「ヒスフェル聖国でも、エインスベル様は戦犯なのだな?」
エイミノアが囁いた。ヨランはゆっくりとうなづく。
「それで、お前はいったい何をしようとしているのか?」
「それは、時が来れば分かります。エ ...
エイミノアとヨランとは、オスファハン邸の壁を昇って行った。
時折、窓から中の様子が見える。そこでは、
侍従たちが始終忙しそうに立ち働いていた。
それもそのはず。オスファハンはヒスフェル聖国の筆頭 ...
はっすることをおそれずにいてほしい
くりかえされたことがみのるとしたら
ときをのがさずにいてほしい
やすむたびにおそれはついてまわるけれど
おそれさえもじつにしてほしい
わがまま ...
私は影響されやすい性格である。
そう、自覚できたことで、随分気が楽になったような気がする。
前十年間の日記を読みかえし、考えたのは些細な現実の影響で、どれだけ心が騒ぎ、右往左往していた ...
○「短文」
あなたの詩は
短いからいいのよ!
とおほめの言葉をいただいた
長文の苦手な僕には
とても有難い言葉だ
○「医者通い」
今日は今から視野検査です
車で一時間かけて行きます ...
この時期になると
雑草がぐんぐん伸びてきて
家庭菜園の野菜を覆い隠してしまう
野菜が育つ時期には雑草も負けじと育つ
肥やしをやらなくても手入れをしなくても
ひとりでぐんぐん育つ
草取りや草 ...
妻はけさパン食べずに踊る
妻曰く幸せの舞妻踊る
怒れないわたくしがゴミ出しにゆく
ふりそうでふらない東より日出て
ぜんぶが夏草の夏草です
くすり服すこと ...
人間は一人立つ余地があればいきてゆけるものだ
人間は愛するものをうしないつづけてつよくなれる
だれもふりむかない路地裏の暗闇のなかに人生があったり
戦場を迎える兵士は誰に誕生日を祝ってもらえ ...
たにんを信じる、お茶碗の中に髪一本
テーブルを力を入れて拭く、また濡れる
気晴らしに歩くためのジャージの色に悩む
雨の朝、散歩を悩む。
重々しい声で ...
土曜日は海に行ってきた。借り直していたDVDの吸い出し作業がままならないままだったが、僕はでかけた。千葉の某所にあるそのビーチは初めてで、駅前はサーフボードで所々が装飾されたデザインだったので、少 ...
二〇二〇年十三月一日 「学園紛争」
ぼくは同志社大学の1980年度生だ。1980年度に入学したって話だけど、ぼくの大学一回生の後期の授業は、学園封鎖で潰れた。後期テストはレポート試験だった ...
俺はお前の血を受け、とある海の近くの工業地帯を流れる小さな河川で身を清めた、それでお前は溶け入って闇のものとなり、姿のないものとなった、それでも俺がお前を見失うことなどなかったし、お前もそのことは ...
私たちは同じ
深く澄み孤独
私たちは同じ
繋がり求め
燃えて、激しく燃えて
どうか、どうか
この反転する闇と光のなか
共にたましいを燃やして
求め合う、繋がり合う
孤独に澄 ...
パチ屋に行って7K突っ込んで負けた(´;ω;`)
静けさ 揺らす
にわかな雨、
光の空から
降り注ぎ
宇宙を回遊する言ノ葉たち
凝集しては散開し
思考の流れをこの界へ
屈曲しながら艶やかに
在る物、在る物、造形する
静けさ ...
ある朝
ちょっといくら何でも暑すぎやしないか
と思いながらカーテンを開けると
全天がアルミホイルで覆われていた
六月二十五日 日曜
天氣 雨
起床 六時二分
就床 十一時二分
朝遅く起きた
お勅語を書いたがなか〳〵うまくかけない
とう〳〵かけず終ひになつた
篠塚さんと一緒に行つて裁縫をする
...
‐
揺らめいて元通り、ツキの全部は月より日なたに、
勲章を燃やすとミニカーみたいに離れ離れ、
どこかの遠ゐ旅団が、めかし込んで返って來るんだ.
(心配しなくても、誰しも誰とも同じやふにはやれな ...
いつも穏やかな様子で
廻りを落ち着かせるあなたは
驚かない人でしたね
私がころんで膝を血だらけにしても
42度の高熱を出しても
他に好きな人が出来たと言っ ...
意識が躍動する朝に
子供たちが踊る
鮮やかに心臓が脈を打ち
光の街が浮き上がる
歓びに充ちた朝、
自分の存在の輪郭が
世界に溶け込み
深い深い息を繰り返す
わたしは生きるの ...
○「自己責任」
昔は
全体責任といわれたが
今は自己責任といわれる
どちらが生きやすいのだろうか
○「努力」
「努力にまさる天才なし」
昔は頑張ればなんとかなる時代だったが
今はど ...
