話すことは、離すこと
話すことは、放すこと

距離をとること
分離させること
解放させること
自由にさせること

はなした鬱積は、
そこら辺に垂れ流しにされているか
どこかに引っか ...
ニュース番組によると
女性のバラバラ死体が
見つかったらしい

なんて残酷な
そう言って母は
怒り狂っていた

食卓にならんだ魚が
口を開いてそれを見ていた
この世とあの世を隔てる川
その川の向こうには案内所があって
そこには一台のはかりが置かれている

川を渡ってきた人は誰もが素裸で口もきけないから 
一人ずつ網羅に手をひかれてそのはかりにのる ...
ほんにおおきに すまんかったね
お茶が入りましたけ どうぞここにすわらんね

建具の調整を終えたボクにオババは座布団を勧めた
どうぞ
差し出されたのは先程まで仏壇にお供えしていたおはぎである ...
色んな色が混ざりあって

ぶつかって、

溶け合って、解け合って、融け合って

新しい何かが生まれていく

色んな光に溢れるこの世界を

夜の闇が今日も優しく包み込む
タマンキは
転職を考えられていた
「救世主とかジャーパの王とか
もう飽きちゃったんだよね」
弟子のデューダにそう話されながら
ネットの転職サイトに
登録しようとされていた
「希望職種は? ...
弱音を吐きだした私は

がんばれ

より

がんばったね


が欲しかった
タバコの箱くらいのおおきさの
チョコレートの箱に
金魚の絵が描いてあって
その金魚は箱をぱしぱしとたたくと
絵のなかの水のなかで
ぱしゃぱしゃと跳ねるのです

面白がってぱしぱしぱしと
...
田舎の蔵にあった
あばらの浮いた患者の胸
愛想のない円空仏
薄明かりで見ると たじろぐ

大きな桃が
「どんぶらこ」と 流れてきたとき
あのおばあさんも使っていた
に 違いない
...
 その使命は知らないだろう
風と光に甘えながら柿の小枝で
休みなく首を傾げ続けている子雀たち
ニンゲンを脅すように無闇とわめく
グロテスクなハシブトガラス
ときには思ひついたように唸りだす
...
カメ虫を笑う者は
カメ虫に泣く
(亀田4姉妹)

イカ臭いから
カメ虫なのか?
亀頭なのにイカ臭いって
どういうことだ?
亀頭は関係ない?
臭くないってことか?
えっ、臭い?
じ ...
あなたが 土産にと 
持って帰った りんご餅

弁当箱に 忍ばせて
お隣さんは かき餅サン

3連休が 終わる頃
明日の弁当 作りましょうと

包みを開いて 気が付いた
あ ...
  .
ぼくはかぜ
きみに見えない
ぼくはかぜ
雲のかなたをひとは見る
木ずれの音をひとはきく
そしてぼくはゆきすぎる
  .
落葉松の枯れ枝が
春のアリアをうたうとき
紫つつじの ...
人間になった理由を歩きながら 空に求める応えてと
知りえない宇宙を腕で括って 流れる星のオーラ

人間になった理由を風に溶け込みながら 尋ねる胸に叩く胸は無言
知りえない彼方を眼力が泣きながら ...
どんなにわたしを愛しても
満たせない時がある事に

きづいて

抱きしめて熱いキスをして
あなたの腕の中にいる
私のかすかなためいきに

きづいて

それでもこんなわたしを欲しい ...
庭で宝籤が吠えると、赤ん坊はゆるめていたこぶしにすこし力をいれる。両腕をま上にあげたかたちで―頭がおおきくてまだ手がまわらない―眠っている花。
ゴムでできたボールを奥歯のもうすこし向こう側で噛んでい ...
それは光となり
影となって
私を責める
我が夏は暑い
それ以上でもそれ以下でもない
光と影はあざやかに
コントラストをなして
それは光となり
影となって
私を責める
病を得てから15年
いきばのない苦しみを抱え
なんとか自殺せずに
生きているよ
夏が廻る
また夏が廻るよ
ただ日差しが眩しく
万緑が目に痛い
生きている灼熱は
私を痛めつける
病を ...
ぴりっと泣いた ぱりっと溶けた
黄色い爪が消毒液の中で 参画しません
日差しの中にかすんだこころを見た

