コンクリートの塀に添って
浅く掘られた排水路には
緑色の水が
日照りの夏も
凍てつく冬も淀んでいて
水中に浮遊するべき
ボウフラ・ゾウリムシの類いも
泥中にたむろするミミズの姿も ...
もぬけの殻の四郎は小さな山の頂に立った
6年前美智子と交わした約束
「3年後のこの日に もしまだ好きだったらここで会おう」
美智子は涙をいっぱい浮かべながら細い頤を振って何度もうなずいた
その ...
破滅へ向かうバスの窓は覆われている
バスは奈落へ向かって疾走する
車内では半裸の乗客たちが
飽きることなく痴態を繰り広げる
恍惚の表情を浮かべ重なり合う肉体ひしめく叫喚
内耳から滴り ...
精神は境界に達する時、全ては粉々に、あらゆる事象が無
になってゆく。間違いだけが瑞々しく犯され、あらぬ嘘と
信じがたい嘆き、あなたにだけは苦労をかけぬ、と在りし
日の祈りはこ ...
おまえの好む女
つやつやの肌が綺麗なブス
潰れた鼻の
先
ふちどる茶色い眉毛
ほうぼうに散る一つに結った
髪の毛
一重まぶた
小さな黒目がぶつりと光る
歯のきいろい
どうしようもな ...
空を飛ぶ夢。
空を飛ぶ夢。
空を飛ぶ夢。
最近よく見る。
海に潜る夢。
海に潜る夢。
海に潜る夢。
最近よく見る。
その輪郭と微笑み。
その輪郭と微笑み。 ...
それにしても
不覚ではないのか
何か
流氷に
頭をぶつけでもしたのか
凍りついたままで
千年も気絶していたとは
僕も長い人生で何度か
頭をぶつけては
気を失いそうになったけれど
ま ...
世の中うたが多すぎて
とても選ぶことなんてできない
本当に歌いたいうたたったひとつ
世の中うたが多すぎて
いつか忘れてしまった
本当に歌いたいうたたったひとつ
むかしむかし、だ ...
北川透がいっている、詩的レトリックの本質は違反である
それを引用的に言えば
僕は、現代詩の本質は、日常的な言葉への違反であると思っています。
(そうではないと思っている方も多くいると思いま ...
【水だ】
空が、しだいにコーラルブルーに
かすむ
骨だけになって、鯨は
今日も尾頭付き
水族館の いっかいから
二階にかけて
...
花を照らす灯が消えて
風がひとしきり吹いたあと
花は土を
濡らすように照らし出す
幾何学の家
同心円の小さな灯り
地の風が雷雲を追い
やがて窓は静かになり
...
どうしてかあなたと飲んだマッコリが苦かったから好きだと言った
抱きあってころげまわったあいいろのセーター毛玉だらけくやしい
365分の1の日に見せつけるため、浴衣を買った
はじまりは ...
1番線、ドアが閉まります。ご注意ください。
5番線、電車が参ります。 ご準備ください。
14番線、窓が開きます。ご用意ください。
23番線、天井が倒れます。ご安心ください。
7番線、特急が通過 ...
小籠りくすぐりあっているのが
お仕事に影響するのは、はた迷惑ですね
「嫁の躾しろよ」という話になる
小籠りくすぐりあっているのが
生活を後ろ楯るのはいいですね
仕事は進む ...
行く先はここだ
男が寄越す手紙は
宛名が無い
遠き地への旅路
ある犬がアルペジオを踏んで海の記憶のなかで眠る
鉄面皮から温かい血が飛び上がり赤く染まった両手を見る
小さな白痴のように路地裏で踊る
手から砂がこぼれ落ちる時を見ている
祈りと ...
庭にゆりの花を植えると病人が絶えない
そう教えてくれたのはあなただった。
家長がほいほい死んでしまうから、とも言ってた。
そして笑いながら、赤黒い球根を掘り返した。
秘密を知られている ...
いつか空が墜ちる時
地球が融けたようなこの地上で
僕は誰に祈るのだろう
空が迫り来る
黒い黒い裂け目が増える
不自然な黒がウイルスか何かのように巣喰う
空は海の青を映してい ...
こまにたこ
ほうきはとしの
うつりにて
きもしおやぢほ
もいぢりするな
ひと息ごとにこぼれるのをあつめて結いあげたのが
いまあなたの胸にひかっている涙です
気がつかなかった
愛がどれほどのものか
おわってみてようやく眺めることができた
一連を終えて
...
