【チンダルのはしご】
●●●●●●●●
●●●●●●●
●●●●●●われ
●●●●●かい無
●●●●つまりは
●●●てがかり無
●●いままで苦 ...
☆
岬の先端に
一羽の越冬燕が佇んでいる
仲間の到着を待って
長い苦闘に
羽根はぼさぼさ
やつれて見る影もない
運命に持ち運ばれたとはいえ
惨めな姿だ
越冬燕は仲間を待ち ...
本日の糸魚川は風が強くてね
雨模様なのだけれども 粒が大きい
ともすれば
アラレにも見えそうな雰囲気だけど
まだ透明
山側の庭園を出る瞬間に
ふと息の白さに気付くみたいに
...
かつて「夢のなかの同窓会」という短篇を書いてた
ノートを喪って
い ...
皐月きて澄み渡りたる蒼さかな
若き緑が眩しかりけり
朝は
明るいのに
もう
夕方のようだ
この部屋は
今朝の
労働は
宜しい
限り
ついえたものの
産声だって
聞く
春の道を
僕は
悠々
帰って
きた
非科学的に
...
すこやかに花をつけたる庭の木に
過ぎ行くいのち思い巡らし
春の風 街に吹き
駅前は 早送り
ララララ
春の風 街に吹き
グラスの氷 早送り
ララララ
春の風 街に吹き
僕もあの子に 早送り
ララララ
春の風 街に吹き
出会った ...
試聴機で 涙をこぼす 変な奴
街の廃墟に
ネオンだけが点いていた
残された無数の足跡に
波があふれ 消えていった
人々は荒れ地を進んでいた
空を覆う霧には
ここで終わる
と書かれていた
...
ナゼコンナカナシミダケガノコルナラあそびデセイカツ妻ムナワタシヨ
仮の名前でインターネットの空に飛び交う鳥の群れ
それぞれは何の関わりもなく その実体を知らない
飛びながら排泄される糞は 落ちてネットにこびりつく
そのなかで 詩をくちばしにくわえていた鳥た ...
蛇は見ただけで怖い
なぜだろう
アナコンダのような大蛇ならわかるが
指ほどの太さの蛇が
なぜ怖いのだろう
よく考えると不可解なことだ
僕の脳のずっと奥の方に
僕の知らない何かが
インプ ...
種をまけば
芽が出る
不思議だなあ!
芽が出ると
茎がぐんぐん伸びてくる
不思議だなあ!
やがて花が咲き実がなる
不思議だなあ!
僕は毎日何回も
不思議を観に行く
みなさま方におかれましては陽春の砌、ますます
ご清詳、ご健勝のご様子、お喜び申し上げます。
平素はいつもなにかとひとかたならぬ格別のお引き立て
ご愛顧にあずかりまことに厚く御礼申し上げます。 ...
ビニールの傘
雨の滴が伝う
船の帆のように
ピンと張って
緩むことなく
風には向かう
弱くない
ひるまない
ボタボタと
雨に打ち付けられて
音を立てるけれども
破 ...
雨水
泥水
ダダダダダ
削って
まいて
絡まって
雨水
泥水
ダダダダダ
叩いて
はがして
ダダダダダ
あれが
これが
流される
削られ
剥がされ
流される
...
昼過ぎに目が覚めて自暴自棄になってしまった日曜日の午後とか
誰にも祝ってもらえなかった誕生日とか
きみはそういう記憶に名前をつけて
また水槽に沈める
きみの水槽がまだ空っぽだったこ ...
守れなかった自分を抱き
失敗しかしなかった
一際甘やかされた時代が
今日苦労を運んでくる
時間の狭間を行き来し
運命は坂を転がるよう
言い忘れた言葉が
頭上で雨雲に変わる
また ...
最近、分からないことが多くなった。
とても抽象的で、
曖昧なことに限って、
深く、
夜の私を、
もっともっと、
ベッドに沈めようとする。
毎週火曜は血液検査の日。 ...
四月二十四日の朝
藤の花が咲いた
新聞に掲載された
藤棚の写真記事に
見付けたその名前を
読んだ私の心に
紫が咲き映えた
数年の間赴任した
先で数度接しただけの
彼女の姓 ...
ある朝神様が訪れ
世界を金色に変えて
日射しは蜂蜜の味になり
風はいつかの花の香り
人々は優しくなって
眠りは深くなった
時々は雨が降り
寂しさが夜を押し潰す日もあったが
...