網を這ふ新種胡瓜や北の窓
涼風や朝餉忘れて詩を詠みぬ
その人の思い通りに
ならないからって、
私が気に病むことはない。
遠雷
今日も私を生きる
いろいろと会話したら、
他の存在のために七割位
自分のために三割位の
力などを注ご ...
心には鉄の扉が閉まっている、だれにもみせない牢獄である
人生のさいごに悔いがあってもなお正々堂々死ねればしあわせ
すごいのは愛の言葉に照れた夜に世界を ...
とんとん階段を上ってゆくと
たんたんと生きてゆく
ことが大切なんだと想えた
天使が空からおりてきてくれているのは、夢
背中に翼がある、って歌に
泣いてしまった後悔を
し ...
この世は重大なものなのだと思うと
憂鬱になる
この世はどうでもいいものなのだと思うと
躁のようになる
鬱になるのもいけない
躁になるのもいけない
この世は重大なものでも
どう ...
一週間かけて部屋を片付けてからは
重力が光学的にはかられる
寝て起きて猫の暮らしみたいな
小さな論争が引き続いている
私には歴史がないのに
世界には歴史があるのがおもしろい
荷 ...
雲の自由さうつくしさ夏草
昨日は騒がしくけさは静かな、静かな
皿洗いして一日をはじめます
アイスコーヒーとってけさの夢を忘れる
落ち着いてひとひを大切にして
...
寝そべれば ただ、砂の城の住人になれた
ビーチボールから空気が漏れ出すような、
答えの見えない穴の空いた口先だけが
時と場所を超え、私に還ってくる。
亡き砂の浜はわだつみに近づいていく
水際 ...
盗賊ヨランと傭兵エイミノアは、
オスファハンの邸宅の前に佇んでいた。
「おい、ヨラン。オスファハンへの取次はもう済んでいるのであろうな?」
「取次ですか? そんなものが必要でしょうか?」
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
オスファハンと盗賊ヨラン(三)
おぼろん
自由詩
0
22/7/4 13:32
オスファハンと盗賊ヨラン(二)
〃
自由詩
0
22/7/4 13:31
それぞれにしんぞうへ
武下愛
自由詩
0
22/7/4 13:18
それでも私は詠みつづける。
田中恭平 n...
散文(批評...
0
22/7/4 8:49
独り言7.4
ホカチャン
自由詩
1
22/7/4 8:38
雑草パワー
〃
自由詩
1
22/7/4 8:25
自由律俳句 2022.07.04(月)
田中恭平 n...
俳句
0
22/7/4 6:58
猫の世話をするきみに
マークアーモ...
自由詩
2
22/7/4 6:15
午前四時半
秋葉竹
自由詩
0
22/7/4 4:52
海に暑いので出かけた
番田
散文(批評...
1
22/7/4 0:53
詩の日めくり 二〇二〇年十三月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
5
22/7/4 0:01
神は悪魔であり、その逆も然り。
ホロウ・シカ...
自由詩
0
22/7/3 21:45
どうか、どうか
ひだかたけし
自由詩
2
22/7/3 19:58
ある晴れた日に
布
自由詩
1
22/7/3 18:41
造形流
ひだかたけし
自由詩
2
22/7/3 18:35
暑さ
六井 象
自由詩
1
22/7/3 18:06
女學生日記 二十三
TAT
散文(批評...
0
22/7/3 16:17
〈あなたはあるの?〉を横目に神誕(うま)れてみりゃれ?
大゜揮∞ ₎...
自由詩
0
22/7/3 12:48
驚いて欲しくって
佐白光
自由詩
0
22/7/3 12:34
光の街
ひだかたけし
自由詩
4
22/7/3 11:16
独り言7.3
ホカチャン
自由詩
2*
22/7/3 11:02
涼風
松 けい子
俳句
2*
22/7/3 9:50
※五行歌 三首「宙の月」
こしごえ
自由詩
2
22/7/3 9:47
くちびる
秋葉竹
短歌
0
22/7/3 9:13
翼。
〃
自由詩
0
22/7/3 9:03
L'Organiste
ゆず紅茶
自由詩
1
22/7/3 8:40
光度
〃
自由詩
0
22/7/3 7:26
自由律俳句 2022.07.03(日)
田中恭平 n...
俳句
3
22/7/3 6:19
オブジェの令嬢
あらい
自由詩
0
22/7/3 4:38
オスファハンと盗賊ヨラン(一)
おぼろん
自由詩
1*
22/7/3 3:14
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
加筆訂正:
究極の自己犠牲というテーマ
/
足立らどみ
[22/7/3 17:07]
「低低レベルの小物の詐欺師」を変更しておいてあげるから、ごめんね
0.07sec.