天秤棒を肩にかけ  
目の前に{ルビ提灯=ちょうちん}を  
背中の後ろに釣鐘を  
ひょい、と担いだ布袋さん  

日々の仕事の重さをも  
ひょい、と上げ  
仄かな明かりを灯しつつ ....
それは現代詩
たぶん現代詩
祝!現代詩
頭痛に現代詩
ごっつ現代詩
馬の耳に現代詩
目.肩.腰に現代詩
とびだせ現代詩
ストップ現代詩
主演現代詩
脚本現代詩
監督現代詩
近日 ....
海底の遺跡の上に初時雨 レールがなくて芝生にころがっている ひとはまっすぐ生きられない
かならず、曲がり角はやってくる
見覚えのない交差点はこわい
視界の閉ざされた曲がり角は、もっとこわい

たとえば
人生がなくても小説は書けるという
それは ....
バニラはひとりでひびわれて
かわいた白い絵の具に似てる
さようならをするときに
呼んでほしい名前があった
この世に難しいことなんてひとつもなかった
手に入れたいものもひとつもなかった
 ....
春に冬眠 オープニングからサライ唄っている プライドや
スキルや
イデオロギーといった
後付けアイテムで体裁を整え
何層にも膜を張って
“ ハッタリ ”という殻で
コーティングしたら
実物より 
やや立派に見えた

だが
 ....
あるインターネットサイトで「もしあなたが、一日だけ可愛い女子高生になったらなにをしますか」という記事を見た。
マルキューで買い物?
美容院に行く?
ナンパされてみる?
いろいろ考えてみたけれど ....
陽のあたる書棚 憩う一羽の本

タランチュラのような手が二つ

美しい表紙を捕まえると

隙間なく閉じられた頁に太い指が滑り

弛緩した貝 白いはらわたよ

青く刺青された文字は星 ....
いつも待っている
誰かを
何かを

右手か
左手で
いつまでも招きながら

黄色い砂埃も

べたべたしたちっちゃな手も

酷い陽射しも

すぐに味がしなくなる憐れみも
 ....
じんわりと溶ける綿菓子紅葉狩り 同じ具のおにぎりばかり買ってきている 周回遅れで先頭の気分 肉体が発酵したことを示すように
汗は一枚の流れる衣服として肉体を飾る
俺は文明やら責任やら愛情やらの硬い網から這い出て
大地というまったくの物質に物質として衝突する
ここには人間はいないし ....
言葉って ドミノに似ている

並べ方は無限
どんなに時間をかけて並べられた大作も
たった1ピースで壊滅
うまくいくかどうかなんて
最後はほとんど 運を天にまかせるレベル

言葉って プ ....
穴を
かたっぱしから
うめたてて
苦情をうけて
またあけた
あたらしい穴は
みたり、つかったりするには
すこしあたらしすぎる

ふるい穴は
ひとつだけかくしてあるので
死んだ ....
遠い星までの距離を
なにをもって測ろうか

言葉でそれとも
夜の波の響きで
それともきみの血流の速さで

こころの深さはなにで測るの
ざわめく風のおとでそれとも
過ぎた日の木漏れ日の ....
横向きに生えし虫歯や干蒲団 泥仕合はじまってキングクリムゾン唄っている かつて
そこにあった川は
幸せが
そっと残酷に
空へ蒸発していくように
今はもうない

砂漠の砂の中で
生き延びた
いっぴきの魚が
乾いた瞳で
夜空を見上げている
流れ星がひと ....
赤は止まれ
青は進め
黄色は注意
生まれて初めて知った
極めて普遍的な社会ルール
それは母が私の手を握りながら
真剣な面持ちで教えてくれた

その日パシフィックノースウエスト地方を吹き ....
  あなたに梨の実を贈りたい
  寒く厳しい冬の夜に
  愛するあなたが
  梨の実の夢を見られるように



  くちづけは消えてしまうから
  抱きしめあった温もりも
  ....
 
花ぬすびとをききながら流れるのは一粒の涙

移ろうことが許せなくて怖かったあの頃

あの頃と同じ一粒




*YouTube 花ぬすびと (明日香)
 http://www ....
黒々と枝を拡げる
はだかの木
ひび割れた空の奥に
狼の貌が現れる

雲を裂いて
鋭く光る眼
夕陽を噛み砕く牙

ピアノ線に触れ
切れ切れに落ちる
はだかの言葉

燃えるランプ ....
まるで
30分で、いっきに大人になったみたいだったよ
疑問符そのもののような顔をして
檸檬が言った

エイヤパ・オパピ
洗濯船の僕たちよ
働くなかれ

突然 目の焦点を断ち切られたよ ....
新しい季節になったので、
しまいこんでいた靴を
取り出した。

かかとに葉の切れ端が
付いていたので、
つまんで取った。

なぜしまう前に
洗わなかったのかを
考えていたら、
 ....
スキップが出来た日
ひとりの道を楽しむ会の
仲間になった

逆上がりが出来た日
さかさまを楽しむ会の
仲間になった

しびびーが出来た日
くさむらを楽しむ会の
仲間になった

 ....
ジュリエットは泣いていた
あんなに固くかわしたはずの契りはなんだったのだろう
風と男は信用できないと泣いていたのだが
すぐに泣きやんだ

だって泣くのもけっこうつかれるんだもの
そして地中 ....
壮佑さんのおすすめリスト(5210)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
布袋さん- 服部 剛自由詩513-11-14
ようこそ現代詩地獄へ- 左屋百色自由詩12*13-11-14
海底の遺跡の上に初時雨- 北大路京 ...俳句613-11-14
レールがなくて芝生にころがっている- 北大路京 ...自由詩1013-11-14
曲がり角のひと- たま自由詩25*13-11-14
バニラ- はるな自由詩513-11-14
春に冬眠- 北大路京 ...自由詩313-11-13
オープニングからサライ唄っている- 北大路京 ...自由詩513-11-13
【_途上の人_】- 泡沫恋歌自由詩21*13-11-13
もしあなたが、一日だけ可愛い女子高生になったら何をしますか- アマメ庵自由詩213-11-13
朝の読書- ただのみ ...自由詩21*13-11-12
招き猫- nonya自由詩18*13-11-12
じんわりと溶ける綿菓子紅葉狩り- 北大路京 ...俳句613-11-12
同じ具のおにぎりばかり買ってきている- 北大路京 ...自由詩113-11-12
周回遅れで先頭の気分- 北大路京 ...自由詩913-11-12
労働- 葉leaf自由詩413-11-12
言葉って(再び)- Rabbies Diar ...自由詩4*13-11-11
うめたて- はるな自由詩513-11-11
distance- 梅昆布茶自由詩26*13-11-11
横向きに生えし虫歯や干蒲団- 北大路京 ...俳句213-11-11
泥仕合はじまってキングクリムゾン唄っている- 北大路京 ...自由詩313-11-11
砂の中の魚- そらの珊 ...自由詩1413-11-11
赤・青・黄色- 夏美かを ...自由詩28*13-11-11
梨の実の夢- 草野春心自由詩413-11-11
花ぬすびとをききながら- 殿上 童自由詩17*13-11-10
吠える- Lucy自由詩16*13-11-10
彩雲(さいうん)- 草野大悟 ...自由詩4*13-11-10
雪解けの靴- クナリ自由詩9*13-11-10
お天気倶楽部- そらの珊 ...自由詩20*13-11-10
その後のロミオとジュリエット- 梅昆布茶自由詩1113-11-9

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174