はるののでツクシをつんでいるとき
かんぼくのあいだを とおりすぎるかげ
そいつはイタチだ
かんぼくのなかをのぞくと
なくしたスーパーボールや
ミニカーがみつかるにちがいない
イタチのこ ....
湿度を感じ 曇り空を此処に降らし
その灰色に害されない豊かな今の心を嬉しく思う
なんとものんびりとした時間を過ごすのだろうか
感謝は想うだけでは罪 そのようにも感じる
世の中に何が出来 ....
開け放った窓からカーテンがあふれだしたからオルガンを弾いてともだちと身体を絡ませておどる/まだ子供なのになつかしくなるような錯覚/点滴があと少しでおわるから看護師さんを呼んで/丸い体の看護師さ ....
パフュームとやさしい雨に包まれて君の背中にR-a-i-nと描いた
通夜を終えたタバコの煙が月まで昇っている
私の顔は古い写真のようだ
いや
私の顔は古い
このアパートに来たときにトイレの棚に置いた手鏡は
ほこりまみれで
何の役目があったのやら
ほこりまみれであること以外
何も特徴の ....
小さいころ、春になると
ばあちゃんと手をつないで
つくしを摘みにいった
いつも風が強くて
河川敷にはいっぱい
つくしが伸びていた
シャツにてんとう虫をつけて
ビニール袋につくしとタンポポ ....
そして
げんこつが口から出なくなっている
そして
窓もない玄関もない俺の部屋
そして
掃除してエアコンつけて誰もこない
そして
スロー再生しておっぱい見えない
そして
口裂け女の胸を ....
現代詩フォーラムという場所に限定していえば、ここに投稿されるいわゆるネット詩と呼ばれているものは膨大な数が毎日投稿されている。
タイムラインはよどみなく更新される。一日開かないだけで、ひとつの詩は一 ....
よく晴れた朝
新しい職場へ向かう
昨日の特訓で疲れているけど
今日も頑張れる
覚えなくてはならないことがありすぎて
頭がぱんぱんになる
あまり眠れなかったけど
ちょうどいい緊張感だ
....
【いとおしい 石】
真新しい制服をきて
さあ これから はじまりますよという玄関で
籠の鳥が けたたましくないていたから 鳥にも
ありがとう 入学してくるねって 声をかけ
ただいま ....
手賀沼やキラリ水面に春来たり
菜の花や見舞いの窓に陽の光
紫雲英田にブルドーザーが向かいけり
よくしゃべる星空に相槌を打つ
お年玉付きハガキに残暑お見舞いされている
短い夢の中で
大声で泣いた
会いたかった
探した
追いかけた
夢の中では
心が息を吹き返す
例えば
一日の疲労にゆらゆら身をまかせ
バス停まで歩く道
夕焼けでもない
うす曇り ....
今日は昼過ぎ、らーめん萬亀まで散歩に行ったら、いつもは行列なのに余裕で座れた。もしかしたら、昨日の夜、土崎のつけ麺店がテレビで紹介されていたので、そちらに流れたのかもしれない。
それはそ ....
娘の手帳に、平和になりたいと書いてあった
忙しい生活の31日の隣に小さく
彼女はもう
眠ってしまったのかもしれない
冷めたコーヒーと乾いたマフィンが
ずっと手つかずのまま
....
海の近くに本が落ちている
頁をめくると
漁師町の屋根はどこまでも続き
伝えたいことは
すべて終わっている
誰に叱られることもなく
海鳥が飛び方を記憶している
言葉の繊維で細い白く光る糸を紡いでゆく
ゆっくりと一日かけて語彙と語感とを撚り合わせて
染色を施して様々な色の糸に仕上げてゆく
それはやがて布地に織り上げられ
誰かの肌を覆い隠してその人自身の ....
まだ夏という季節が
迷いのない子ども
(のよう)だった頃の
残り香だけを頼りにして
つりがね草の
茎の中を歩けば
規則正しい配列の褥で
寝返りをうつ命たち
不完全な器を抱え
危ういバ ....
人の波を組織していく厳密な力学
かつて敵として対峙していた大きな炎
俺はあんたの姿を瞳の中に閉じ込めることができず
あんたは人との軋轢や制度との不適合を介して
俺の冴え渡った体に凍 ....
