静かな朝
君はチューリップを活ける
春の心臓を器として
脈打つ器の中で
朝の光を溜めてゆくチューリップ
を見ている君
を見ている僕
日本の財閥の勃興を江戸後期から現在までの
視野で描いた広瀬隆という方の『持丸長者』
という書物をネタにいろいろ書いてきたので
すが、この本、ひとつ欠点がありまして、
日本財閥生成の過程を江戸時 ...
気のつよいのは、はは
泣きべそなのは、ちち
そんなふたりに、わたしはよく似てる
いつになってもこのかなしさは
変わることがない
いつになってもこのさみしさは
何にも代わることはない ...
○「終活とは」
「死ぬまでにやりたいことはないか」
「死ぬまでにやり残したことはないか」
今度は 死から生を眺める期間である
ひな鳥の巣立ちの巣には{ルビ幸=さち}の枝
一回転しながら笑う春ツバメ
親の行方子の行方とも知らない日
目の前で生まれた命尊くて
一つの死そこから生まれ春になり
白鳥が運 ...
見上げた時には空があったのだけれど、見下ろした時には視線の先には水たまりだけがあって、すでに空に何があったのかも忘れていた。
そんな日はわたしもかつての恋なんかを思い出せるようで、ただしそれもな ...
深夜、ふと思い出し
夢の中でカレーライスの
分解を始める
専門の工具を使って
肉は脂身と赤身を分け
さらに赤身は一本一本
繊維のネジをはずしていく
ご飯の一粒は小さいけれど
...
これはロックだと思うこと、どうぞ。
20世紀はアメリカの時代だと語った人がいます。
ロックもお笑いも、一昔前 ...
いつもより遠く走らせた自転車
未知の風景に気もそぞろ
地に足が着かないって比喩じゃなくて
夕方、川に落っこちた
小さな魚がキラキラキラ
僕がいた、一瞬だけ
水は本当に綺麗だった
ゲラゲラ ...
真っ白な大地に紅い亡者がチロチロと
不吉な舌先で黒いヤモリを舐めながら行進している
灰色の雨が濁った街を濡らして
怒りと哀しみの入り混じる極彩色の絵の具を溶かす
人々の瞳に宿る炎が
どん ...
焦茶色の土に塗れ
横たわる聖護院蕪と金時人参
自宅裏手にある井戸で
背筋凍るような水を浴びて
凹凸の肌を露わにする
長い間固い土に埋もれていた彼ら
掘り出されてやっと日の目を見る
さ ...
短歌専用スレッドです。原則として一記事に一首。連作は禁止。
本気!浮気? …どちらでも。 ケータイ/パソコン →どちらからでも。
「自由詩」に対する「未詩」のような意味合いで、ちょっと31文字 ...
リリリリンと鳴く鈴虫の
涼やかな音に魅せられて
そっと瞼を閉じて暗闇のなかで味わう
掠れながらも必死に相手を呼ぶ
その切羽詰まった思いが
リズムとなって生を刻んでゆく
誰かに何かを伝え ...
舞い落ちる
舞い落ちる
花びらに埋もれて眠りに就きたい
潔良い花のように
波乱万丈の路を歩んで来た
想い出が有りすぎて
ぽろり ぽろりと喜びの涙が零れ落ちる
数えてきれない壁を突き破って ...
きょう、「のんでもいい」ぶんのお酒をのんでしまったら、お湯を一杯のんで、そしてまた「のまなきゃいけない」ぶんの薬を飲む。わたしは一生のうち、するべきぶんの恋をやり気ってしまっていると思う。思うのに ...
母子家庭
外食帰り
春の夜
空を貫いてく流れ星
そう言えば
あの日
君のアヒル口が
とびきり可愛くて
今思い返すと
なぜあの時
君はアヒル口なんて
したんだろうって
よく考えると
君は
俺 ...
最初は怒りと冷たい敵意
それでも私は嬉しかったのですよ?
私に真正面から話しかけてくれたのは
あなただけだったので
いつから変わったのかは覚えていませんが
はっきりと自覚したのは
「お ...
ぽかんと丸月の
薄雲る空に浮き出でて、
また不思議に甘やかな
にほひ辺りから漂い来て 、
あゝこの意識に時空の
溶ける融ける、蕩けゆく
駅までの道のりが
気怠い朝
右側に公園
木々から
ピヨピヨ
左側に民家
屋根から
ピッピッ
鳥たちは
何を話しているのだろう
ぼくは
真ん中で
おはよう
...
べいじょん
これはなんだ
アメリカ人だよ
べいじょん?