娘はまだわたしのようには言葉をもたない。けれど、言葉なしの接触はつねに限りなく真摯であって、そのことはわたしを何度も打ちのめす。そのときわたしは、わたしでしかなく、同時にわたしである必要はないのだ ...
あみだくじにして遊ぶ
選択肢の魔術で
手に入れたものは喜びだったのか
悲しみだったのか
そのままの言葉で生きていければいいよ
差し出した手を受けとるだけで
はずれだったりあたったり
過ぎ ...
絶対に汚れない脂がありますか?昨日わたしは夢を洗いました。重なる木箱と転校生の匂い。わたしはつねにわたしではありません。(過去ではそうだった)血のにおいに負けました、そのボールは満たされているんだ ...
握手会に誰も来ない
生卵ぐちゃぐちゃにして生きろ生きろカレーライス
体温計がなく温度計を脇にはさんでいる闇
むもくてきな独り言
ついに剥奪された虹
爪にかりかり 梅干
関与 火の鳥 カン
かまざりし 草々庫
ライオン折り紙 河
身持ち崩すちりとり
月 落としても 朝
私の重みで、凹んでいる
タイヤの椅子のブランコが
ぎっしり…ぎしり…と{ルビ軋=きし}んで、ゆれる
軋んで、ゆれていくほどに
ぷらたなすの樹は、詩いだす
ざわつく若葉も、踊りだす
...
頭体、重たく 何かがのしかかる
電気が消える
液晶の白さと楽器や声の重なりが
暗闇を割いて
体と頭を中から包む
だれか泣いてる人がいるように
だれかが居るようにだれか ...
dankon al sinjor' reprezentanto
permesinta al mi nun pri kanto
en plej bela lingvo laborita
jen p ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
オセンエキ あるは 過去に作られるべき詩
イナエ
自由詩
10*
14/7/9 19:11
約束
アンドリュウ
散文(批評...
1
14/7/9 18:12
1千億光年の孤独
〃
自由詩
2+
14/7/9 18:05
酒場の狂人
青土よし
自由詩
2
14/7/9 16:37
マリヤ、ヴィナス、あるいは蛙
〃
自由詩
0*
14/7/9 16:07
空を飛び、海に潜り、夢に耽る。
komase...
自由詩
0
14/7/9 14:22
葉書 鯨
まんぼう2
自由詩
3
14/7/9 12:49
歌いたいうた
はしごだか
自由詩
1
14/7/9 12:35
詩の試みー知りすぎている貧しさの中で mixi日記より 20 ...
前田ふむふむ
散文(批評...
3*
14/7/9 10:27
【水】引き潮
るるりら
自由詩
22*
14/7/9 8:22
ひとつ 降夜
木立 悟
自由詩
6
14/7/9 7:26
百合短歌2
凍湖(とおこ...
短歌
2+*
14/7/9 4:22
1番線、ドアが閉まります。ご注意ください。
アンドリュー...
自由詩
29
14/7/9 3:51
みはるかす
鵜飼千代子
自由詩
12*
14/7/9 3:21
レター
水素
自由詩
1*
14/7/9 0:45
書かれたもの
nia
自由詩
4
14/7/9 0:06
ゆりの花、いちじくの実
犬大好き
自由詩
6*
14/7/8 23:36
柔らかい杞憂
凍月
自由詩
2*
14/7/8 23:36
かはやなぎ
Giton
自由詩
0*
14/7/8 23:16
窓べ
はるな
自由詩
7
14/7/8 22:50
娘のこと
〃
散文(批評...
4
14/7/8 22:36
昭和ノート
クローバー
自由詩
1*
14/7/8 22:21
プラグ
はるな
自由詩
6
14/7/8 22:17
握手会に誰も来ない
北大路京介
自由詩
0
14/7/8 22:00
生卵ぐちゃぐちゃにして生きろ生きろカレーライス
〃
自由詩
2
14/7/8 22:00
体温計がなく温度計を脇にはさんでいる闇
〃
自由詩
3
14/7/8 22:00
ひるまない わ
砂木
自由詩
6*
14/7/8 21:57
ぷらたなすの樹
服部 剛
自由詩
5
14/7/8 21:24
暗さのひび割れ
うさぎのシナ...
自由詩
2
14/7/8 21:15
サテュロイに捧げるソネット Soneto dedic^ita ...
Giton
伝統定型各...
0*
14/7/8 21:10
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4.28sec.