世界は


とても残酷で
とても冷酷で
とても醜悪で
とても我儘で
とても薄情で
とても無慈悲で
とても極悪非道で

とてもおぞましい


世界は


とても優しさ満 ....
ぱらぱらぱら

傘のうえにおちる雨のしずくがここちよく音をたてる

ぱらぱらぱら

哀しみもはじけて空へと消えてゆくよ

ぱらぱらぱら

ああ、まるで叩くように布から伝わる水の感触 ....
響きの光りの雪崩れ打ち
流れ来ては絶えることなく
滑落していく我のわたし
光響の中に入り込み
光響もまた入って来る
明度増す意識のなかの
張り裂ける想いそのもの
響き光りに打ち刻まれ
 ....
嗚呼もう
愛してる
阿吽の息
逢えたね
青い鳥も
赤くなる
飽きたら
悪夢見て
明け方に
憧れたの
朝日の方
足を向け
明日から
汗かいて
遊びたい
あたしは
あちこち ....
あしたになれば
いちにち寿命がへるのに
あしたを待つのは
なぜだろう

お墓ビジネスの話をみて
とりあえずあたふたしてみたけど
いがいと長く続かず
逆にスンとなった

今日もど ....
時は立ち止まらず指の間からすり抜けていく
まるで水のように目を見張る暇も無く

ああ、一瞬一瞬がフラッシュの光の間に瞬いて僕を責め立てる
緩やかに
まっすぐに
人々があれほど畏れ敬う〝美意識〟とは何か
時々考える事がある
美について語る時対象はもちろん人ではなく
建造物や芸術品など〝モノ〟を指すべきなのだろう

しかし、時に人はカリスマを身に纏った ....
歌や詩は魔法のように人を感動させる
そして自分も人も救う
そんな傲慢な事を
真剣に言ってしまう夜

僕はナルシスト
この表現も
この歌詞も
この歌も
全部自分のために

自分の言 ....
わたしは生まれが卑しいものですから
その家の二階に上がったことはありま
せんでした。いや、そもそも上がろう
にもわたしごとき下働きの住み込みは
二階に上がる階段のありかも知らない
し、教えて ....
月よう日は

仕事へ行く前に

神社に行く


桜の樹が黄緑の葉を

ゆさゆさ振る

誰もいない境内

でも たくさんおられる


狛犬さんの足をなで

狛狐さ ....
   《薊など などか忘れ賜ひしか
         君に問ふらむ こころのゆくえ》


あなたはもう
私という毒草を忘れてしまったの?

何年でも何十年でも待つと言って下さった
その ....
○「百歳登山」
東京から帰ってきた娘さんとその孫二人にわれわれ三人も加わって
百歳のOさんと登った
登ったといっても朝5時半から登り始めたOさんたちは
1700メートルの日本百名山の韓国岳に先 ....
削れた指を頬にあて
新しい水を吸うときに
意識ははりがねのように細く強張って
あー犬や猫や魚
象やいたちやカメレオン
うまれたての山羊や栄螺やひぐま・・・
ペンギンや、にわとりみたいに ....
「しなものになる」

しょるいを作る
しょるいを手渡す
しょるいを顧客にくばる
挨拶をする
おはようございますを言う
おつかれさまを言う
ルールでもないのに
昼食のときにいただきます ....
雨はどこに降るのだろう
記憶だろうか
遠い昔 子供の頃は
そこでどんな色を残して
窓に突っ立っていたのか
音楽は終わり
色々あったけれど
僕はいつのまにか大人になった
そして堤防で釣り ....
いったい誰が言ったことか。冬は女の子をもっとも白く可愛くする、という理論をそのまま体現していたかのような君の白い睫毛には、もはや雪ではなく白い花びらが、いま雪のように掠っている。 おうちはヨメが好きなように改造してしまいました
ビル ビル ビル
子・美女・パパ・子。
カフェ カフェ カフェ
ギャルソンの若者の顔は濃い
バル バル バル
ガード下のイタリア
フードコ ....
〝アイシテル〟はその場限りの甘いコトバ

