わたしの
わからない所で
泣いている
あなた
わたしの
睡ってしまった
間に
膝を抱えて
枕を濡らして
虚を見詰めている
どこかに居るようで
どこにも居ない
わ ....
いつも小さな棘が刺さっている
一つ取れてもまた刺さって
心に棘がなかったことがない
何かに浮かれて
表面上は陽気に振る舞っていても
少しでも冷静になると
小さな棘が刺さったところが
チク ....
脳髄の中、
後頭部上辺り
思考の言葉 、
私の意志に従い
ながら刻まれつつ
意識の内に響く時々 、
繰り返し繰り返されながら
次第に意識の私の空の容器となり
地の重力の ....
あなたの涙は
雑巾のようにぎゅっと
人生という魔物に絞られたから
水が溢れ出てきた
ごく自然な事なんだ
雑巾のように汚れたぶん
あなたが綺麗にしたものがあるはずさ
それが成果になるよ
閉じた目をこじ開けて
ありえないミスを晒して
ありのままの螺旋狙って
CRISPRで破壊して
未来の地図をまっさらにして
ありえないビジョン描いて
再び目を閉じて
飛び散るのは感情
....
ーぼくのブログを見ないでほしい
というブログを目にしたので、僕はブログの中身を開けて読んでしまった。
ーぼくのブログには見たこともない惑星の
読んだこともない言葉で、わかれ(◑★⇄)が告 ....
会えることが当たり前。だと
毎日を過ごしていたら
バイト先の閉店の知らせを受けて
その日から急激に
日々の時間の流れが速くなった。
(気持ちを伝えたい/離れたくない。)と
強く決意をし ....
ファッション雑誌毎月チェックして
モデルとおんなじカッコで満足げ
映画も音楽もネットでダダ見して鼻高々で物知顔
誰かが流行りのキャラクターのストラップ
ケイタイにぶら下げてきたら
慌てて次の ....
恋が終わると
理由を付けなくても詩が書きたくなる。と
誰かが言っていた。
ズタズタに切り裂かれ
泣き崩れて動けずにいた私も
思いの丈をぶつけるかの様にペンを握り
白い紙に殴り書きをする ....
叶わなかった想いがひび割れて
粉々に砕けた水晶の破片と混じりあい
足元に散らばっている。
(無意味な執着は何も残らない、自分自身を傷つけ更に苦しめてしまうだけ。)
関わるもの全てを断ち ....
普通の自分に戻る為に
何年か費やした
そろそろ終わりそうだ
軽率な癖に傷つきやすいから
大怪我を負うこともあるけど
それを笑ってくれる人との出会いが
僕をここまで連れてきた
普通 ....
ゴミ箱の丸い淵
廻る廻る
小さなアリが駆け足で
クルクルクルクル
無心になってひたすら走る
オリンピックに出たいのか
金メダルが欲しいのか
驚くほど素早く
何度も何度も細い脚を滑ら ....
萎みかけた花が再び開きはじめたわたしのなかにある花
ありがとう
君が撒いてくれた
澄み切った水で少しずつ
柔らかい日差しのような手を差し伸べてわたしを元気付けてくれた
君が頑張ればわ ....
水が張った田んぼの中に
惑星が落っこちて
飛び散った変な液体が
口の中に入った
バカにしてるみたいな味だった
ぺっと勢いよく吐き捨てて
地面に落ちたそれは
透明で掴めない
放課後の僕は ....
「けつろん」
ふみきりのむこうに
おんなのひとがみえたから
わたし
ふみきりのてまえでとまって
いちべつをなげたの
かばんももっていなくって
ぼうしもかぶっていなくっ ....
「うそだよ」
やあやあこんにちは。
あたし、はだし。
いつも、はだし。
にわとりはいつも
はだしっていう
小説があったよ。
にわとりの頭を
ピストルで撃ったら、
はだ ....
○「五月の空」
若い女性で
死にたがっている人たちがいるという
なぜ?どうして?
若いみそらで
死んで花実が咲くものか
「一緒に死にましょうよ」は
悪魔の誘惑だ
脳の錯乱だ
....
5月15日(木)
今日は詩人がその内面から詩人になつていく始まりの日 ←515→
齧歯類夏至も変わらずゲシゲシと齧る柱はいつか仏像に らどみ
どうせなら
僕らのこの世界が
なんの悩みもなく
あまりに平穏で美しい日々なら良いのに
またそのくらいのことは
神にならできるはずだ
人々はお互いを心ゆくまで尊重しあうんだ
戦争も犯罪も起 ....
宿業を
背負い生まれた
我彼の身
今生で
結ばれ得ぬる定めなら
来世の邂逅
契る小指の
あかい
いと
過去世しがらむ
曼陀羅迷路
誓ひし花の
幽香たよりに
奥深く
響く音色 ....
… … … …
僕の疑念から生まれたハートによると
彼女は、決定的第三者である。
詰まり
さんざん僕を翻弄しておきながらも
どこにもいやしないのだ。実存しない
それどころか、
彼女は ....
素敵な時間を
ありがとうございます
ふるさとよりも暖かく
何種類もの海のうたが
一度に聴こえてくるような
初めの交響でした
いやなにも
心象風景を問うているわけでは ....
時の澱みに
いほり透く迄
生きるのみと
痛みの試練
課される苦悩
互い違い襲い
事を異にする度
新た宙宇の残響
血流の尚激し
瞑目意識の視界
にほひ立つ迄
光エーテルの
溢 ....
---
女の頸筋をつき破って
白い鰻の顔が渦を巻く。
その波が押し寄せるままに
わたしを そろ、り──
睨みつけている。
目薬を値踏みする瞳に
ライターの足踏みが
ぼお ....
音もなく消えてく景色
夢のような光
きっと終わりが来ると知っていた
消えてしまうとしても
ぼやけた残像
吸い込まれる衝動
痛みと希望
心の中で暴れる
言葉を飲み込んだ
静かに ....
涙色の日を避けて
箱の中にいるよりは
涙色の日にぶつかって
後の笑顔を見たい
見たいもののために
汚れる必要があるわけではないけど
不思議なことに
綺麗さっぱり終われるもののほうが
....
○「SeX指導」
学校では大事なことを教えない
○「キャッシュカードセキュリティ」
郵便局のATMでは
3回パスワードを間違えると使えなくなるが
窓口で無料で解除してくれる
ありがたい ....
俺は現実主義なんだ
神秘的な話はやめたまえ
ほんとに現実主義ならよ
神秘的な話だって一つの現実ではないのかね
あ、そうかも、言われてみれば
いやいや、そうやって言われたらなんも言 ....
おまえのようなアンチを
飼っておかなければならない
僕の身にもなれ
当り屋相当
特に君たちが
清廉とも思いませんけどね
それに引き換え僕!
その潔さ、忍耐強さ、勇敢さ
唯一無二 ....
そっちを語れば
こっちをよしとし
こっちを語れば
そっちをよしとし
時間は何もかもを
踊らせた
さて
こんなにも暗闇と
いうけれど
そんな暗闇は
どこにあるんだね
なんの根拠 ....
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