あなたは夏のひとだった。雨のない笑顔をしてわたしを不安にさせる。長い手足をなめらかに泳がせて、いつもすがすがしく気持ちをかきまわしてくれたのだ。いつぞやのモーテルは名前だけ変えて、その窓の多くに過 ...
窓辺で夏が狂っている、顔に滲んだ汗を舐めながらその日最初の食事をした、インスタント・フードのイージーなフレーバー、そんなもので一日のひとかけらが塗り潰されキッチンが乱れる、エアコンの設 ...
血塗られた常陸の土蜘蛛は
山の佐伯に野の佐伯
穴居
人が来れば窟(むろ)に隠れ
人が去れば野に遊ぶ
牧歌的な生活をする。
人と自称のわが鬼は
留守の窟に茨を敷き詰め
野に遊ぶ土蜘蛛 ...
ちぎれた 火の粉を雫の中にやどした言葉たちを超えて鳥が謳う
ほととぎすは 夜通し歌をもやし、カッコウは霧雨を もやし
溶接工は、鉄を燃やして繋ぎ合わせノアより巨船を創り
アリアは、魂をすく ...
お得意の被害妄想で、
嫌い嫌いで嫌いなあなたに、
それじゃあバイバイまた明日。
お手軽な自己嫌悪で、
綺麗綺麗で綺麗なあなたに、
それじゃあバイバイさようなら。
自分の中に小さい自分がいっぱいいて
こんな曇りの日にはざわざわ動く
大切にして
大切にしてってうるさい
粗末に扱われたのがなんだっていうんだ
ああ小さいままでいたかったなぁ
み ...
川をのぞきこむ灯が
映る自身から目をそらし
むこう岸を照らし
河口を見つめる
重なる橋が落とす影
金属の網が降らす色
霧へ 霧へ
傾く夜
雨上がりの ...
鬱々と
うつらうつらと
やり過ごす時間(とき)
酔っ払って
ふらりふらりと
帰った夜は遠くなり
孤独を求めた結果が
これだ
重い頭に響く
かつての仲間の笑い声
鈍っ ...
表に浮かぶ
都合を飾る記憶と
その背景に
無駄と消える記憶
絵の具は明度を失い
乾いた自画像を描く
この手にあると
高く
高 ...
暁に咲く桜の花は
枯れることなく
立ち尽くし
次の春を待っている
願うこともなく
ただ今だけを見て
空に舞った花びらは
堕ちることなく
...
夜を行く
トラックの隙間を縫って
大きなランチマットをひとつ縫い上げた頃
あなたがふいに言い
私が答える
私の夜は紫とグレーだ
聞いておいて気のない返事を返した人に
言われた通りに微睡みを繰り返す ...
むかしむかしのそのむかし
おれという人
確かにありき
おれを知る
全ての人に 会いに行き
頭下げたき
眠られぬ夜
潤んだ空に買わされた傘が幸せ願っている
地球より大きい傘で誰も濡れない
月の涙を避け傘の中のふたり
靴音を消すほど強い雨の音誰かの夢の中の恋人
遠い夢のあとのような水色が
さびしくて
よわって
しんだ
しんだしんだしんだ
遠い夢のあとのような水色が
あの鐘をいつも鳴らしていた
ぼくはここだよ
...
パレットの上の赤は、出番を待ってる
白い色と混じり桃色になりたくて
私は私のまんま
本当は赤が好き
燃えるレッドは私そのものだから…
だけどね、
白い貴方が大好きなの
...
{画像=140605223459.jpg}
人は他人無しには存在できない
自分だけで自立しているように見えて
他人の評価を気にして生きている
自分の生き方も定まらず自信を失 ...
人質をとった犯人切り刻むチャンス窺う超凶悪犯
ふたりあやとりがしたくて
赤い毛糸をひろげてみたけど
まわりに
ひろってくれるひとはいなかった
ひとは
ひとりで生まれて
ひとりで死ぬんだというのに
ところどころで
どうし ...
僕の知っている加藤さんは
どちらかと言えば
上等だと思う
てめえ、上等じゃねえか!
という意味ではなくて
純粋に上等だと思う
なぜなら
僕の知っている加藤さんは
1時間で5万円も取るか ...
ただそれを伝えたいだけなのに
僕は不器用だから
きみを海に喩えたり
故郷に喩えたり
鳩時計に喩えたりしてしまう
その結果、今夜も
DMM. comのお世話になっている
1
一般的には、小説の方が詩よりは読むのは簡単である。また、批評よりも小説を読む方が簡単だ。そして、出版量で考えて ...
