ゴジラに破壊された街

昨日人が往き来した街
昨日車が往き来した街
昨日喧噪と怒号の街
昨日軍が往き来した街
昨日ゴジラが破壊した街


ゴジラが去って何も無い

人もいなければ ....
イヤイヤと横に首振る扇風機 自分についた嘘が真実になる 宇宙人みたいな顔のやつがTVに出ている
どのチャンネルに変えても、
出てくるのは宇宙人みたいな顔のやつばかりだ

そして久しぶりに街に出ると、
高級ファッションで身を固めた
超ド派手な宇宙 ....
五月の晴れ間

万緑にむかう木々

風にひょいひょいと揺れ

白くきらめいている

胸でそれを見つめている


ゴルフにゆくたび

山の雲雀や鶯の歌声がふくよかになっている
 ....
なんだか知らないけど子供四人と嫁さんがくるみたいだ
自分の子供ほどの歳だがまあいいか
なんとなくずるずると付き合っていた
あんまり恋愛感情も無かったしただ子供達が懐いてくれただけさ

まあい ....
天の川見上げて泳ぐ真夜中のプールの底は銀河の途中 子に差しのべた腕からは
女の斬られた両腕からは
水が滴った
血でなく間断なく水が
滴り落ちた

空に差しのべた腕からは
男の斬られた両腕からは
樹が生えた
蛆でなく際限なく枝葉が
 ....
太陽が沈んだら

星が煌めくでしょう…

君の一番の夢が

消え失せても

違う光が見えるかも…



君の太陽は本当に

太陽だったの

 ....
穏やかな
朝の何処かで
キジバトが鳴いているけれど
耳で
探しかけてすぐやめる

どうでもいいじゃないか
そんなこと

美味しい
朝の何かが
芳ばしい匂いをたてているけれど
 ....
アトムの水とか
いって
健康志向の
ジジイ、ババアに
売りつける
アイデアを
実現するために
電通の協力を
仰ぎたい
空白に 呼吸をためてうたいだす この息がまだ白くあれば 病室が白いというのは比喩である。

実際、リノリウムの床は薄い青緑色をしているし、ところどころ日ざしに焼けて黄色く変色している。
また、6人部屋のベッドのひとつひとつを囲うカーテンも同じような褪 ....
僕は
犬になった
小さな声で
わん、と泣いて
僕は犬になった

犬の生活は
ことのほか難しく
僕にはうまく
泣いたり笑ったり
出来なくなった

ことのほか
難しい事の他は
 ....
水の上で鴨が死んでいた
鴨が死んでいた所に今日は
ラップで包まれた焼きそばパンが三つ
誰かが冬の川に
凍えたモノクロに着彩をする。

水鳥が笑う
夜のまぶしさに鳥が笑う
いや、命を考え ....
あざみの花が咲いた
あざやかに 色づいた
笑い草が生い茂る藪の中に 野薊
たおやかな仕草で天につきさす刃の薊
白い卯の花の薫りの路に まごうことなく薊
どこまでも続く道のところどころに 負け ....
幼稚園のそばを通ると
叫ぶような声で子供たちが歌っている

歌っているというよりは
ぼくのわたしの声が一番大きいんだぞと
叫んでいるようで
うるさくてしょうがないんだけれど
楽しくなって ....
時代に迎合したものは
腐食しやすい傾向がある
二十世紀以降は特に足が早い
あなたがガスオーブンを被り
光速ロケットに乗ったあの日から
世界は五十歳ほど老けた
だがあなたの詩は瞳のように ....
破裂して砕け散るのか我が想いドンパラリラリ夏を越せずに 君の眼に広がる花火真近くで見られる場所が最高の席 頭からホームベースへ突っ込んで口に広がる土の美味しさ とうとう守護霊とか言い出したか 電磁波はタイムスリップしているという。

相殺されなかったクォークは未来から電磁波を引っ張ってきて調和しているのだ。

クロノスタシスとそれは似ている。

この原理をつかえばタイムマシンは ....
最後ですから百本を
断られて三十本
あなたを送る白薔薇たちは
一週間後に燃えました

木箱のなかのあなたには
みえましたか
ちゃんと香りましたか
それとも

壺の入ったさらにまた木 ....
             130525


窓の外と内とは温度が違う
風の強さも性質もまるで異なる
海と陸との比熱の関係だというが
それを証明するのはどうし ....
「ママ、なんでみどりなのに、あおっていうの?」
信号を指さして
そう問う
まだ乳くさい我が子を
天才だ! と思った遠い日

わたしは
なんと答えたのだろう

仮に
みどり、と名づけ ....
この幼い文字には記憶がある
漢字を覚えられない少年はそれだけで言葉を文字にする事が許されず
間違いばかりを指さされては 心を深く胸に隠すしかなかった


開け放なたれた部屋の小窓

文字 ....
新涼やコンビニ前に猫二匹 守護霊が質流れしている いつからだろう
背中に川が流れている
岸辺には
大きな榎の木がある

その川には
エノハという美しい魚が棲んでいた
むかし
榎の葉っぱが魚に変身するのを
おじいさんは見たという

 ....
壮佑さんのおすすめリスト(5210)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ゴジラ- ……とあ ...自由詩10*13-5-28
イヤイヤと横に首振る扇風機- 北大路京 ...俳句413-5-28
自分についた嘘が真実になる- 北大路京 ...自由詩613-5-28
宇宙人みたいな顔のやつ- atsuchan69自由詩12*13-5-28
五月の晴れ間- 吉岡ペペ ...自由詩413-5-28
嫁取り- 梅昆布茶自由詩713-5-27
天の川見上げて泳ぐ真夜中のプールの底は銀河の途中- 北大路京 ...短歌8*13-5-27
再世記- salco自由詩6*13-5-26
太陽と星- 多紀自由詩16*13-5-26
小満_(しょうまん)- nonya自由詩14*13-5-26
汚染水- 花形新次自由詩313-5-26
白い息- 小林螢太短歌1*13-5-26
病室- 73自由詩413-5-26
犬のぼく- プル式自由詩313-5-26
命というカテゴリ- プル式自由詩313-5-26
のあざみ- るるりら自由詩13*13-5-25
叫ぶ子供たち- 灰泥軽茶自由詩1013-5-25
プラスのイメージ- ただのみ ...自由詩18*13-5-25
破裂して砕け散るのか我が想いドンパラリラリ夏を越せずに- 北大路京 ...短歌413-5-25
君の眼に広がる花火真近くで見られる場所が最高の席- 北大路京 ...短歌4*13-5-25
頭からホームベースへ突っ込んで口に広がる土の美味しさ- 北大路京 ...短歌413-5-25
とうとう守護霊とか言い出したか- 北大路京 ...自由詩313-5-25
最近の宇宙論- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...713-5-25
三十本- もっぷ自由詩413-5-25
湯船が沖へ、水平線へ- あおば自由詩6*13-5-25
【仮にみどりと名づけてみる】群青五月のお題、緑から- そらの珊 ...自由詩20*13-5-25
ノート- ぎへいじ自由詩18*13-5-25
新涼やコンビニ前に猫二匹- 北大路京 ...俳句213-5-24
守護霊が質流れしている- 北大路京 ...自由詩213-5-24
榎の葉っぱ- yo-yo自由詩613-5-24

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