たまねぎの
ちゃいろの
うすかわを剥く
のり、で
はったわけでもないのに
なかみのかたちに
ぴたりとはりついて
かわいてしまった
うすかわは
もう
うすかわ以外の
何者でもない
....
初めておばさんと呼ばれたのは
娘を保育園に預けて働き始めた頃だった
仕事が終わって迎えにいくと
小さな子どもたちが
今度は自分の親の番かと
わくわくしながら遊んでいる
時間外保育の部屋 ....
今日は日曜日だから
病院の屋上で
ふんわりかすんだ景色と
ゆったり過ぎていく一日を
眺めていよう
近くを流れる川岸で
竿振る人がいて
逆さになった山の
頂上をめがけて振り降ろし ....
表通りはこんなにも穏やかなのに
私の心は悲しみの連鎖に怯えている。
残された時の歩みの中で、
一体何が出来ると言うのだろう。
愛する木々のさざめき、予感の連続。
ひと月。永遠のひと月 ....
ワッフルに君とふたりで挟まれて愛を失うことに怯える
盗聴器に子守唄聴かせている
ご近所 ご隠居 ご挨拶
暑さ 寒さも 彼岸まで
春だ うたえや おどれ YO!
机に載っていた、何枚かの
便箋は すみれ色をしていた
グラスに注がれた玉蜀黍茶を空にするまで
夕焼けをわたしは眺めていた……飽きもせずに
複雑そうなものごとが、ほん ....
壮佑さんのおすすめリスト
(5210)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
イタチ
-
イナエ
自由詩
18*
14-3-26
他愛のないかけがえのない
-
朝焼彩茜 ...
自由詩
13*
14-3-26
ミルク色の病院ダンス
-
ざらざら ...
自由詩
13
14-3-26
パフュームとやさしい雨に包まれて君の背中にR-a-i-nと描 ...
-
北大路京 ...
短歌
4
14-3-26
通夜を終えたタバコの煙が月まで昇っている
-
北大路京 ...
自由詩
8
14-3-26
私の顔
-
ichirou
自由詩
12*
14-3-25
つくしの佃煮
-
末下りょ ...
自由詩
12*
14-3-25
禁断の北大路京介引用詩
-
左屋百色
自由詩
15*
14-3-25
【HHM2参加作品】「旅立つということについて」小林青ヰ
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
8*
14-3-25
バイオリンを弾く猫の絵のついたマグカップ
-
Lucy
自由詩
22*
14-3-25
いとおしい_石
-
るるりら
自由詩
18*
14-3-25
春二題
-
……とあ ...
俳句
10*
14-3-25
紫雲英田にブルドーザーが向かいけり
-
北大路京 ...
俳句
2
14-3-25
よくしゃべる星空に相槌を打つ
-
北大路京 ...
自由詩
8
14-3-25
お年玉付きハガキに残暑お見舞いされている
-
北大路京 ...
自由詩
6
14-3-25
短い夢
-
Lucy
自由詩
11*
14-3-24
秋田散歩
-
小川 葉
散文(批評 ...
4
14-3-24
undefined_sign
-
mizunomadoka
自由詩
7
14-3-24
simple_plan2
-
たもつ
自由詩
12
14-3-24
紡ぐ
-
梅昆布茶
自由詩
17
14-3-24
覚醒五分前
-
无
自由詩
9
14-3-24
再会
-
葉leaf
自由詩
5
14-3-24
うすかわ
-
そらの珊 ...
自由詩
20*
14-3-24
【_おばさんラプソディー_】
-
泡沫恋歌
自由詩
22*
14-3-24
仙人
-
イナエ
自由詩
14*
14-3-24
岩手の父へ
-
ヒヤシン ...
自由詩
11*
14-3-24
ワッフルに君とふたりで挟まれて愛を失うことに怯える
-
北大路京 ...
短歌
4
14-3-24
盗聴器に子守唄聴かせている
-
北大路京 ...
自由詩
11
14-3-24
うかれ気分で
-
殿上 童
自由詩
11*
14-3-23
すみれいろ
-
草野春心
自由詩
8
14-3-23
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