なに金持ちなの?
しらね
でなんだべいじょんつうのは
知らんて
お前が言ってきたんだろ
お前なら分かると思って
意味わからん ...
記憶はおそらくは戻らないだろう
泳ぎ去る魚がおそらくは戻らないように
春の大阪湾は
あまり悲しくなくて、いいな
バンコクハクランカイなんて
知らないけれども
夜 ...
「あした 先生はお休みします」
そういって以来さわぐち先生は
学校に来ない
もう二度と会えないんだという
くだらないうわさがガヤガヤと
一組と三組と四組には広まっている
...
ボーナス制度とは搾取ではないか。
封建制度の名残である。
賞与は褒美として渡される。
縛りつけるつもりなのだ。
(ボーナス入るまで、やめないでねって。)
給与だけなら12回の手 ...
すぐつもる
雨は
おととい
きのう
今日だよ
なあ
迷いに悟りまぜんな
何が?
もうええええて
かなしばり
目
横顔
それだと思ってたの?
あなた、ほ ...
そういえばあなたは 春がキライでしたね
春は余計に淋しくなってしまうからと
いつかぼそっとつぶやいてたのを
ぼんやり覚えています
今でもやっぱり 春は淋しいままですか
気 ...
飛ぶ鳥を“俺のものだ”とをのこ言う
鳥はもはや還る気もなし
○「愛情とは」
もっともっとあなたのことを深く知りたい
という欲求である
○「自殺予防」
踊りなさい
歌いなさい
飲みなさい
笑いなさい
○「理屈妻」
ああ言えばこう言う
...
人を処すのに刃物はいらぬ
リスパダールの3ミリもあればいい
毎日、微量の毒を盛り
病死に見せかけ死んじゃった
あ、歴史もびっくり現代の
やること変わらん人類史
隣りの国を嘲れば ...
アルパカに乗ってあなたは星に触れ
殺伐としていないのは鬱だから
ホトケノザなぜそんな名になりしかと
お向かいの煙突に二羽巣立つツバメ
ポップコーン携えいつかの小旅行
{ル ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
四月寸景
塔野夏子
自由詩
1
25/4/11 11:01
既存意識の全否定から始めては?
室町 礼
散文(批評...
1
25/4/11 10:09
陽が昇るまで
唐草フウ
自由詩
1
25/4/11 8:20
独り言4.11
zenyam...
自由詩
2*
25/4/11 6:54
つれづれと俳句(無季)
大町綾音
俳句
2*
25/4/11 6:08
一つの残余である夕べ
〃
自由詩
2*
25/4/11 5:53
カレーライスの分解
たもつ
自由詩
4
25/4/11 2:46
ロックって何ですかね
会議室
25/4/10 22:47
タイから来たアイツ
饂飩(うどん...
自由詩
3
25/4/10 22:15
憂う街の詩(ウタ)
栗栖真理亜
自由詩
4*
25/4/10 22:06
ごちそう
〃
自由詩
4*
25/4/10 21:56
ながしそうめん10軒目
会議室
25/4/10 21:53
鈴虫のように
栗栖真理亜
自由詩
5*
25/4/10 21:52
桜散る夜に
レタス
自由詩
4*
25/4/10 21:05
メモ
はるな
散文(批評...
2
25/4/10 20:41
かっとばせキヨハラくん
TAT
短歌
2
25/4/10 20:31
yedoensis
〃
自由詩
3
25/4/10 20:18
コメント
リつ
自由詩
2*
25/4/10 19:57
こんばんは
ひだかたけし
自由詩
3
25/4/10 19:03
朝の挨拶
海
自由詩
4
25/4/10 18:50
ちんちらかりら
陽向(2躯-...
自由詩
3
25/4/10 17:47
すべてを夢州(ゆめしま)のなかにかえしたとしても
秋葉竹
自由詩
3
25/4/10 15:45
双子の恋
〃
自由詩
3
25/4/10 13:52
懲らしめてやりなさい。
田中宏輔
自由詩
12*
25/4/10 12:27
またあもんくかえらいえ
陽向(2躯-...
自由詩
3*
25/4/10 10:52
しるし(改稿版)
涙(ルイ)
自由詩
5*
25/4/10 9:56
飛ぶ鳥
リつ
短歌
3*
25/4/10 9:29
独り言4.10
zenyam...
自由詩
2*
25/4/10 7:09
どいつの咎だ
りゅうさん
自由詩
4*
25/4/10 6:39
つれづれと俳句(無季)
大町綾音
俳句
2
25/4/10 6:16
1
2
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6
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10
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0.31sec.