忘れてしまった時がゆっくりと蘇る

もう鋭い片鱗も無い 優しく語り合ってゆく

巡り会うそして 慰めあって生きようとする者たち

そう僕たちは回遊魚なんだ 自由を酸素として 常に泳ぎ続け ....
夜がしのびこんできた、体内に、夢の続きがみたくてごみ箱をあさった、夢のなかで、あんたの首筋から鎖骨にかけてのへこみに野花を飾って、希望とかなんとかについて語るわたしたちの唇に寂しい思いをさせないように .... ヘフナーのベースを背なにかき氷 ケーキを喰え 俺が作ってやる 祖父のお葬式で、母が私に涙を見せまいと向こうを振り返った時

本当に零れ落ちそうでした、それは

私は、あの時、大人になったと思います

自分の中の子供は全員死にました

祖母のお葬式 ....
星からおちた小さな人が 走る
走れることが ただ 嬉しくて
他の子たちが小さな人を 追いかける
笑いながら走っているから 追いかけたくて

星だったころだって 走っていた
回れ ....
どんっ ど ど どん ぱっ ぱら ぱらぱらっ
どんっ ぱらぱら


時計の針は 七時半

「そろそろ、はじまるころだものね」

どぉん どど どっ ばばばっ ど ....
なんだかね 熱いわ、すごく。

なんだかね ふわっと、するの。

体のこのへんが ふわっと、するの。


じりじりなるような アスファルト かげろうも泣くような アスファルト
 ....
 ほら、たべものがよかったのかなわたし、おいしくできてるからわたし、ほら、軟骨はつやつやとしてみずみずしく、膝はつやつやとして夜に半月映るし、ほら、かわいい服とかかわいい靴とか、化粧品たち、小物たち、 .... 35000フィートの
高さで
時速580マイルの
速さで
華氏ー45度の
冷たさで
まっすぐ伸びていく
今日の航跡を

昨日の
何処かから転がり出て
一昨日の
坂道に置き去 ....
ゆらめいている
薔薇沿線のかたわらで
白い女の子たちの
折り目正しい
プリーツの

祈りの姿勢はいつも
夏うまれの呼吸をついばんで
ひまわりの瞳の高さまで
つん と
背のびする
 ....
こどもが
しょくばにやってきた

こんにちはといって
やってきた

このくつのひといますかと
しょくばのひとにきいた

おこさんきてるよと
しょくばのひとがいった

 ....
      
    光と影が交差した
    あの日、
    蝉が死んだ               
    
    探し求めた、あの日から
    どこへ行ったのか
  ....
タバスコをピザに四、五滴土用空 お土産の賀茂茄子ふたつNEO TOKIO 君と棲んだアパートを壊す重機の名前がわからない 愛は心臓ではありません
ひと刺しくらいで死にません
悶え苦しみ血を流し
こと切れるまで幾日も
血が乾くまでに幾月も
断末魔のその姿
もとに戻るには幾年も


愛は蛙じゃありません
 ....
蜂蜜色した時間を歩く
裸足で歩いた夏の日は
今は慣れないヒールの下で
遠く揺らぐ陽炎と同じ
30℃をなんとも思わなくなって
私は私をなんとも思わなくなった
泣いて震えて地団 ....
僕はロボット 1953年生まれだ ガラクタを適当につなぎ合わせてできている
だが僕の父は天才科学者ではなかったので かなり杜撰な構造だがなんとか生きているさ

僕が生まれたのは三丁目の夕 ....
風が吹けば
裏返り 寝返る
白と黒 
どちらも表で
どちらも裏で

裏の中に表が潜み
はっきりさせないことが
生きる術
だというけれど
白 黒 × ○
二者択一を迫られる
意思 ....
【ロゼット風】


 両手両足は よく動く パペットマペットをつけたみたいに
 たんぽぽの根は 大地に動く
 たんぽぽの種は 空に動く
 いまは 雨で どこにもたどりつけないよう ....
覚えたてのシンカーの握りかたで
深く沈んでゆく
午睡