後れ毛捕まえ 緑は深くなっていった
コップを濡らす水滴に貼りつくまつげ
すぐに ...
おいボーイ
大志はどうした
電車の吊り棚で眠ってみても
乾いた傷をえぐってみても
めざす場所には行けない

おいボーイ
タブレットの画面には
思い描いた夢なんか映らないことに
そろそ ...
陽炎のように萌えて
蜻蛉のように消える
普段着の市松模様の
気持ちよさそうな光

下駄を脱いだ少年の背が
泥で真っ黒だ
春泥の季節はとっくに過ぎたが、
走り足りないような元気な顔を
...
沸騰させた水が
マグカップの中で
常温を目指している

まだ
ひりつく
くちびるに
おそらくとても
優しく
同化していくことだろう

情熱だとか
とがりだとか
叫びだとか
...
赤い紐
君への想い
絡まるばかり

上手に微笑えない
ひとりぼっち
指と指で切なさが
無数に作られる

ひとりあやとり
晴れの日のあじさいピンクうっすらと君の頬にも似ている優しさ 現場の製造のトラブル対策について計算する
私はオペレーターでもエンジニアでもないが計算する
力、空間、時間について感じながら
私の思考は原液バルクの中に溶けていく
私は充填ノズルで液ダレする液 ...
透明な風は心を揺らす
風鈴の鳴き声は自然体だ

古い硝子に透けた空が
波打つ海に似ていた

思わずあなたを呼びたくなるのは白い心のせいだ

晴れやかなそらが描かれている硝子に触れている ...
自分が可愛いというのは
卑しい感情だ
そして自分が可愛いと
思えば思うほど
他人からは可愛いくない
と思われる
悟りを開いて
自分なんて全然可愛いくない
と思いはじめると
徐々に可愛 ...
迷う先に
足は動かず
困惑の中
夜は進んで
静かに閉じる戸が重い

右に向かえば痛み
左に向かえば病み
動揺を隠せず
何度目かの一歩は
それより先へ行けない

叩いた手の軽快で ...
他人のせいにできないから
簡単に
諦めたり
開きなおったり
すべてをしかたなく
肯定したりもできないから
君はいつも
自分に厳しい
そんな君を
素敵だと思っても
緩い自分の
誉め ...
記念樹枯れて僕も病んでいる
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
話すららばい自由詩4*14/5/31 0:07
さかな迷星 ヒトリ自由詩1*14/5/31 0:02
 はかりアンドリュウ自由詩314/5/30 23:39
よかおなご散文(批評...114/5/30 23:31
カラフルColorf...自由詩214/5/30 23:25
アソコ伝 シーズン3花形新次自由詩114/5/30 22:33
こぼれるなみだcidle自由詩114/5/30 22:27
うたかた砦希自由詩13*14/5/30 22:15
虫干し藤原絵理子自由詩514/5/30 22:08
グレーの黙示 五信天翁自由詩214/5/30 20:45
カメ虫花形新次自由詩014/5/30 20:02
餅アメ藤鈴呼自由詩1*14/5/30 19:26
風のうた('ch bin der Wind)Giton自由詩1*14/5/30 19:23
人間になった理由朝焼彩茜色自由詩10*14/5/30 18:16
 そのまま抱きしめてアンドリュウ自由詩014/5/30 17:52
息のことはるな散文(批評...514/5/30 17:45
断片渡辺亘自由詩514/5/30 13:02
夏は廻る自由詩214/5/30 12:39
季節みのりつむぎ自由詩014/5/30 10:47
ボーイ砦希自由詩214/5/30 9:29
短題あおば自由詩7*14/5/30 8:45
常温そらの珊瑚自由詩23*14/5/30 8:43
ひとりあやとり虹香自由詩214/5/30 7:29
あじさい短歌014/5/30 5:33
計算の美ichiro...自由詩8*14/5/30 5:29
風硝子うみこ自由詩3*14/5/30 2:16
お好み焼き「新杉田」花形新次自由詩014/5/30 0:52
ここからの地加藤自由詩1*14/5/30 0:21
きみはいつもLucy自由詩15*14/5/29 23:42
記念樹枯れて僕も病んでいる北大路京介自由詩414/5/29 23:36

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加筆訂正:
恋する自転車/りゅうのあくび[14/5/30 18:51]
タイトル変更
3.83sec.