不器用なカラスも在るだろう
情け深いカラスも在るだろう
愛すべきカラスの在る
可能性を打ち払うがごとく
カラスという言葉の響きには
快さがない
こずるさ不潔さ忌々しさ
...
これはひょっとして
解釈改憲で
交戦権まで行けちゃうんじゃないかなって
期待しちゃうんだけど
無理?やっぱり?
そっか、無理かあ
残念!
マッサージを拡大解釈することには
反対 ...
ニューヨークの裏通りを
夜11時に一人で歩いていて
マイク・タイソン風の男に出くわし
耳を噛み千切られて
半殺しにされた上
有り金全部巻き上げられたとして
そもそもそんなところに行った
...
髪がのびた頃
くちびるから味はすっかりきえて
してきたことも
なかったみたいになった
鉢植えがたおれた
カーテンがゆれた
足も渇いて
でも
こんな色をしていたか
暑い日は
とりわけやさしくなって
あなたがしてくれたように
わたしをみつけます
汗ばむ生えぎわに
しがみつく指さきに
世界はまだまだやさしくなって
わたしはきちんと
失っていく
恋人を飼ってる
虫かごで飼ってる
無理やり押し込んでしまったからか
すこし
下を向いて落ち込んでいる
体育座りをして
時々かごから出して
部屋の中を飛ばせていると
何度も
...
その目が好き
その目が好き
その{ルビ目目=め}が透きとおり‥
じっと据わったその目にとらえられる
ふたつのレンズ
ふたつのシャッターホウル
そしてもうひとつのレンズはあなたの胸に
...
大勢集まってきたからって
花見に来たんじゃねえよ
人間を見に来たんだ
大声出して
カラオケとかいうんだって
酔っ払って歌っている声が
山の中腹まで聞こえてきて
でも 聞きに来たんじゃ ...
君が
いなくなった夢をみた
突然消えた夢をみた
私の世界照らす
光が差さなくなっていく
さよなら、を
言う暇も
分かち合った言葉さえ
消すことができない ...
.
いきた
きたい
たいき
.
きたい
たいき
いきた
.
たいき
いきた
きたい
.
いきたい ...
燃えている男の髪を写した
だけの
人々
彼らにまったく罪はない
だって
火は人なんかではない
人なんかではないのだから
赤い現象の中心をいったい誰が見るだろう
それは今
まさ ...
グラス一杯の水
どうぞと
冷えたきれいな水
差し出された
透き通る水飲み干し
再び配達へ
照りつける太陽の
止んだ風の街
ありがとう
飛び出した七月
自分に酔ってはいけない
あのころ
きみに酔っているだけで
ことばが出てきたのだ
あるいは酒に
たぶん
ほんとうはどこかにあって
しまったままの
ぼくのことばは
どこへいったのだ
あ ...
あなたは笑顔で泣いている
薄雲を通過した日差しの下
歩行グリーンベルトの上
うつむいて去ってゆく
私は笑顔で泣いている
笑顔で泣いているあなたを見て
かすかに揺れる半夏生の葉を見て ...
空に雲が一つあった その雲は僕らの頭上に
漂いながら大きくなり 数を増やし
空を黒く染め 自分達を雨に変えて
草木や地面 そして僕達を潤わせる
雨が止んだ頃には雲が一つもなくて
数日後にはま ...
牛が草を食む音が 聞こえてくる
静かな午後の平和に 仔牛は乳房に寄り添う
サンエチエンヌの草原で 見渡している
あの日 旅する雲は東へ アルプスを越えて
熱に浮かされたような 隊列 ...
まぶたを持ち上げる小人が
正しいものを見せてくれる
簡単に解けてしまう
神様たちの話のように
言葉の多いカラスを信じてしまう迂闊さ
アポロンは
自分がコロニスに矢を放ったというのに
まる ...
必要なことばかりが
もてはやされて
気がつけば
必要なことだらけ、の
世のなかになった
あそびのない遊びが
その象徴
幹も根もない言の葉が
その象徴
明るく軽 ...
第二十三号の地球が
悲しみの瞳を見せている
太陽の中の蒼だけが
灼けつくように孤塔をふちどる
啓示を失った永遠の
――それは羽搏きか痙攣か
見者たちは黒い手帳に
...
とうすみや風と光を喰らう闇
取って付けたような季語と寝ている
生きているだけの水を飲む
テレビでも見ててと料理しなれてない手
あなたには、恋人がいますか。
掛け替えのない、人ですか。
賭け甲斐のない、人ではありませんか。
一緒にいたいと、思いますか。
ずっと、一緒にいたいと思いますか。
ずっとというのは、いつまでで ...
