな夢なれどなぜ鳴り止まぬ不安の鼓動
僕たちはみんな、神様から砂時計を持たされているんです。
入っている砂の量は一人一人違いますけど。
その割り当てられた時間は、他の誰のものでもない、僕たち一人一人のものだから、好きなように使っていい ...
触れるだけで音も無く切れる鮮やかな刃先が咽喉元にあるかのような心境だ、ほら、勘付いているだろう、ただの亀裂だったものが次第に音を立てて崩れていきそうな予感に。デッド・ラインのすぐそばにもう ... 頭からもれてくる感覚はありますね。
なんか、ボトボト落ちてくる。
これなんだろう。どこに持っていくんだろうって思うけど、両手ですくい上げるだけが目一杯。
どうしようこぼれ落ちてしまうんですけ ...
一軒家のブロック塀と道路の間に

はみ出したサボテンたちが

楽しそうにからりと佇む

プラスチックのプランターも割れて

土もほとんどなくなり

とっくの昔に忘れ去られているのに ...
ナ、ナ、ナナジュウキュウエン!救援を求ム。そうゆうことにしておくから


くるくるうシンケイスイジャクわたしのこきゅうはちきゅうをゆがめつつ

つつがあるちょこっとかじるチロルチ ...
夢の中あなたと過ごす甘い時 すいかとししとうは
林檎の木の椅子に
ニスを塗っているが
すいかの塗り方では
ずっと乾かない気がする
ほんとうは乾くけれど
ずっと乾かない気のする椅子は
目に入るタイプのごみや
落ち葉 ...
無力だと 
あの時私は痛いほどわかった 
胸が苦しくて息ができないくらいに 
彼女の後姿を微笑みながら眺めているあなたを見た 
あの時私は痛いほどわかった 
無力なのは私なのか 
あなたな ...
反射鏡の こちら側から見た世界は
鋭角に 歪んで

鏡台に 腰掛けた私は
危うく 転がり落ちた

睫毛に描いた 何時かの思い出も
米粒に写経した 文字の如く
判別出来なくて
...
40代女性の
鼻の下を
注意深く観察すると
若干だが
青いのが分かる
所謂青ひげだ
(青ひげと言っても
やたらケンカが強い
療養所の医者じゃない)
長年剃り続けた賜物か
はたまた
...
越冬のツバメ途方に暮れている 辛い酒越冬つばめ啼きにけり 透明になりたる銃や散る桜 怖い話だが滑舌が悪い やらない選択肢もあった 君の住む街の地図を買って会いに行かない たとえ
風化した夢の流砂に足を捕られ
概念の骸に
躓いても
滴る汗や粘る唾液
ではなく
目尻に薄く滲む涙に
遠く虹を映し
地の底に匿された
泉を探し
彷徨う一頭の駱駝が
貴方であ ...
三年前の揺れに閉じ込められた我々は
今こちら側の歪んだ空間からあちら側を眺めている。

閉じ込められたものは善意
解き放たれたものは相手の知れない戦意と
得体の知れない悪意

鏡や水たま ...
行き先のない電車に乗って
あてのない旅に出る
ふらりと飛び降りて
名も無い街をうろついてみる
すると出会う
懐かしい感じの人に
初めて会うのに
いつか出会った気がしてならない
気の迷い ...
もうすでに決断したことを

髪をすいては決断するように

女はその長い髪をなんどもなんどもすいていた

宇宙の青白い光を見つめながら

宇宙の青白い光に見つめられながら

長まわし ...
もう一度
巡り会えると思っていた
例えば
白い窓枠の廃校舎
花壇
の隅に埋めた
解剖のフナ
誰かが拾ってきた小鳥
教室で飼っていた金魚
アコーディオンを弾いていた先生
転校していっ ...
背中から滲み出ていった
粘性をなくしさらさらたあいなく
細胞膜を圧し拡げ
やがて満ちてくる
潮の匂いを
含む泥水

糸は震えず
笛は鳴かない
風が吹くたび
飛ぶ 砂の荒らさ
腰か ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
マロニーちゃん和田カマリ自由詩5*14/9/26 10:43
天地無用自由詩214/9/26 10:39
アツアツ陽向自由詩1*14/9/26 10:34
湖底幻想 その二イナエ自由詩8*14/9/26 10:16
だから みつめる中原純乃自由詩2*14/9/26 9:55
Ending noteミナト螢自由詩214/9/26 9:53
あかい花そらの珊瑚自由詩2514/9/26 9:13
長き夜 三首森川美咲短歌1*14/9/26 4:54
悲しむあなたへmichi自由詩1*14/9/26 4:14
弾道(千鳥足で、無闇に。)ホロウ・シカ...散文(批評...2*14/9/26 2:50
ボトボトたからじま自由詩114/9/26 1:57
野良サボテン灰泥軽茶自由詩1114/9/26 0:47
79円阿ト理恵短歌7*14/9/26 0:31
夢で会いましょうえりん川柳214/9/25 23:32
椅子桶谷自由詩214/9/25 22:33
月夜文字綴り屋 ...自由詩114/9/25 22:13
窓際の破片藤鈴呼自由詩2*14/9/25 21:42
ひげ花形新次自由詩014/9/25 20:48
越冬のツバメ途方に暮れている北大路京介俳句114/9/25 20:20
辛い酒越冬つばめ啼きにけり俳句014/9/25 20:20
透明になりたる銃や散る桜俳句414/9/25 20:20
怖い話だが滑舌が悪い自由詩414/9/25 20:20
やらない選択肢もあった自由詩114/9/25 20:20
君の住む街の地図を買って会いに行かない自由詩614/9/25 20:19
あかい砂漠にLucy自由詩13*14/9/25 19:09
現状認識……とある蛙自由詩7*14/9/25 17:20
何もない街やまうちあつ...自由詩2*14/9/25 17:17
宇宙の青白い光吉岡ペペロ自由詩814/9/25 16:35
帰郷Lucy自由詩15*14/9/25 15:16
廃船自由詩9*14/9/25 15:00

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加筆訂正:
てんらく/茶殻[14/9/26 1:56]
14 9 26 微修正
8.43sec.