初めてのセックス 知らない人が死んだ日
誰もいない星に湿ったポテトチップス
番犬にならない犬がよく食べる
噛める下唇がない
つまり
ラーメンとか
カレーとか
ある程度
味とか想像できないとか
いやなんです
久々に聞いた
とか弁
僕らの世代の流行りだった言葉づかい
....
羊の影が
小径を歩いて行くのがみえた
人も居らず ごみばかり落ちている
その小径は雨の臭いに満ちていて
もう
まもなく、
日暮れが訪れる
マフラー ....
わたしに
ゆ という文字を
教えてくれた人は
あたかもそれを
ひとふでがきのように
描いてみせるので
その曲線の美しさに
魅せられたわたしは
日暮れて
昏くなるまで
いくどもそれを ....
いつもの窓からは
光が差している
塗装の剥げた電車が転げている
昼すぎに、森の気配は
いくつかの季節を巡る
まだ青い瞳で
私は階段を昇っていく
となりの部屋の人たちの
....
去年もあのチョコ売れ残っていた
立ち読みした本に涙落として帰る
あかつきに浮かび上がる
公務員宿舎と電電公舎
ひとり走って戸に挟む朝刊
サン、サン、イチ、ヨン、ニ、イチ、ニ
口をつく勢い
少年だけの暗号
また足音のように、それはやって来た
....
だから
直立猿人はマイルス・デイビスじゃないって
チャールス・ミンガスだっつーの
あいつは部室でカセットテープに録音した
直立猿人をよく聴いていた
そんな時のこんな会話を
あいつはきっ ....
(今のは、
)
うつむいたまま 石畳の下り坂に さしかかったところで
わたしの背中を押した 今のは?
眼下の階段には
無数の花びらの影が蠢いて なにやら
むぅら むら
無数 ....
月明かりに照らされ
髪の束の影ができる
イヤホンから流れるギター
熱いコーヒーが似合う夜
漫然と過ごしてきたようで恥ずかしいけれど
詩作をする間は
温度をかみしめ、心に種を蒔ける
....
一度だけ
父と取っ組み合いになった
後にも先にも
希薄な親子にとっての真剣な対峙は
それっきりだった
生意気盛りの高校生
飛行機が好きだった私は
トリポリでB747が爆破されるのを見 ....
足首のギブスやエディ・コクラン忌
ハズレくじで折った飛行機が飛ばない
横波 縦波 渦巻く世界
肩肘張って働いて
お疲れなんでしょうね
名も知れないゆきずりの肩に
頭を預けてしまって
安心しているあなた
満ち溢れる心労を
化粧に隠していても
あなたの髪 ....
そのわらべうたは
作者不明だという
畑に添って
作られた石垣
その隙間から
シダやペンペン草が顔を出し
しっぽがふたつに別れた小さな虫が
忙しそうに出たり入ったり
雨が降れば
水 ....
腐っても女子なのだから蝮蛇草
仏壇に供えるようなラブレター
拍手のタイミングがわからない
左手首の動脈を
右手の指先でさぐり当てる
脈に触れれば
自然とそれを数えてしまう
まるで
生きていることを
確認するように
えいえんに似たそのリズムを
日が暮れて
血の匂いがする ....
今夜ぬかるみそうですね
まだちょっと震えていて
瞳は亀裂して手招くのです
梢に掛ったビニール袋の
違和としての惨めさの中へ
眠りは逃げた僕から逆行した
福寿草のように笑う
気の早い毒 ....
地上に引き出された私の網膜に
無数の矢が
容赦なく突き刺さる
モグラになって初めて知った
過剰な光は
漆黒の闇よりもさらに凶暴で
瞳を凝らす事を禁じ
見る事を私に許さない
視神 ....
香典の代わりに蜜柑差し出して知らない人の通夜で寿司喰う
退屈について考える退屈
お父さんだけがスタンディングオベーションしていて嫌な空気
緑色の小鳥が歌います
夜の夢という名の
美しく透明な時と場所で
小さな嘴で泣くように歌います
墜ちたら死ぬのさ
飛ぶしかない
飛ぶしかない
それが僕の一生なんだ
....
いたずら 乱太郎
眠りを知らない時の神
人間の右回りに活動する肉体の細胞核は
騙された睡眠薬だ
無限に生きる術は夢で踊り
永遠の門番から渡された片道切符の切れ端の上で
一喜一憂して果 ....
壮佑さんのおすすめリスト
(5210)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
初めてのセックス_知らない人が死んだ日
-
北大路京 ...
自由詩
6
14-4-21
誰もいない星に湿ったポテトチップス
-
北大路京 ...
自由詩
3
14-4-20
番犬にならない犬がよく食べる
-
北大路京 ...
自由詩
5
14-4-20
噛める下唇がない
-
北大路京 ...
自由詩
1
14-4-20
とか
-
ichirou
自由詩
6*
14-4-20
羊の影
-
草野春心
自由詩
9
14-4-20
ゆ
-
そらの珊 ...
自由詩
26
14-4-20
二十一歳
-
アオゾラ ...
自由詩
12
14-4-20
去年もあのチョコ売れ残っていた
-
北大路京 ...
自由詩
3
14-4-19
立ち読みした本に涙落として帰る
-
北大路京 ...
自由詩
12
14-4-19
新聞配達_(夢喰植物)
-
乾 加津 ...
自由詩
9*
14-4-19
直立猿人をいっしょに聴けたなら
-
ichirou
自由詩
8*
14-4-19
当惑する桜色
-
るるりら
自由詩
10*
14-4-19
コーヒーと拠り所
-
モリー
自由詩
8*
14-4-19
亡父
-
山部 佳
自由詩
10
14-4-19
足首のギブスやエディ・コクラン忌
-
北大路京 ...
俳句
3
14-4-18
ハズレくじで折った飛行機が飛ばない
-
北大路京 ...
自由詩
6
14-4-18
私の肩を信じるあなたへ
-
イナエ
自由詩
15*
14-4-18
アルカディア
-
そらの珊 ...
自由詩
20*
14-4-18
腐っても女子なのだから蝮蛇草
-
北大路京 ...
俳句
2
14-4-17
仏壇に供えるようなラブレター
-
北大路京 ...
自由詩
3
14-4-17
拍手のタイミングがわからない
-
北大路京 ...
自由詩
5
14-4-17
夜の洞窟で
-
そらの珊 ...
自由詩
12*
14-4-17
コウフクノモノサシ
-
ただのみ ...
自由詩
18*
14-4-16
点眼
-
Lucy
自由詩
20*
14-4-16
香典の代わりに蜜柑差し出して知らない人の通夜で寿司喰う
-
北大路京 ...
短歌
3
14-4-16
退屈について考える退屈
-
北大路京 ...
自由詩
4
14-4-16
_父さんだけがスタンディングオベーションしていて嫌な空気
-
北大路京 ...
自由詩
6
14-4-16
夜の夢
-
atsuchan69
自由詩
12*
14-4-16
いたずら+イタ・ヅラ
-
乱太郎
自由詩
15*
14-4-16
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