ホコリタケの仲間で

 外見は小さな脳

 これの老菌は食るに不適

 胞子が未成熟のものを

 「えっ?」と驚く程に美味い

 色は淡い黄色でまみれ

 少しピリピリとする ...
生活という書式をたちあげる
ブラインドの隙間から
僕の一日がやってきたならば

年月という埃をまとわせ
洗濯機からまっさらな振りをしてでてくる
洗いざらしの理想

ベンジャミンフランク ...
初夏はあっという間
ジメジメした梅雨が来た

緑色の葉が濃くなる
雨に濡れて潤う
自然の美しさを引き出す雨

今日も明日も明後日も雨

梅雨は雨一色
そう言っても
言い過ぎではな ...
終戦の日に69年まえを思う

69年まえのここから

69年まえのここではない場所を思う

そこにいるひとを思う

そして69年まえのひとから

69年まえのひとではない存在を思う ...
こういう気持ちの時は 誰かに会いたくなると 言うけれど


そういうものかな 


それは まだ幸せなんじゃないかな



ほんとに辛い時は 誰にも会いたくなんか ならんわい
君が笑顔で食事している

僕は 朝飯は吐気がして食べる気がしない

友達が結婚したと聞いた時 僕はおめでとうも言えなかった

さらに 子供まで出来たと 思わず すごいねと苦笑いした

...
あなたの目はガラスのよう

誰も受け付けないのね 私だってダメ?

憎いやつ こっち向いて

でも そのガラスの目の奥 入り込もうと

近寄れば いつの間にか割れてる どうして

...
今夜ここネバダ州ラスベガス
シーザースパレスで
史上最凶の二人が
遂に相まみえることになりました
解説の軍事さんに伺います
ズバリ、どんな闘いを予想されますか?

そうですね、両者とも猫 ...
同じ服装をしたサラリーマンたちの服の内側には
めいめい異なった種類の絵画が掲げられている
自分の絵を見せたくて見せたくて
それでも同時に会社の利益のために欲望を抑えるから
せめて外 ...
名刺を交換するように 
お互いの身体を交換する