愛なんてカタチあるモンじゃないし
ましてや、どれぐらい強いモンかなんて測れないよね

愛はコトバじゃなくて行動なんだよ

本当にそのヒトのコトが ....
おれの銀河

おれだけの銀河



お前がたとえ何千億積もうとも



一歩も入れないおれの銀河








ドルやガソリンなら
 ....
この世から
宇宙へ還りゆく
人のその肉身 、
夜から夜明け迄
強いられ絶えず
浮いて沈んで
沈んで浮いて

どすんふわっ
ふわっどすん

余りに酷薄な光景を
あなた方が当たり前 ....
見上げた空に響く音
夜の果てを追いかけた心が輪を描く
透明な糸で結ばれた声
掴めぬほどに朧げな希望

指先に感じた微かな振動
目を凝らせば見える星のよう
意志を込めても止まらぬ揺らぎ
 ....
すべてのバリアーを打ち破って
愛する存在を迎えに行こう
この世は盛り
皆が生きている
花咲く季節になったので
虫たちも動き出した
鳥の鳴く声は聞こえぬが
私の家の庭に咲く花たちは
優し ....
あの人がまだ何か言ってるのに
灰青の夢が覚めてしまった
また置いてけぼりだ

溶けたまま起き上がる
準備しなくちゃ

背中にあるはずの羽を隠す
曇りガラスの眼鏡をかける

おっと ....
歯を剥き出して笑う君は悪魔のよう
自分より高みに昇ろうとする者を蹴ッ跳ばし
突き陥としては意気ようようと胸を張る

嗚呼、人は己の心に偽りがあったとしても
他人を慈しむ事など出来るのだろうか ....
運命の輪は廻る
残酷な程に

君を追いかけ手を伸ばせば伸ばす程
君は遠ざかってゆくよ

ねぇ?僕のこのキモチ
知らんぷりばかりして目も合わそうともしないけど
僕は君だけを見つめてるんだ ....
ああ春霞 
それともかすみ目か

大切なのは自分のまぼろしだ
それが大きななにかを映し出した
鏡の砕けた欠片だとしても

預言者はまぼろし中で真実を見る
多くの人は現実にまぼろしを重ね ....
命に対する畏怖を知らないくせに
気軽に恐怖症の文字を躍らせるなよ
そうやって過剰表現で包括されるから
嘘が殆ど真実みたいになって泣くこともできない
感情が蒸発したら何処にゆくというのか
その ....
「くうみ」が空っぽの身だからといって無意味などころか最大のより所にもなる
ということで神は服をお脱ぎになって今夜はすっかり「くうみ」となりおおせた
神の不在をなげくどころか不在にこそ神の裸体がある ....
少し混むH電車

夕陽がまぶしくて

目があけられなかった

背の高い彼には

夕陽は見えていない


おもむろに

リュックから取り出したノートを

私の顔の前にか ....
あなたの恐れは強い
本当の愛を隠している
自分からは逃げられないよね
最後に人に渡さなければ
そうしないと先へ進めない
色んな事情が重なって
今まで愛を実現できなかったでしょう
私もあな ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
In The World リつ425/4/21 21:31
雨音栗栖真理亜325/4/21 21:26
しゃんばらひだかたけし325/4/21 19:00
あ+五十音/アハ体験?苦しい825/4/21 18:58
溝とアーチ唐草フウ625/4/21 18:35
時と懺悔栗栖真理亜425/4/21 17:54
履き違いの美125/4/21 17:46
Narcissistsonano225/4/21 17:03
階段室町 礼425/4/21 16:36
月よう日花野誉225/4/21 13:37
リつ3*25/4/21 10:38
独り言4.21zenyam...3*25/4/21 9:57
はりがねはるな325/4/21 8:47
働くということ大町綾音4*25/4/21 3:24
雨の音番田 725/4/21 0:41
雪びら本田憲嵩725/4/20 23:41
東急の武蔵小杉松岡宮425/4/20 23:10
恋の期限栗栖真理亜325/4/20 20:41
俺の銀河TAT225/4/20 20:26
人工呼吸器(新訂)ひだかたけし525/4/20 20:05
透明な座標7*25/4/20 19:22
庭の花黒髪1*25/4/20 18:05
出勤◇レキ425/4/20 16:51
悪夢の呟き栗栖真理亜525/4/20 15:28
哀しみの歯車325/4/20 12:55
古い古い一冊の雑誌のような人にわたしはなりたいただのみきや425/4/20 12:25
ifu饂飩(うどん...325/4/20 12:18
執着を消し去る入魂トロールマシン ~トロールの神話~菊西 夕座2*25/4/20 10:56
夕焼け電車花野誉425/4/20 10:43
愛から逃げないで黒髪3*25/4/20 10:37

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