可愛がってくれた人が
誰も居なくなった後で
人は死を迎える
訳の分らぬ若輩たちに囲まれて
トボトボと旅立ってゆく
あんたにもいい時があったんだよね
燃えるような恋もあったし
奇跡 ...
押しとどめられた吐息
火照る頬
乱れた前髪
白い肌
淡い瞳
甘い匂い
照りつける太陽
蝉の鳴き声
さざめく青田
首筋にぬるい風が吹く
赤い果汁が滴る
汗が目に入る
このまま永久に眠り続けたいと願う朝
喉元は炭水化物がすり抜けるほど空気がうまい
そんなときに限って、向かいの庭先には腹立たしさが待ち構えているんだよね 。
( あれ ...
後ろめたいことを
ひとつ
打ち明けるとするならば
あなたに気に入られたいと思っている
とおい
まぶしい
記憶の中
あなたの隣りでわたしはいつも笑っている
あなた以外の
...
掌に掴んだ海砂
パラパラ…
指間からこぼれ落ちてる
オレンジ色の
砂粒、一つ
「へぇ可愛いやん」
この浜で見つけた奇跡
君と僕が広い宇宙で、緑の星に生まれた奇跡、そして同 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
排気ガス、五十音表、あぶら
はるな
散文(批評...
4
14/6/6 18:38
トランジット(窓辺で相変わらず夏が狂っている)
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
14/6/6 14:13
土蜘蛛
……とある蛙
自由詩
10*
14/6/6 12:26
虹よ
るるりら
自由詩
25*
14/6/6 9:50
青い花
秋助
自由詩
0
14/6/6 9:40
曇りの日
朧月
自由詩
1
14/6/6 9:28
ひとつ 満ちる
木立 悟
自由詩
2
14/6/6 9:02
隠遁
森川美咲
自由詩
6*
14/6/6 3:06
鏡の人
BuGACi...
自由詩
1
14/6/6 2:56
藍桜
〃
自由詩
0
14/6/6 2:44
心中
瑠音
携帯写真+...
1
14/6/6 2:16
かなしき3行詩
六九郎
自由詩
0
14/6/6 1:54
_
〃
短歌
0
14/6/6 1:50
潤んだ空に買わされた傘が幸せ願っている
北大路京介
自由詩
4
14/6/6 0:08
地球より大きい傘で誰も濡れない
〃
自由詩
5
14/6/6 0:08
月の涙を避け傘の中のふたり
〃
自由詩
9
14/6/6 0:07
靴音を消すほど強い雨の音誰かの夢の中の恋人
〃
短歌
1
14/6/6 0:07
遠い夢
吉岡ペペロ
自由詩
3
14/6/5 23:06
花の彩り
みゆき
自由詩
2
14/6/5 23:01
人間の弱さ / コロンと転がった石になりたい
beebee
自由詩
28*
14/6/5 22:37
犯罪者短歌2
花形新次
短歌
1
14/6/5 22:31
ふたりあやとり
フユナ
自由詩
6
14/6/5 21:30
加藤さん
花形新次
自由詩
1
14/6/5 21:28
セックスがしたい
〃
自由詩
2
14/6/5 21:04
混迷錯雑した小説論
yamada...
散文(批評...
1*
14/6/5 20:12
トボトボ
アンドリュウ
自由詩
3
14/6/5 18:42
Tepid wind
opus
自由詩
1
14/6/5 17:29
、ネバネバ
アラガイs
自由詩
3*
14/6/5 16:54
洞窟
ユッカ
自由詩
7
14/6/5 15:10
オレンジ色の奇跡
みゆき
自由詩
0
14/6/5 14:11
2195
2196
2197
2198
2199
2200
2201
2202
2203
2204
2205
2206
2207
2208
2209
2210
2211
2212
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2216
2217
2218
2219
2220
2221
2222
2223
2224
2225
2226
2227
2228
2229
2230
2231
2232
2233
2234
2235
加筆訂正:
楽譜にすりゃあ滅茶苦茶、手紙にすれば届け先から抗議の電話が来るような—系統
/
ホロウ・シカエルボク
[14/6/6 18:31]
ちょっとなおした
トランジット(窓辺で相変わらず夏が狂っている)
/
ホロウ・シカエルボク
[14/6/6 18:29]
ちょっとなおした
4.46sec.