いやッ、
あの
好感覚の感触が
指で 語る
お互いの一日の
良い所々について。

あ、

母音を胸に置き ...
ミルクと砂糖で誤魔化して
喉の奥まで押し込んで
苦味も酸味も無いような
そんな物など飲めやしない

白く濁してとろかして
舌の奥まで染め上げて
飲みやすいよう包み込む
そんな物など飲む ...
貴方はどうか 覚えておいて
確かにここに居たことを

貴方はどうか 忘れないで
確かな日々があったことを

貴方はどうか 打ち捨てないで
確かに触れた温もりを

貴方はどうか 留めて ...
ぼくらがこの身体から発して

世界を考え感じている限り

人生にはいろんないやなことがある

それがこの世に生まれてきた証だ

でもこの身体からだけではなく

時代や文化をこえて
...
はじめて見たとき、
歩き方にピンときて。

お互い隠してはいたけれど、
やっぱり同じところが錆びていて。

嬉しくなって、
同じぐらい雨風にさらされて(笑)
同じぐらい錆びついて(笑) ...
伽の無香が音を鎮め
光の皺が
あたたかな色を奪い
さらにさらに喉は渇く


小さな小さな氷河の夜が
常に足元にまとわりつき
骨の空洞を羽に満たす
震えを震えに重ねなが ...
     花 ふりつみて

      若葉 ふり

       蛍 ふりやまず

     星 ふりそそぐ

      みのり ふりはじめ

       枯れ葉 ふりおわり ...
あなたとの戯れに疲れ
白く塗りつぶされた心
もはや何人も入り込む
隙間さえなく息を潜む

生きた屍の日暮に一つ
許されているのは悶え
押し殺す声も言の葉も
漂う風さえ黙している

...
訂正前

 叛文の一部に娯起があります。
 釘正してお詫び毛しあげます。

       
       ↓


帝政中

 本文の一部に誤記があります。
 訂正してお詫び ...
 怖く無い
 たいていのコマンドは
 古いユニックスのそれで
 歴史的にMS社のアレより古い

 そもそも「端末」と言う
 考え方は
 大人数で一台のコンピューターを
 共有しようと言 ...
お岩さんを知っているでしょう
そう四谷怪談のひろいん
江戸時代
牡丹燈籠のお露さんと
番町皿屋敷のお菊さんと
三人で結成した
納涼しすたーず
せんたーでうらめしやをしていた
あのお岩さ ...
川開やめた煙草に点けたる火 工場の裏の濁流川開 たまやーの声の掠れる川開 私、私
僕、僕

僕がどんな一人称を使っても
私の勝手でしょ?
でも一人称が変わるだけで
私は
僕になって
僕が
私になるの
自分を偽り
他人を偽り
世界はこうだとか
...
女王様を縛ってテレビで野球観ている 血を吐いて蚊が死ぬ 仕事のない妖怪が雲を見ている 最近よく夢を見るんです
出兵直前のあなた
居間に堅く座って
じっと私を見つめておりました
いつもらしくないと思っていたら
軍服の釦が掛け違っていたので
やはりあなたはあなただ
と思いまし ...
あの日の海のお土産
S字になってへばりつく
海月の刺傷

海の中で
気が遠くなってしまって
その後は全然覚えてないの

でも確かに誰かに
抱きかかえられて
浜辺に座ったの
目 ...
もうそろそろ
前回の戦争にも
飽きた頃ですが
新しい戦争をするには
手続き的に時間が
掛かりそうなので
そうこうするうちに
完全にアホ人間だけで
構成されるように
なってしまいそうで ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ノウタケのスパゲッティドクダミ五十...自由詩214/8/16 15:24
日時計梅昆布茶自由詩1614/8/16 15:21
梅雨夏川ゆう自由詩114/8/16 14:24
終戦の日に吉岡ペペロ自由詩4*14/8/16 13:36
まだ幸せやん陽向短歌2*14/8/16 12:23
何か少しだけ哀しい自由詩7*14/8/16 12:13
もっと わからない自由詩3*14/8/16 12:07
高1女子vs.酒鬼薔薇花形新次自由詩014/8/16 7:26
ユニフォーム葉leaf自由詩114/8/16 7:24
ボディレンタル為平 澪自由詩214/8/16 6:01
甘いコーヒー夜月 天照自由詩114/8/16 4:02
貴方はどうか自由詩314/8/16 3:34
世界平和吉岡ペペロ自由詩814/8/16 3:15
お別れnemaru自由詩2*14/8/16 2:23
ひとつ 夜迷木立 悟自由詩314/8/16 2:11
ふる人へ石田とわ自由詩11*14/8/16 1:29
エコー・・・tamami自由詩714/8/16 1:09
訂正天地無用自由詩1*14/8/16 0:38
コマンドなんてドクダミ五十...自由詩114/8/16 0:05
右と左ただのみきや自由詩21*14/8/15 23:18
川開やめた煙草に点けたる火北大路京介俳句014/8/15 23:04
工場の裏の濁流川開俳句114/8/15 23:04
たまやーの声の掠れる川開俳句114/8/15 23:04
僕の私の一人称凍月自由詩4*14/8/15 23:04
女王様を縛ってテレビで野球観ている北大路京介自由詩214/8/15 23:04
血を吐いて蚊が死ぬ自由詩814/8/15 23:03
仕事のない妖怪が雲を見ている自由詩314/8/15 23:03
釦の追憶瑞海自由詩7*14/8/15 22:50
海月の刺傷自由詩3*14/8/15 21:52
もう飽きた花形新次自由詩014/8/15 21:51

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加筆訂正:
右と左/ただのみきや[14/8/16 5:17]
最期から二行目、しみじみをつくづくに変えました
4.66sec.