やけくそになった時 何がしたくなるか?
鏡の向こうに住む 男に聞いてみた
奴はこう答えた お前と御同様
欲しいのは自分を 変えてくれる薬だぜ

町の空はビルに塞がれ カラスの群れがゴミを漁る ....
あなたの死体が
打ちあがる入江に
とうとう春が流れ込む

めだかの大群が弧を描き
光と影の
無数のオウトツが
あなたへ向かう

あたたかい波にたゆたい
塩に溶け
無機質な瞳が
 ....
ゲフィンやエピタフのバイヤーは旧ソ連に赴いてシュッとした金髪の青目のガキを獲るべきだ


勿論鬱屈した社会に唾を吐くような







ガチャガチャうるさい孤児パンクロ ....
リアルなところにいるキミがすき

あったかくて やさしくて
いいやつなんだ

日本酒ばっかのんじゃって
ご飯をちっとも食べないの

肝臓にわるいぞ
ちからが出ないぞ

あた ....
世にも心配症のジョーディが
世にも麗しいメアリー・スーに恋をして
昼も夜も悲嘆に暮れている
というニュースは

とおくジブラルタル海峡を越えて 
悲劇として 或いは 喜劇として
ロイター ....
地上で使った資料の多くを海の藻屑にする



書斎は浅い海の底
侵食された岩の本棚に
小さな貝が貼りつく
整理された書斎には
イソギンチャクや
蛸や珊瑚が棲みつく
海面 ....
春を待てば
冬を追いかけることもなくなる
空が白い
雪も
ことばもどこか
白濁するような気がして
ガラスを磨くように
推敲してしまう

幾重にも層ができ
こころの内は形を失う
 ....
生まれたばかりのころは
世界と自分との間に
境界線がまだなくて
自分が誰かなんて
どうでもいいことだったのでしょう

そのうち
自分の そとがわが
出来始めると
この なかみは
自 ....
三原色が肩を組む
交わり一つになったスクラムが
停滞した気持ちを動かす

真っ赤な嘘を
交わり一つの色が
忘却してくれる

フラットにしてくれる季節が
私達に接近してくる
春だ
 ....
昨夜わいわい
朝までざわざわ
朝の光が心軽やかにする

どこまでも行けそうだねと
笑い声がする

皆が帰り
皆が居なくなり

息づかいだけがそこに残り
そこに温もりがあったであろ ....
探し続けても
ゼッタイに見つからない
適切な私の
世界はまだ見つからない

救われたくて求める
言葉たちは知らない顔をする
意味など自分で決めるのだ
星はそうつぶやく

あるがまま ....
いつからだろう
わたしがわたしに
なれてしまったのは

やわらかなしかくい世界で
まるくなったとしても
とがってみたとしても
しか ....
蛇水愛
それは
愛の けはいに 水をさすこと

プリーズ
という声が聞えた気がして
ヘルプ
だったかもしれない


ありがとうを
ありがとうの意味のままに ありが ....
半身麻痺のお婆さんの
両手を引いて後ろ向きで歩く 
介護青年だった、10年前の僕 

いつも面会中にさりげなくにこやかに 
見守っていた初老の娘さんと 
古都鎌倉の喫茶「扉」で 
偶然顔 ....
眠れない夜は僕にはなかった
いつもヘドを吐きながら意識が戻ってくるだけで
眠りたいなんて思ったことは一度もなかった

腐った柿のヘタを何十個も飲み込んだあとに
胃の中に暴れ狂うミミズを一匹放 ....
世界が沈むのを待って
毛布を捨てる
分岐点が いつも鋭角を
僕に向けて迫るのを
思い出して目を閉じる

最終回は日常に潜むのを
忘れたと言いたくて
死にたがりを演じてた


 ....
うたは
くちびるからうまれる
のではなく
こぼれるだけ

うたは
じぶんが
出でるべきくちびるを
じぶんでえらんでいる

うたをうたっていると
思い込んでいるひとの
なんと ....
ことばなんて
ちっぽけだ

かさねても
いいわけにしか
ならない

いまならいえる
ことばがないから

だきしめたい
からだがないから
ディーバの死を
CNNのアナウンサーが
大げさに繰り返す
なんでクスリの所為って
言わないの。

ほら
リフレインしてるのは
馬鹿みたいに流行った歌の
高音のサビ、それから
あ ....
“ストライク ザ ポーズ”とマイゼルの写真で
世界を席巻したイメージの達人マドンナが
諧謔のモンスター、レディ・ガガを表敬したように
自らの薫陶を受けて来た
よりエッジーな新女王と交代する時、 ....
不幸の似合う女優さんって
近頃みかけないよね