木下恵介監督
高峰秀子主演って訳じゃない
味方選手にチョーパン喰らわせて
1次リーグ敗退が決まったので
いつまでもブラジルくんだりに
いたってしょうがないから
ただ家に帰るだけ
...
緑の森の伏魔殿
蒸す青い夕方
ひとのざわめき
2時間ばかりいるうちに
昭和のニュース
闇のなかの光
黒い森の伏魔殿
審判は未来にあるのではない
今に ...
小学校の避難訓練があった
地震を想定し保護者が迎えに行くというものだ
俺はすこしだけ飲んでいたが口臭がしないように歯磨きをつとめた
それからスーツに着替えた
ネクタイをしようとしてやめた やり ...
一番早くに鍵を手に入れたのはハオルシア、君だったね
薄暗い石像の並ぶ地下室に
大人たちが隠した小さ過ぎる穴
逆さまの天井に光るひとつ星
巡礼者だけが知っている秘密
(打ち明ける、打ち明け ...
トリグラフ、とかそんなカタカナ語
あるいはポストモダンを越える
ドゥルーズ的現象
全ては「差異」であり、だからーーー
「差異化」という現象は地球を覆う
でも、僕はふいにフ ...
結ぶ手の影がこだまする
無数の鉄路の冬を越え
灰がこぼす粉の首
白へ白へ 消えてゆく日
花があふれ
段をのぼり
影と話し
蒼を残し
水が水を伝え
音は ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
カラス
千波 一也
自由詩
3
14/7/2 20:41
拡大解釈
花形新次
自由詩
1
14/7/2 20:07
マイク・タイソン風の男
〃
自由詩
0
14/7/2 19:23
髪がのびた頃
はるな
自由詩
6
14/7/2 16:40
暑い日
〃
自由詩
6
14/7/2 16:34
虫かご
Seia
自由詩
3
14/7/2 12:05
めⅡ
Giton
自由詩
1*
14/7/2 11:08
花見猿
イナエ
自由詩
7*
14/7/2 10:51
失恋の夢
無花果
自由詩
4
14/7/2 6:49
め
Giton
自由詩
1*
14/7/2 5:09
がらくた
マチネ
自由詩
3
14/7/2 4:24
水
天地無用
自由詩
1*
14/7/2 2:26
再会
nm6
自由詩
3
14/7/2 0:48
笑顔で泣いている
ichiro...
自由詩
13*
14/7/1 23:44
雲
リィ
自由詩
1*
14/7/1 23:27
Atom Heart Mother
藤原絵理子
自由詩
7*
14/7/1 23:16
やさしいちえのわ
クローバー
自由詩
2*
14/7/1 23:05
必要なうた
千波 一也
自由詩
4
14/7/1 22:27
黒い手帳
塔野夏子
自由詩
7*
14/7/1 21:26
とうすみや風と光を喰らう闇
北大路京介
俳句
0
14/7/1 21:06
取って付けたような季語と寝ている
〃
自由詩
1
14/7/1 21:04
生きているだけの水を飲む
〃
自由詩
3
14/7/1 21:04
テレビでも見ててと料理しなれてない手
〃
自由詩
6
14/7/1 21:03
いとしいわかん
DAICHI
自由詩
8
14/7/1 20:24
ポール・ンガベ「故郷カメルーンに帰る」
花形新次
自由詩
1
14/7/1 20:04
緑の森の伏魔殿
吉岡ペペロ
自由詩
3
14/7/1 19:16
避難訓練
馬野ミキ
自由詩
6
14/7/1 18:42
ハオルシア オブ ツーサ
衣 ミコ
自由詩
4
14/7/1 13:41
ディオと承太郎
yamada...
自由詩
1
14/7/1 12:55
水辺 さまよい Ⅲ
木立 悟
自由詩
3+
14/7/1 10:24
2171
2172
2173
2174
2175
2176
2177
2178
2179
2180
2181
2182
2183
2184
2185
2186
2187
2188
2189
2190
2191
2192
2193
2194
2195
2196
2197
2198
2199
2200
2201
2202
2203
2204
2205
2206
2207
2208
2209
2210
2211
加筆訂正:
乳がんの早期発見について
/
小川麻由美
[14/7/1 14:28]
今頃になって大事な文が抜けている事に気付きました。「乳腺症と言われても、乳がんの可能性があります。再度、検査をする事をお勧めします。」
3.82sec.