サイドハンドスローで
手渡された
ワンナウトランナー
八月二十日

野球帽のひさしの影に
そっと触れる
オーシツクツク
 ....
                   130717

無神論者はもちろんなんとも思わないよね
神様がいなけりゃ怖いものないと思っているんだもの
神は強い魂が生み出したものと ....
SEXの言葉小さく紫陽花忌 全裸じゃありません僕が考えたキャラクターのコスプレです (波が、足もとで。)

うまれたばかりの波の子らが
ころころと笑いあう
くるぶしの
ちいさな砂が
星のかたちの足あとをつけながら
ひそやかにのぼってくる
ふくらはぎの

わすれてし ....
森は生きている

時をかけ

重なり

消えて

変遷して

森は生きている


ぼくはにんげんから

木になった

木はにんげんよりも

長生きだから

もう死なないと思った

でもぼくは死んだ

 ....
雨のなかの馬
時間さえ檻のなかに閉じ込められる
そっと名前を呼んだ
季節が過ぎて青いさびしさが満ちてくる


後ろさえ振り向かず駆けていこうとする
雫のビーズをまき散らす夢よ
どうか名 ....
触れられない


ウミガメの産卵をはらはらと見つめるように
あなたの泣き顔を見つめる私です
あなたは苦しんでいるというのに
私はあなたに触れられない
透明なのです

朗々 ....
コンビニエンスストア
毎日欠かさず立ち寄って
まだ見ぬフレーバー探してる

微炭酸 無果汁 200円

喉元を過ぎる甘酸っぱさは
青春のそれとはまた違い
少し、少しだけ擦れている

 ....
壮佑さんのおすすめリスト(5210)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
赤い靴- 梅昆布茶自由詩713-7-21
空白になったら曲がれ- ざらざら ...自由詩1013-7-21
ヘフナーのベースを背なにかき氷- 北大路京 ...俳句113-7-20
ケーキを喰え_俺が作ってやる- 北大路京 ...自由詩213-7-20
なみだそれから- ohtaki自由詩313-7-20
星からおちた小さな人- るるりら自由詩17*13-7-20
はなび_ふる- カンナ自由詩5*13-7-20
げこうじかん_と_なつのみち- カンナ自由詩2*13-7-20
ショッピングモール- 片野晃司自由詩19*13-7-20
飛行機雲- nonya自由詩19*13-7-20
ゆらぎ/夏- 佐東自由詩10*13-7-20
- 小川 葉自由詩1213-7-20
白昼夢- 石田とわ自由詩13*13-7-20
タバスコをピザに四、五滴土用空- 北大路京 ...俳句313-7-19
お土産の賀茂茄子ふたつNEO_TOKIO- 北大路京 ...俳句313-7-19
君と棲んだアパートを壊す重機の名前がわからない- 北大路京 ...自由詩1013-7-19
ひとつの愛の死- ただのみ ...自由詩21*13-7-19
夏、暮れる- Mélodie自由詩613-7-19
昭和ロボット伝- 梅昆布茶自由詩1013-7-19
オセロ- イナエ自由詩12*13-7-19
【風】夏風オムニバス- るるりら自由詩14*13-7-19
クロスプレイ/八月の秒針- 佐東自由詩5*13-7-19
食べ物を残すと祟られるのだろうか- あおば自由詩17*13-7-18
SEXの言葉小さく紫陽花忌- 北大路京 ...俳句2*13-7-18
全裸じゃありません僕が考えたキャラクターのコスプレです- 北大路京 ...自由詩413-7-18
七月砂丘- 佐東自由詩8*13-7-18
森は生きている- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...513-7-18
雨のなかの馬- 石瀬琳々自由詩18*13-7-18
触れられない- 田園自由詩1013-7-18
零時七分の帰宅- 中原 那 ...自由詩613-7-18

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