それだけおんなが幸せになった訳ではなさそうだけど

ひたすら運命と向き合う生き方って
求められていないのかな




冬の日差し ....
買えません愛がどこかで売ってても お金が無いし働けないし

拾っては捨てる神しかいないのか次は死ぬまで愛されてたい

本なんて読んでる場合ちゃうかった正面の席美女座ってる

右腕にマリコ命 ....
文芸雑誌、「文藝春秋」(三月特別号)に載っていた、芥川賞受賞作2作を読みました。


田中慎弥著「共喰い」は、女性がひどい目にあってばかりいますが、全体を覆うのは、「男ってほんとにどうしようもな ....
本当のことを言えば
怠け者のくせして
食事のためには命をかけるが
やらなければならないことを何一つしない。

昼食がすわ一大事と
ランチタイムの作戦を
日がな一日考えて
値段と量と ....
猫には猫の言葉があり
犬には犬の言葉があり
鳥には鳥の
虫には虫の
花には花の
水には水の
苔には苔の
風には風の言葉があって
会話しているのだろう

地球と月も会話しているのだろ ....
彼女はこっそりと
自分の部屋のクローゼットの中で
自分だけの神様を祀っていた

一般に、である
神だとか 宗教だとかは
全く馬鹿馬鹿しい物で
馬鹿馬鹿しい物を本気で信じる人間は
奇異の ....
月はなに想う?
丸くなったりとがったり
それでも君を嫌う人はない

星はなに想う?
気まぐれに雲に隠れて
それでも願いをたくされる

空はなに想う?
いつもみつめられて重かろう

 ....
子を宿す誇らしさと後悔を
ごちゃ混ぜて女は吐き出す
野原の上に建っている家はとてもよい紅色
とても満足

まんぞく
足デ満タサレルと読めてしまう滑稽さに
ほほえむ
想像を絶する痛みを想 ....
かける かける
鍵を かける
うみが 飛び出さないように
ひらいための まぶたの先から
うみが 飛び出さないように
 ....
休んでる間に担当を変えられた
と嘆く彼女
突然だね というと
前から決まっていたらしい 一言もなく
休んでいるうちに外されたんだと激昂
おもしろくない と朝から大荒れ

だよね 嫌だねと ....
壮佑さんのおすすめリスト(5210)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
この素晴らしき社会- まーつん自由詩7*12-2-15
入江- 日野自由詩3*12-2-15
昔、えいぎょうの神さまがいて、神さまはまほうのように白ものか ...- TAT自由詩112-2-15
リアルに- 森の猫自由詩10*12-2-15
世紀の恋- 浩一自由詩112-2-15
海底の書斎- 殿岡秀秋自由詩1112-2-15
星々に促されて- かんな自由詩11*12-2-15
日記- そらの珊 ...自由詩312-2-15
- subaru★自由詩8*12-2-15
息づかい- 灰泥軽茶自由詩7*12-2-15
夜の扉- 朧月自由詩212-2-14
『やわらかな四角』- あおい満 ...自由詩9*12-2-14
蛇水愛- るるりら自由詩14*12-2-14
喫茶「扉」にて_- 服部 剛自由詩812-2-14
ラスティネイルをジム・ビームライでうんと濃く作ってくれ- 竜門勇気自由詩2*12-2-14
夜明け前- こういっ ...自由詩112-2-14
壁の空- はるな自由詩5+12-2-14
失恋- 小川 葉自由詩512-2-13
ソウル・ナイト- 御笠川マ ...自由詩512-2-13
ポップ_オン_ザ_ワールド- salco自由詩4*12-2-13
Shadow_Dancing(向き合うひと)- 恋月 ぴ ...自由詩24*12-2-13
データがありません- 北大路京 ...短歌27*12-2-13
芥川賞受賞作2作を読みました- ふるる散文(批評 ...6*12-2-13
Out_To_Lunch- ……とあ ...自由詩12*12-2-13
小夜曲- そらの珊 ...自由詩812-2-13
供物- 水瀬游自由詩212-2-13
夜の想い- 朧月自由詩312-2-12
産み月- ふるる自由詩9*12-2-12
『かける』- あおい満 ...自由詩6*12-2-12
なるようになる- 砂木自由詩13+*12-2-12

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174