答えてよ新宿
馬鹿馬鹿しいくらいに
線路が無数に重なって
枝毛だらけの細胞分裂
ヌケガラの街を
駆け巡り 人は どうやって
行きたい場所に辿り着く
...
テーブルの上のCD裏返したら書いてある
さようなら
もう一度確かめて捨てる
もう再生できない曲は
恋の歌
あなたの優しさを
僕しか知らないと思っていた
でもそれは違った
これから遠いと ...
***
【petit企画の館】
当館へようこそ!いらっしゃいました。
お気軽に中へどうぞ。
この館の【趣旨・目的】は、あくまでも「創作を促進すること」です。
------- ...
傘が小さくなっていく
見送る 見届ける
そこに入れる言葉を求めて
今日も喧騒をさまよう
馬に善悪知るよし無し
鹿に善悪知るよし無し
キツネに文学知るよし無し
人はなぜ死ぬのか
善悪を知ったからと言われる
キツネはなぜ駄句駄文駄歌しかつくれないのか
...
黒焦げのトーストがいいマーガリンでいい
バターじゃなくていい
蜂蜜は国産 養蜂屋の小さな店先のがいい
種類にはこだわらないがシナ蜜なら尚いい
雨が降る前に用事を済ませたいが
用事の方がは ...
月はせんべいのようだ
誰かフライパンでせんべいを焼いているのか
時にコンパスや分度器で書いたように
美しい曲線満ち欠け 美中の美
これを書いたのはピタゴラスか
はたまたデ ...
恋、パンイチで。
逃げられた残念。
ビクついてドボン。
とんずら交際中。
いつもディスカウント。
煙草はシケモク。
返す心。
お預け。
蓋はなし。
いつも蹴っ ...
日付順文書リスト
タイトル
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日付
即興ゴルゴンダ三部作【嗚呼 夢よ うつつよ】
るるりら
自由詩
0
18/4/26 17:46
越冬燕
杉菜 晃
自由詩
0
18/4/26 16:05
紅葉ブランケット
藤鈴呼
自由詩
0
18/4/26 13:44
水死人
中田満帆
自由詩
1
18/4/26 11:18
もみじ
カズくん
短歌
0
18/4/26 10:02
#81
詩徒(しと)
自由詩
0
18/4/26 9:45
いのち
カズくん
短歌
0
18/4/26 9:42
早送り
菅井亮
自由詩
0
18/4/26 9:33
試聴機
〃
俳句
0
18/4/26 9:28
ひとつ 常光
木立 悟
自由詩
1
18/4/26 8:16
妻という字にゃ勝てはせぬ
秋葉竹
短歌
0
18/4/26 7:41
さびしさは
こたきひろし
自由詩
1
18/4/26 7:11
蛇は怖い
ホカチャン
自由詩
3
18/4/26 6:02
家庭菜園
〃
自由詩
1
18/4/26 5:35
訂正とお詫び
一輪車
散文(批評...
0
18/4/26 5:08
気もそぞろ、雨の中
坂本瞳子
自由詩
1*
18/4/26 1:01
浸食作用
北村 守通
自由詩
2
18/4/26 0:37
17+5
tidepo...
自由詩
1
18/4/25 22:15
廃棄
ネン
自由詩
0
18/4/25 22:08
散らばった彼らへの考察
藤沢
自由詩
1
18/4/25 21:41
藤の棚
しょだまさし
自由詩
1
18/4/25 21:33
バター
ヤスヒロ ハ...
自由詩
3
18/4/25 21:26
答えてよ新宿
ハァモニィベ...
自由詩
2*
18/4/25 20:56
さよならCD
黒髪
自由詩
1
18/4/25 20:47
【petit企画の館】/蝶としゃぼん玉
会議室
18/4/25 20:33
作品NO89
空丸ゆらぎ・...
自由詩
1
18/4/25 20:31
馬に善悪知るよし無し
水鳥 魚夫
自由詩
0+
18/4/25 20:08
50階
ただのみきや
自由詩
3
18/4/25 20:07
月はせんべいのようだ
水鳥 魚夫
自由詩
0+
18/4/25 20:06
20180425_work0000@poetry
Hell ふ...
自由詩
1
18/4/25 17:07
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
加筆訂正:
心
/
カズくん
[18/4/26 8:11]
字余りとむかふとむかふるを修正
0.07sec.